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選挙に行こう


一騎打ち..
さてさて..
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桐野夏生 集英社

マスクの次はネットでも入手困難な「1Q84」
64冊所蔵していても神戸の図書館は1155人待ち...W
でも別の図書館では1冊しかないのに110人待ち..W

大騒ぎしている「1Q84」とほぼ同時に発売された小説
桐野さんとの出会いは衝撃の「OUT」でした。
ドラマにも映画にもなった私の中の名作
外に向かって行く「OUT」の正反対で自分の中に向かって行く内容
※注意同じ荒涼たる魂の遍路ですが続編ではありません

真実は、真実ではない。真実と思えたものを書いた時点で、
それはフィクションになる。
それを知っている作家は、真実と思える物を魅力的に、そして面白く書く
そのために真実に間違えられるフィクションが必要、
だから作品はすべてフィクションである..

作品の中の一文です..
この部分が余計に桐野さんと主人公「鈴木タマキ」が重なります...W
「○子」をA子としない事で顔の真ん中にぽっかり開いた空間の様で
リアル感のある..そして存在感の無い人物になっていて
上手いなと感じました。

面白かったです。

★★★
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