京都国立博物館
平成知新館
9月13日にオープンした平常展示館です。
平成知新館オープン記念展 「京へのいざない 第1期」
期間:9月13日(土)~10月13日(月)
銹絵水仙文茶碗 仁清作
白濁釉の下に銹絵で水仙を描く。仁清と云えば鮮やかな色絵の作品で知られるが、この茶碗はいたってシンプル。金森宗和が母親の菩提寺・天寧寺に寄進した茶道具のひとつ。
伝源頼朝像
伝平重盛像
国宝。京都・神護寺蔵。この2幅と東博寄託の伝藤原光能像を合わせて「神護寺三像」と称される。
ほぼ等身大に描かれており黒色の束帯姿で手に笏を持ち佩刀している。
ところでこの三像は現在では別の人物を描いたものとされています。源頼朝は足利直義、平重盛は足利尊氏、藤原光能は足利義詮であると・・・
他にも足利尊氏像や武田信玄像などなど別人説があり、何がなんだか分からなくなりますねぇ。
布袋図 牧谿筆
東山御物。「眠布袋」と称されるように袋に寄りかかって眠る布袋が描かれています。
足利義満時代倉の管理を行なっていた善阿弥の善阿印が押されている。
豊臣秀吉が所持し、後に木下家定、高台寺と伝わった。
遠浦帰帆図 牧谿筆
東山御物。元々は瀟湘八景を描いた巻物であったが足利義満により切断されたモノのひとつ。大軸と小軸があり大きさから大軸の一図とされています。
伝来は珠光・織田信長・荒木村重・徳川家康・田沼意次・松平不昧。
達磨図 牧谿筆
東山御物。天龍寺蔵。横向きの達磨像で大きな耳輪が特徴的。
六代将軍・足利義教の「雑華室印」が押されている。西本願寺伝来。
牡丹図
高桐院蔵。二幅からなり赤・白・紫の牡丹を伸びやかに描いた作品で銭選筆と伝わる。
豊臣秀吉が催した北野大茶会で使われたとされています。
最近の「探訪」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事