乳と卵

川上未映子　文藝春秋

何度か本屋で手に取っていたのですが
レジまで持って行かなかった本なんです..
定価で買うのにためらった私..
amazonの中古を半額で購入しました。

なんと芥川賞作品を3時間で読めてしまいました。

ただ最初の数頁に30分くらいかかってしまいました。
改行のない大阪弁の洪水にうまく滑走路まで行けなかったのです。
文字になった大阪弁は読みにくいですね関西人なのにね..
これは小説でしょうか？
大人の作文と言った方がいいかな

彼女の中のサブカル的な部分に微笑んでしまう私がいました。
彼女自身の「女性」に対する引いて見ている部分があって
女性はこの本を読んでどう感じるのかが気になります。

困りました..どう評価しましょうか..
作品の魅力に気づいていないだけでしょうか？
お名前の様に「未だ私には映ってきません..」

もう一度読んでみます。

★★☆

父の腕時計「SEIKO sporit」

ただいま時計入院中です..
昨日西宮の実家に本を届けに行ってきました。
使っていないからと父の使っていた腕時計を持って行けと母..
「借りる..」と私..「使わないからあげる..」と母..

まあとりあえず借りてきました..

高い時計ではないけれどSEIKO sporitは
今も残っているシリーズなんですね..
日付や曜日や24時間が針で表示する珍しいタイプです..
裏の品番で検索するけれど出てきません..
WATER RESISTANT 10BAR
防水のようです..（笑）
ANTIMAGNETIC 60G
なんだろ？解りません..

結構お洒落..

狐闇

北森 鴻　講談社文庫

「旗師」宇佐美陶子のシリーズの続編です。
前作の「狐罠」が面白かったので読んでみました。
巻頭での読者を引き込む競り市の場面や、
魔境の謎めいた部分はさすがです..。
物語の厚みや深さがあるのでネットで調べながら読みました。
その辺も楽しい部分です。

ただやっぱりシリーズは第一作を超えられないのが常で
今回も同じ..「狐罠」の方が面白かったです。

★★☆