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afternoon of winter

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half

No.0099
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模倣犯 全五巻

宮部みゆき 新潮文庫

全五巻...

読み手の一縷の望みも叶えてくれない絶望感が悲しいです。
結果を先に告げられ、その結果に向かって
ぶれる事なく淡々と進むストーリーが恐く、悲しく、切ないです。
五冊にもなると登場人物のストーリーにからむ厚みと深さに
誰が主人公で...だれが真犯人で...誰が犠牲者か....
途中で混乱して酔いそうになりました。
しかし目的地まで続く「ICの無い高速道路」の様に話が真っ直ぐなので
五冊も読んだと言う気がしません。

「そうだったのか・・」と言う逆転の大きな驚きはありませんでしたが
行く先を告げられ目的地は変わらないと知りながら
その「行き方」に引き込まれる展開でした

後半から名前が変わる○○は「事件」の中の思わぬ「事故」に
主役の座を奪われた感覚を取り戻したかった....
なんて今の世の中....ありえる話なんですからいやですね
自分に対しても「模倣」だったのでしょうか。
こんな日本になりつつある現状が(もうなっているのかな)悲しいです。
作り話だと...恐かったと...本を閉じた時に終わる話でいて欲しい
サスペンスは娯楽だから楽しいのですよね....


五冊になると金額もはりますし、
面白かったと一言でオススメできない作品です。
借りれるなら貸してもらった方がいいかな...
この後、私の本は..母→上の妹→下の妹..
そして彼女達の友人によって回覧ツアーに旅立ちます
帰ってくるのかな???w


最後に涙で終わった(私だけ??)のが以外だったかな

★★★
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feb


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