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トリップ


角田光代 光文社

印象に残らない「ある日..ある街..ある人」の物語
リアルなのか..創りものっぽいのか?
その微妙なバランスが行ったり来たり..
さすが角田さんと思える文体に関心..

人の心を覗いているような気分だけど..
でも..人に作品の感想を話せないんですよね..
短編にありがちな話が終わってない感のまえに..
どの物語も本編に入ってない感じがしました..。

★☆☆
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赤朽葉家の伝説


桜庭一樹 東京創元社

山陰と山陽
冬は特に光と影そんな印象です..
海の色が違います..

この物語は「ミステリー」ではないです。
万葉、毛毬、瞳子...三代の赤朽葉家の女性が昭和史とからみます..
丹念に入念に書いているのに最後の結末で評価が低くなったのが
残念です。
直木賞前の実力でしょうか..

★☆☆
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家族八景


筒井康隆 新潮社

七瀬ふたたび..が話題ですが
彼女の最初の物語です..ガッカリ

中学生の頃..星新一派だった事を忘れていました..
久しぶりに読んでもだめだった..

良い悪いではなく..好き嫌いです..

☆☆☆

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愛しの座敷わらし


荻原浩 朝日新聞出版

第139回直木賞候補..
図書館でも人気です..

逆に直木賞候補が仇となったか..
普通に読めば秀作なのに..
構えてしまった..

来年は絞ってじっくり読みたいです。

★★☆
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夜の桃


石田衣良 新潮社

衣良さんのファンなら外したほうがいいかも..
エロ..いや..官能小説ですね..読んだ事無いから言い切れませんけれど..

新境地を開こうとぉ~
思い切って書いたらぁ~ぁ~
もしかして私小説かと疑われたぁ~

あると思います..



☆☆☆
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3/112


今年..読んだ小説は112冊..
今読んでる本がありますが..
たぶんこのまま八日目の蟬猫鳴り水底の森がBEST3になりそうです..
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孤宿の人(上)(下)


宮部みゆき 新人物往来社

和紙というかトレペで包んだような綺麗な本です。
上巻と下巻の800頁..お財布的にも体力がいりますから図書館です..

丸海藩は架空の藩ですが丸亀藩なんだろうなと思えます..
あとがきにも記載されていました。
読みやすく心に響く小説です..

宮部サンの時代小説はたしか3作目ですが、これほどの長編は初めてです..。
現代小説は模倣犯という超長編をよみましたけれど..

★★★
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狐火の家


貴志祐介 角川書店

貴志さんといえば「黒い家」「青の炎」
私の中で不動の作品です..。

この「狐火の家」は女性弁護士青砥&防犯探偵榎本の
「硝子のハンマー」でのもう1つの流れ..

短編なので薄っぺらさは否めません

★☆☆
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正直な娘


唯野美歩子 マガジンハウス

色々やってる作家さんみたいですね..
基本的には女性の小説だなと感じましたが
サクッと読めます..

世界は変えられないと知ったから、わたしは自分のほうを変えることにした。
から始まる15Pまでが一番面白かった..

★☆☆
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長崎くんの指


東 直子 マガジンハウス

この時期に読んで正解だったかな..
登場人物が寂しい

背景にトレペをかぶせてしまうようなコントラストの低い印象は
パステルカラーとはまた違います..

表紙は人を表しているのでしょう..
根無し草の様なさまよう主人公にはきっと苔も生えないのでしょうけど..

★☆☆
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何も持たず存在するということ


角田光代 幻戯書房
小説だと思って借りました。
借りたからいいか..

読みやすい角田さんの日常エッセイです。
1つ1つが短く持って歩くにはいい感じ..
評価はどうしよう..
エッセイの評価なんてどうしたらいいのだ..

バス
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チーム・バチスタの栄光


海堂尊 宝島社

面白い本でした..まさしく一気読み
一気に読めるし一気に読まないと綺麗に着地できないかも知れない..
白鳥...向かい合わせで話したくないです。
彼のたとえ話が最高で、背中越しに覗き見している分には面白い..
黒崎教授とのやりとりは何度も吹き出してしまった..。

映画はなぜ主人公を女性にしたのか不明..です
というか誰一人としてピッタリなキャストはいません..
阿部chanは白鳥ではないでしょう..
映画は華が必要だから?

そうかなぁ

★★★



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荒野


桜庭一樹 文藝春秋

桜庭一樹で荒野..知らない人が聞いたら荒くれ者の物語のようですが
そう..私の男の桜庭さんです。この本は三部構成ですが...
第一部/第二部の間が空いているらしく、直木賞後は第三部のみらしいです。
第一部と第二部を1巻/2巻としてファミ通文庫で呼んだファンは
第三部をあれだけ待った結果の..このまとめ方に不満があるでしょうし..
私の様に「私の男」が桜庭さんの始めだった読者は体感馬力の弱さを感じます..
この2者には飢餓感による作品のレベルが不満だと思います。
何の情報もなく「ポンっ!」と読まされた場合は面白い小説だと思います。
なんとなく....どことなく「耳をすませば」っぽいですが...

第一部/第二部の頃の桜庭さんはもういなくて
でも..物語は終わっていない..
その部屋を自分はもう出たけれど、鍵を閉めていない感が
このまとめ本になっているのだけれど
違う自分を第三部でいきなり出せないで、
あの頃の自分を装って書く第三部はきつかったのではないでしょうか?

それは吉田まゆみの「おはようポニーテール」の後数年後に
別の単行本の片隅に数十頁にわたりそっと載っていた「五年目のポニーテール」の様な
作者からのプレゼントのような気持ちではないと思いました。


★★☆

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ロック母


角田光代 講談社

彼女の作品は女性にしか解らない部分が多くしみ込んでいて..
それが解らないにしても読み入ってしまいます.
「ゆうべの神様」
川端康成文学賞を受賞した「ロック母」
「父のボール」

どれも深かったです..

★★☆
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ウツボラズラの夢


乃南アサ 双葉社

アサさんらしくなくて減点..
滑走路からの離陸が良かっただけにさらに減点..
事件も無く..話の展開に面白みが無く..大減点..

いかん..今週三連敗
映画がヒットだっただけに..
いやはや..(苦笑)


☆☆☆
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