北村美術館
秋季取り合わせ展「秋更の茶」
期間:9月12日(金)~12月7日(日)
佐竹本三十六歌仙絵 藤原仲文像
ご存知秋田佐竹家伝来の三十六歌仙絵巻よりの1幅。平安中期の歌人・藤原仲文の似絵で片膝を立てた姿で描かれているのが珍しい。
後京極摂政太政大臣像 俵屋宗達絵 烏丸光広筆
平安時代の摂政・九条良経を宗達がさらっと描く。歌の部分は烏丸光広筆で珍しくまともな字。
色絵瓢形扇面文香合 仁清作
小さく可愛らしい瓢箪型の香合に 扇の絵が描かれた仁清の作品。金森宗和筆の「瓢箪香合」の箱書き有。
織部写茶碗 銘 田毎 道入作
ゆがみを持った茶碗で、全体うす赤茶色に緑釉が一部かかる。ノンコウが織部焼を模して作った珍しい茶碗。
共筒茶杓 常修院宮慈胤法親王作
露は一文字、やや下り節で節下にゴマが生じる。近衛家熙が収集した茶杓を納める「予楽院茶杓箪笥」の内の1本とされており、嘉永六(1853)年に貸し出されて戻ってこなかった茶杓がこれに当たるのだろうか。
この北村美術館もはじめて訪れた美術館。展示室は小さくあまり展示品は多くありません(なので見たい道具がなかなか展示されないですが)。
また訪れたい所ではあります。
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