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僕のなかの壊れていない部分


白石 一文 光文社文庫

主観が入りすぎ..
最近..主人公に賛成できない小説が
増えて来てるかな..
続けて白石の本を読むと結構きつい..
時間を置きましょう..

☆☆☆
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KIDNAP TOUR


八日目の蟬もそう
角田サンの作品は「びゅん!」と急に離陸する事が合って
「いまいちだなぁ」と思いながらも読んでしまいます。


夏休みの第一日目、私はユウカイされた。



最初の一行に「期待感」感じます..
カタカナの「ユウカイ」が八日目の蟬ほど重くないと..
挿絵がほのぼの感をプラスして...
あとは「娘を誘拐した理由」と「その要求」が楽しみで
最後まで読んだのですが.......

美味しいお刺身が食卓にあるのに「醤油がない..」そんな
物足りないどころではない「足りない!」感のある作品でした..


☆☆☆
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アカペラ


山本文緒 新潮社

本のタイトル「アカペラ」
大人が書く子供の物語..
よほどの事が無い限り「子供のフリ..」が見えてしまって
つまらない物になる
「意図」や「作戦」が見えてしまうこの手の作品に
面白い作品は少ない..なので苦手..

もう1つのお話「ソリチュード」こちらの方が面白かった
実家と両親は不変だと思い込んでしまう..
そんな感覚があります。
実家に帰るとずっと変わらない自分のタンスや台所の砂糖入れ..
恥ずかしそうに新顔で座っている加湿器...
そんなアンバランスな感覚が不思議なんです..

★☆☆
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私という運命について


男が読んでも彼女の深い心の部分には届かないのだろうと思う..
そして男性作家の男の気持ちを持った女の気持ちは..
作品の本質的には言いえていないと思う。
いくら作家に優秀なブレーンがいても性別の壁は越えられない..

主人公の仕事、結婚などに揺れる10年は、男のそれとは違う
男の10年は坂だったり同じ歩幅の階段だから
大きなルート分岐になりにくい場合が多い
主人公の自分の運命に対するドライでクールな第三者感のある目線は
やはり作家が男だからでしょうか

★★☆
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十字路


僕がサスペンスを好きでいるのは
子供の頃に愛読していたポプラ社の少年探偵団シリーズの影響だと思う。
舞台は洋館、地下室、蔵..それだけでも子供がドキドキする場所だった。
怪人二十面相シリーズの中で「死の十字路」という作品があった。
特に記憶に残っているのは、シリーズでありながら異質な作品だったから..。
なんだかリアルで、子供心に江戸川乱歩らしくないと感じていた。
のちに江戸川乱歩賞選考委員「渡辺剣次」の未発表作品を
スランプに苦労していた乱歩がリメイクしたのだと知った..
少年探偵団シリーズが好きだったのに、一番好きな作品が
乱歩オリジナルではないこの作品だったことに、複雑な気持ちになった。

「死の十字路」は子供用に書き直した作品
オリジナルのタイトルは「十字路」
伊勢商事社長の伊勢省吾は宗教信者の妻を嫌い若い女秘書を愛していた。
ある日..彼女のアパートに二人でいる所に刃物で押しかけた妻を
省吾は絞殺してしまった。(浜村淳風)
妻の死体をどうするか..悩んでいた省吾にある思いがひらめいた。
春美とドライブした藤瀬ダムの古井戸に捨てよう..。
もうすぐあの村は湖水に沈む..
水入れ直前のダムの底に死体を隠す..
そうだ..あの古い井戸に彼女を捨てよう..。(浜村淳風)
もう子供の小説ではないでしょ?

藤瀬へ向かう省吾は新宿ガード下の十字路で突然の事故に会う。
いつの間にか車内にはもう1つの死体が..
その夜、神宮外苑の十字路で二つの運命が交錯するぅ...(浜村淳風)


★★★







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どれくらいの愛情


白石一文 文藝春秋

運命という内容に今の自分には読み込んでしまう内容でした。
「20年後の私へ」「どれくらいの愛情」が特によかったです。
血も涙もある小説に「うるっ」っとしたり..

福岡の言葉が好きでして私はね..
優しかった祖母の街なので..

「食べりぃ」の愛情ある言い方は
色々なあの日を思い出しました...

★★☆
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ビター・ブラッド


雫井修介 幻冬社

面白い小説は磁石に引っ張られる様に目が離せないのですが..
これは、軸のぶれた感があります。

事件と親子関係が上手く絡み合えば面白かったのですが..
読んでいて..話の先が読めたので..しんどくなってしまった..

★☆☆
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予定日はジミー・ペイジ


角田光代 白水社

なんか変な小説だと思った..
中途半端にリアル..
角田サンの日記?エッセー??

違うよね..
あとがき読んで納得..

1頁の文字数が少なく改行の多い
台本の様なセリフ小説?(こんな言葉があるかは不明)なので

サクッと読めますけれど...........

★☆☆



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局アナ安住紳一郎


小学館 安住紳一郎

TBSラジオ954kHz「安住紳一郎の日曜天国」を好きで聴いています。

でも残念ながら..私は神戸在住なのでラジオが聴けません。
Podcastでダウンロードしています。

でも残念ながら..フルでは聴けません。
このPodcastは、ほとんどがオープニングトークです。

でも残念ながら..すぐに聴けません。
アップされるのが日曜の夜だからです。


この番組を聴きながら月曜の朝通勤します。

このオープニングトークがなかなか面白いです。
それまで..私は安住さんの印象はあまり良くなく
女性に人気なだけのアナウンサーかな?と思っていましたが。

知識があって..
ユーモアがあって..
ほんのり毒があって..
人情があって..

実に魅力的な方だとこの番組で知りました。

そんな内容の本です。

※Podcastのアイコンは写真合成です。あしからず..

★★☆




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氷の華


天野節子 幻冬舎

デビュー作ですか..
今後のご活躍をお祈りいたします。
罠の仕掛け合い..先の先を読む詰将棋のよう..

ストーリーは面白いけれど
主導権をひっくり返す瞬間の衝撃が無く
結構だらだらと進みます。

★★☆



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シズコさん


佐野洋子 新潮社

苦手なエッセイだと知らずに借りてしまった。

私は自分の母が好きなので
面白くなかった..。

☆☆☆
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パラレルワールド・ラブストーリー


東野圭吾 講談社文庫

読みやすさで言えば読みやすいです..
さっと読めます..
サッと読まないと..だれる内容。

クオリティはどうか..
いつもの良い悪いではなく好き嫌い..

帯に書いていました。
アイデアが生まれたのが20代
小説にしたのは30代
そして今ではもう書けない

そうでしょうね
人は進化し..そして成長しますから

40代の僕には幼稚でした..

★☆☆





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永遠の仔


天童 荒太 幻冬舎

子ではなく仔..
この理由が読んで解る本です。
重い..だけではない天童さんの思いがしみ込んだ本でした..

僕には重いかな..

★★☆
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木漏れ日に泳ぐ魚


恩田 陸 中央公論新社

不思議な小説でした..
演劇の台本を読んでるみたいだった
恩田サンの独特な世界です..
いつもの好き嫌いの話ですが
今回の恩田さんの作品は好きな方です

★★☆
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新潮文庫 乃南アサ

上下巻の大作で音道刑事シリーズ
「凍える牙」の続編で期待は★★★

結果...

「立食パーティーに行って来たよ」

「美味しかった?」

「うん..まあまあ..」

「何食べたの?」

「え~っと...」

「何が美味しかった?」

「え~と..え~っと」


こんな感じ..

主役を立てる割には話の軸がぶれています。
面白い展開にいつ届くのか..
期待しながら話は終わって行きました...

★☆☆
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