こんばんは、raziです
9月もあと2日となりましたね。
秋らしく?台風が来ています。被害が広がらないことを願います。
久しぶりの更新となってしまいましたm(__)m
今回は、前回の記事で速報を書きました、オイリーボーイさん主催1/32スケールGr.5耐久レースについて、あれこれ書いていきたいと思います。
かなりの長文となりそうです・・・。
まずは各チームの事前状況?を書きます。
※順番は予選上位から
はじめは「-Zin-」です。
こちらはZink工藤さんと地元で速いドライバーのO澤さんの組み合わせです。
O澤さんはオイリーボーイで3勝未満指定の日以降のレースで優勝しているので、唯一のオイリーボーイ3勝以上のドライバー2名の組み合わせです。
車両はレベルのBMW320i(インラインFR)とフライのランチャベータ(サイドワインダーMR)をテストしています。どちらもかなりの仕上がりです。私の予想では優勝候補の本命か対抗となる存在です。
次は「3F連合」です。
大家さんのM井さん、ラリースロット上位入賞経験者のT橋さん、そしてA達さんの組み合わせ。フライのポルシェ935(サイドワインダーRR)をRR仕様のままチューニングして、優勝するには充分なスピードで走っています。
「Team gas」は、地元トップドライバーのF崎さんとM田さんの組み合わせ。堅実なドライバーがそろった感じですね。
車両はMRRCのセリカ(サイドワインダーMR)。かなりマグネットを効かせた、コーナリング重視のセットに見えます。アベレージのペースは最速かと思われます。
「TMR」は、愛海ちゃん、愛海パパと私(razi)の組み合わせ。ある意味異色な?組み合わせです。事前練習の状況は、この後に書きます。
「チーム アイリス」は、今は新横浜ラーメン博物館内にある「アイリス」さんの常連メンバーで構成されているチームです。PLAFITのパンパシフィック選手権のファイナリストを含めた、YAGIさん、AKIさん、Tさんの3名で、ベテランらしい走りが期待されます。
車両はフライレーシングのカプリ(インラインMR)です。ノーマグ車両がベースで、車両のセットもマグネットの効きは「軽め」に見えます。ベテランの技量でカバーするのでしょうか。
こちらも優勝候補の本命か対抗となる存在です。
「LONDO BELL」は、1/32レースで優勝経験豊富?なW辺さんとH積さんのチーム。車両はフライのBMW M1(サイドワインダーMR)です。シェイクダウンは早期に行われ、かなりのタイムを出していましたが、ギリギリまでマグネットとモータースピード、乗りやすさのバランスを探っていたのが印象的です。
フライのBMW M1は、噂では、車両としては本命との見方が多く、複数のチームが抑えとしてこの車両を持っています。
「チーム ケイタ」は、ケイタ君とコイデさんの親子チーム。車両の準備が遅れていたので、ちょっと厳しい状況でしょうか。ケイタ君の元気な走りに期待です。
車両はレベルのBMW320i(インラインMR)で、Zink工藤さんのチューニング仕様と近い仕様になっています。
ではここで、「TMR」の事前状況について書きます。
車両のシェイクダウンはたしか3週間を切ってからだったかな?参加チームの中では遅めです。
ベース車両はsideWaysのカプリです。元々はFLAT6のアングルワインダーですが、レース規定に合わせる為に、モーターマウント部をSlot.itのSP缶用インライン0.5mmアップに変更しています・・・といってもほとんどボルトオンです
メインシャシーの切り込み線が入っている部分を切ればボルトオンでSlot.itのモーターマウントが搭載出来ます。
ただし、SP缶だとボディ内装が干渉するので、この部分を逃がす加工をして、紙で穴を塞ぎました。
今回、この車両を選択した理由は、
・この車両(sideWaysのカプリ)が欲しかった(耐久レース用ではなくて)。
・リヤホイールやギヤがネジ止め式で、その他駆動系やタイヤが実績のあるSlot.itのOEM(と思われる)である。
・軽量内装にはしたくなかったので、ボディを含めて軽く作られていて、そのままでも期待できる性能を出せそう。
この3点です。
事前練習では、Slot.itのレーシングマグネットの使い方の解釈が主催者と合わず、参戦を取りやめるかも考えましたが、ノーマルのマグネット(Slot.itのノーマルを含めて「ノーマル」として選別可能)でも、なんとかなりそうなスピードになりました。
この他には、モーターのピニオンギヤ側のシャフトのカットを認めてもらったのが大きかったです。
ある程度仕上がった車両を、愛海ちゃんに乗っていただきましたが、かなり扱いづらいようでした(愛海ちゃん、ごめんなさいm(__)m)。対策として、愛海ちゃんが走るヒートはモーターを変えて、ラップタイムより安定度を重視することとしました。
変更するモーターは、当初はホークモーターを予定していましたが、お店に在庫切れでレースまでに入荷するかわからない
レース1週間前の合同練習の際にメンバーで相談し、モーターはスケレのノーマルに変更しました(私はSlot.itの21500rpm)。こちらのモーターの方が愛海ちゃんが乗りやすかったようで、ラップタイムもベストでは6秒を切ることが出来たのでOKと判断しました。
今回の目標は順位ではなく、1200周としました。
具体的な予定では、
愛海ちゃん 1800(秒)÷6.4(秒)=281(周) ※端数切捨て
私(razi) 1800(秒)÷5.6(秒)=321(周) ※端数切捨て
合計周回数 281+281+321+321=1204(周)
こんか感じになればと思いメンバーで意識あわせをしました。
チーム名「TMR」の由来ですが、Tは愛海ちゃん親子の苗字のイニシャル、Mは愛海ちゃんのイニシャル、RはraziのRです
さあ、レース本番です。
予選は1分間の中で出した1周のベストタイムで競います。この上位から走行するローテーションを選択することが出来るので、結構重要な予選です。
予選結果は、先ほど書いたチームの順番となりました。
予想していたよりも速く、自己ベストに近い5.090秒を出しましたが、4位でした。
1位(4.992秒)から4位までは0.1秒未満と激しい争いです。
4番手では取りたかったローテーションは取れず、1ヒート目の1レーンスタートを選択しました。TMRのローテーションはレーンでドライバーを決めていて、2と3が愛海ちゃん、1と4が私(razi)で、愛海パパはリザーブです。
決勝内容は自身のチームが走行していたヒートのみ書きます。
1ヒート目は、4レーンスタートの「Team gas」F崎さんが快調に飛ばします。ほとんどノーミスで332周。これはこのレースのヒートベストの周回数でした。
私は予想よりも速いペースで走れていますがミスも多く、326周で2位でした。
この日、私は夜間の業務明けで職場から直接お店に向かった状況で、体調が今一だったのがミスが多かった理由の一つと考えております(言い訳ですね)。
2ヒート(自チームの)は3レーンで愛海ちゃんが走行。
レーンコンディションが今一歩な3レーンで奮闘しますが、怪しいオジサンたち?に囲まれているからかコースアウトもそれなりにあり、258周でした。
3ヒート(自チームの)は4レーンです。
ここで失態を演じてしましました。今回のレースはヒート終了時の止まった場所(正確には止まったコース板の先端)からスタートですが、今回はバンクの中からです。
なんとここで車両がスタックしスタート出来ません
マーシャルに押して頂きスタートしましたが、このコースをご存知な方なら分かるかと思いますが、人の手が届かないのでスタートまでに時間がかかり、数ラップは落とした模様です。
実は・・・練習から4レーンのバンクはアクセル全開で走行出来ない状態でしたが、アクセルコントロールすれば走行出来たので、車両はそのままにしていたのが、ここに来てこんな結果になるとは・・・修行が足りないです
スタート出来てからは、序盤はミスが複数回ありましたが、まあまあなペースで走行し、終盤にヒート1位に。317周を記録しました。
4ヒート(自チームの)は2レーンで愛海ちゃんが走行。先ほど30分走行を続け、このヒートも走行可能との事で走行しています。
3レーンよりよいペースで走行し、自己ベスト更新の261周でヒート3位でした。
合計周回数は1162周と目標には届かなく、結果は5位となりました。
1位は「LONDO BELL」の1245周
2位は「-Zin-」の1221周
3位は「チーム アイリス」の1217周
4位は「Team gas」の1194周
このような結果だったので、目標周回数でも4位だったことになります。
1200周を超えていると言う事は、平均ラップで6.0秒を切っているので、かなりのハイペースであったことを物語っていると思います。
「TMR」は、このような結果でしたが、このレース、楽しかったです
さて次回はどんな車両での耐久レースになるのでしょうか??
では、結果からいろいろなデータを出してみます。
ヒートベストの周回数は先ほど書いた「Team gas」F崎さんの332周です。
2番目は「-Zin-」O澤さんと「TMR」raziの326周。
3番目は「3F連合」M井さんの320周。
4番目は「LONDO BELL」(ドライバーは覚えていませんm(__)m)と「3F連合」M井さんの318周。
5番目は「TMR」raziの317周。
個人の周回数ベストは326周+317周の私(razi)です。
2番目は「3F連合」のM井さんで320周+318周。
F崎さんやO澤さんは、車両トラブルでご自身の2ヒート目に周回を稼ぐことが出来なかったです。
4ヒートとも300周を超えたのは、優勝した「LONDO BELL」のみです
3ヒートで300周を超えたのは、2位の「-Zin-」と3位の「チーム アイリス」です。
この結果を見ると、瞬間のスピードよりも、いかにトラブルを出さずにコンスタントに周回したチームが上位に来ていることが分かります。
今回のレースについての感想としては、予想と違い、フライ車両の駆動系にトラブルがあまり出ていなかったことです。
自チームとしては、それなりに、やるべきことはやったので、5位でしたが満足出来る内容でした。自チームの車両のシャシー側にトラブルが出なかったのは、自身の車両セットの方向性は間違っていなかったからと考えています。
レースが終わった翌日、気になった点についての確認に為にお店へ。
まずは4レーンのバンクでの問題に対処してみました。
単純にグランドクリアランスを上げたら、バンクを全開で走行でき、初めての4.9秒台を記録出来ました。
ただし、1レーンでの操縦性は悪化しています。今回は1レーンで煮詰めてきたので(実際に1レーンではトップ周回数を記録)、どちらを取るかは、もっと時間があればバランスを取れたのかもしれません。
また、マグネット位置を下げるために、リヤタイヤを削って(直径で-0.2mm)みたら、コーナーの安定性は若干あがり、ストレートは若干遅くなりました。さらには4レーンでは底着きがまた発生していたので、リヤタイヤ直径はレースでの設定でよかったのか判断に迷うところです。
今回のレースおよび練習は、今後のレースにおいて貴重な情報になったと思っています。
最後に参加車両の画像をどうぞ。
「TMR」の車両は画面右から2番目。
優勝した「LONDO BELL」の車両は画面左から3番目です。
今回のレースに参加された皆様、ZinkRacing様、お疲れ様でした。ありがとうございました。
今回はこれで終わります。
次回もスロットカーネタになる予定です。
ではまた。