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ボロボロになった人へ

リリー・フランキー 幻冬舎文庫

これはリリーファンのモノでしょうか?
「東京タワー」を読んでいないので、リリーらしさ??がわかりませんが..
ブラックな星新一さんという印象をチョット感じました。
良いかどうか解らない作品を解ったフリをする必要もありませんので正直な印象は..
所々に苦笑してしまう様な、いただけない嘘が落ちていて、美味しくなかったです。
基本的に短編は苦手です..高度がどうしても低いですから..
ラストのタイトルでもある「ボロボロになった人へ」は小説かどうかも不明..
作家が有名になる弊害はあると思うのです..東野圭吾さんを見ているとそう感じます。
街を歩いても..美術館にいても..カフェにいても..
干渉されない放牧状態が名作を生むんだと思います..(笑)
作家は一生分創造してからデビューしてください..
なんて馬鹿な気持ちになります。
祖父が朝日新聞に居た頃に、会社の銭湯に毎日来ていた「汚いオッサン」がいて←祖父の言葉引用
デビュー前の松本清張だったとか..(笑)

☆☆☆
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赤×ピンク

桜庭一樹 角川文庫

直木賞を獲る前の作品です。
文庫本なので当たり前ですね。
話題にならなかったのは...
そういう事で万人受けしないって事です..たぶん
賞をとったので昔の作品を..商業的な話ですよね..
「ルパン三世ファースト」や「ガンダム」や「ウルトラセブン」の様に
放送後に話題になる場合もありますから桜庭さんのそれまでの作品が
今後どうなるかは私には解りません。
この作品は..少女漫画的なストーリーで
読む方にとって三振か場外ホームランか..ですね
少女の内面に関しては男の私には賛成や反対ではなく
「共感できない」や「実感できない」が正直な所です。
私はファウルかな?良くも悪くも彼女の作品なんだなって思います。
今後の彼女の作品に期待します。

☆☆☆
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