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富・物欲の神 Mammon(マモン)

2023-03-04 15:27:14 | 哲学・宗教・思想
キリスト教には、Mammon(マモン)という言葉があります。 これは富、物欲の神(Mammon)。 悪の根源の富、拝金(Mammon)。 「マモニズム」は拝金主義。

人は真実の父なる神と、マモン(富・物欲の神)と同時に二神に仕えることはできない。 これは、新約聖書の中の、イエスの有名な言葉だと言います(マタイ伝6章24節)。

アメリカは誰もが知る建前はキリスト教の国ですが、本質はマモン教=拝金主義の国であり、日本とかヨーロッパが血統による貴族制度に対し、アメリカはお金による貴族制度です。 ここらを十分に理解していないと、政治・外交、またビジネスでも間違ってしまいます。


ドイツの文化哲学者・歴史学者のオズヴァルト・アルノルト・ゴットフリート・シュペングラー(1880-1936)は、アメリカ・ロシアといった非ヨーロッパ勢力の台頭を受けて書かれた『西洋の没落』は、直線的な考えである当時のヨーロッパ中心史観・文明観を痛烈に批判したもので、その影響は哲学・歴史学・文化学、芸術など多方面に及びました。

シュペングラー(Spengler)によると、文明も一つの有機体と同じで、春(誕生)、夏(成熟)、秋(老化)、冬(死)の循環があるとしています。 彼は、文化の第三段階の最終局面において、都市と貨幣の勝利が達成され、そしてそこから文化の死にゆく形態としての文明に移行する。この文明は、貨幣の支配=至上権から出発し、民族は解体し手、世界都市、世界主義(ワンワールド)を形成すると言います。

シュペングラー説によると、ギリシア文明は一つの有機体として完成した、すなわちすでに死んでいる。 次のローマ文明も同じ、ローマの後は、イスラム。  そしてひとつの文明体としての西洋が登場するのは、8,9世紀カール大帝(シャルルマーニュ)が西ヨーロッパ(今のドイツ、フランス、イタリア)を統一して、ローマ法王によって信施ローマ帝国皇帝として公認された時であると言います。

このようなものとしての西洋(ヨーロッパ)は産業革命によって、冬の季節、つまり老から死の局面に入る。 それをシュペングラーは『西洋の没落』と名付けました。


ここからが、われわれ日本人にとって重要なことですが、幕末に日本人の目の前に現れた西洋は、すでに没落に向かいおいて死にゆく状態にあったにも関わらず、阿呆の長州をはじめとする維新政府には、そのようには見えませんでした。 西洋は没落・転落に向かうどころか、天下無敵、全知全能の唯一絶対神として、この地球上の永遠の支配者として君臨する人類普遍の文明であるかの如くに、当時の日本人には映ったのです。


そして、世界でもっと長く続く王朝(天皇)を、自ら孝明天皇を暗殺し断絶させ、聖徳太子が残してくれた『神仏需集合思想』により、一人の個人の中に、他の宗教を受け入れ宗教によるおbかな戦争を排除し、偏見なく他の高度な文明を受け入れ発展する素晴らしい文明を自ら捨て去り(殺し)拝金主義に走り、自滅して言っているのです。 


・薩長(岩倉具視・伊藤博文)に毒殺?された孝明天皇
 https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/23b130eafb6f149738362cc3645a7106


多くは言いませんが、若者たちが老人を襲い暴力で金を奪うメディアを賑わせている「ルフィー」など、どこの後進国の話かと思ってしまいます。 

新興宗教団体のカルト統一教会のインチキ詐欺商売で儲けた金で、選挙応援してもらって当選させてもらっているのが日本の政権与党の最大派閥であるというあきれるほどの情けなさ。 

国民、それも若い世代を犠牲者としてまで、自分の欲望(当選・財産形成)を達しようとするあまりに情けない政治家たちにもつばを吐きかけてやりたい気持ちです。

挙句の果ては日本を露骨に侵略してくる中国の習近平を国賓で招待する日本の総理大臣・安倍晋三。 彼を愛国保守と持ち上げる阿呆の信者たち。阿呆の限度を超えています。



・安部晋三(元首相)暗殺の真相
 https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/248f02534766af6fb01e2bb9b671ea31
・東京裁判 満州国の阿片ビジネス、そして台湾
 https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/c4f9ebaa96dc1348f1967828d1f74b7f
・ (1/2) RAA(特殊慰安施設協会:実態は日本の婦女子を使った売春慰安所)と新憲法成立
 https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/908e0d440f4b25304e3f51a68268af58
・ (2/2) RAA(特殊慰安施設協会:実態は日本の婦女子を使った売春慰安所)と新憲法成立
 https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/fddd4a30968ea3102a3364b01e8788f5




また戦後、アメリカを絶対神のごとく洗脳され、今日小学生でもTOEIC900点取る時代に、英語しかできない阿呆の自称エリートたちが「アメリカでは・・・」といって、多くの人に馬鹿にされているのも知らずに無邪気に阿呆な言論を展開、拡散しているのです。 

シュペングラーは、一つの有機体としての個々の文明には、固有の性格、特徴があると言います。 つまり文明体の小姓であり、アイデンチティー(主体性)です。 シャルルマーニュに始まる西洋文明の「個性」はファウスト的魂であると言います。

「ファウスト博士」とは、16世紀ドイツに現れた物語です。 ファウスト博士は、悪魔メフィストフェレスと契約して、いかなる願望も実現できる魔力と引きかえに自分の魂をメフィストフェレスに売り渡したという。 この物語は二度、16世紀末、英国のクリストファー・マーロウ、そして18,9世紀、ドイツのゲーテによって戯曲化されました。

シュペングラーの見方が正しいとするなあば、ファウスト的魂を悪魔に売り渡してしまったのだから、自分の中に魂は存在しないのです。 魂のない人間をゾンビといいます。 つまり、西欧人の正体はもはや拝金主義のマモンに毒されたゾンビ人間になってしまっているのです。

ゾンビ(Zombie)は、魔法で生き返らされた死体、ブードウ教の蛇神、西インド諸島原住民の迷信で死人を生き返させるものですが、上記西洋のゾンビと少し違うように思います。

今日、欧米の文明全体が、まるごとマモンという悪魔崇拝教に冒されているのです。 またそれに続く日本も。 今日、道徳も倫理もクソもありません。 国民のリーダーたる自覚のない阿呆の政治家と、彼らに尻尾を振る阿呆な哀れな国民ばかりなので仕方ないのでしょう。



L・F・セリーヌは、シャルルマーニュのときにすでにヨーロッパには、ユダヤが浸透寄生していたと述べています。この場合、ユダヤとはユダヤ商人、ユダヤ銀行家、ユダヤ金融財閥を指します。ユダヤは金(money)、貨幣、黄金(Gold)と直結しています。


・ロスチャイルド財閥-111 国際金融財閥の序列
 https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/af41696ec05203f68b46d63b897e9b3d
メソポタミアで文明が発達した理由、そして人類史最強のユダヤ
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/da24b8967a8dfbfeaf5c41515bc1f5d0


シュペングラーは、西洋文明は、シャルルマーニュ(カール大帝)に始まると言います。 その説をとrならば、西洋文明は出発点から、ユダヤ=マモン教に取りつかれていたことになります。 その点では、つまりユダヤ=マモンの神による汚染度において、西洋文明はギリシアともローマともイスラムとも、そしてギリシア以前とも異質であると言えます。

セリーヌによれば、シャルルマーニュの宮廷に浸透したユダヤは、大帝が死去するとすぐに、その王国を三つに分裂させ、そしてそれらを互いに喧嘩させ、殺し合いをさせる作戦を立てたと言います。 このユダヤの作戦はまんまと成功して、それからというもの、フランスとドイツは1000年以上にわたって間断なく殺し合い、憎しみあっていると言っています。

セリーヌの言うところが事実であるとすれば、西洋文明は、そもそも誕生の原点においてユダヤ=マモン教に汚染されており、その1200年以上の歴史は、ユダヤ=マモン教が宿主である西洋を食い尽くしてゆく過程であると定義できるでしょう。



(参考)
・高利貸し金融の起源
 https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/d56d74720732e857457ca3eed4768b1d
・ユダヤ教とグローバリズム、そして軍需産業
 https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/4e72aabfe26b5c0785a7772bf8409fb2
・ノアの呪い と 黒人差別
 https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/2249ddeed98bdc201a35db01d5d38957
・太陽神・イエスキリストと天文学
 https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/329148ff2f4f762b3a7d203f7c5d0ffe?fm=entry_awc
・死海文書、クムラン宗派、エッセネ派
 https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/950af9e424405a6efe8cb9e7dba89f33?fm=entry_awc
・イエスキリスト、ルカの福音書、そして死海文書(TOLANDVLOG)
 https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/06d90484871819eef0c8bc3b6904f2d3
・ルターとカルヴァンの宗教改革
 https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/fcc7bca631afd3ba0047b8353528494a
・ロスチャイルド財閥ー85 ヴェネチアの黒い貴族: 人類史絶対勝者のルーツ
 https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/ee17d9c2af99e8fb646a1c44d6e8e129







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高利貸し金融の起源

2023-03-04 02:13:38 | 日本経済・金融・給料・年金制度

西洋社会では、現代のユダヤ国際金融資本の由来を、古代バビロン(現在のイラク)に求めています。 バビロンは、ある種の神殿祭祀を中心とする神権国家でした。 その神殿に信者たちは、財宝を献納するだけでなく、その他に金銀などの貴金属を預託します。

神官たちは、預け入れた財宝の預かり証を発行し、そして神殿はその金銀を、利子をとって他の信者に貸し付けます。 これが西洋の悪魔主義的金融業の起源としているようです。 キリスト教の「新約聖書」の一説『ヨハネの黙示録』にも、大大淫婦バビロンの話がでてきますよね。

神殿そのものが金融業を営むのではなく、神殿に寄生するかたちで、利子をとって金(money)を貸し付ける民間金融業者が発生したといいます。 宗教と高利貸し金融業が合体融合したのです。

ユダヤ人は、バビロンに捕囚されて学んだのでしょうか?


バビロン捕囚
バビロン捕囚(バビロンほしゅう、Babylonian captivity)は、新バビロニアの王ネブカドネザル2世により、ユダ王国のユダヤ人たちがバビロンを始めとしたバビロニア地方へ捕虜として連行され、移住させられた事件を指す。バビロン幽囚、バビロンの幽囚ともいう。

概要
ネブカドネザルはユダ王国(南王国)の首都エルサレムを攻略した。ラキシュやアゼカを含め、ユダの他の都市も征服した。ネブカドネザルは、生き残った人々の大半をバビロンに強制移住させ、人々は捕囚にされる。 最初の捕囚は紀元前597年に、その後、紀元前587年または586年、紀元前582年または581年、最後の捕囚は紀元前578年に、行われたとされる。 流刑の後、ユダヤ人はアケメネス朝ペルシャの初代の王キュロス2世のキュロスの勅命(紀元前538年)によって解放され、故国に戻ってエルサレムで神殿を建て直すことを許される。

ユダの捕囚民
ユダの捕囚民の大部はバビロニアにあるニップル市そばの灌漑用運河であるケバル川沿いに移住させられた(『エゼキエル書』による)。この地域はかつてアッシリア人の要塞があったが、新バビロニア勃興時の戦いによって荒廃しており、ユダヤ人の移住先にここが選ばれたのは減少した人口を補うためであったと考えられる。一方で職人など熟練労働者はバビロン市に移住させられ主としてネブカドネザル2世が熱心に行っていた建設事業に従事することになった。

『エゼキエル書』などの記録から、当初ユダの捕囚民達はこのバビロニアへの強制移住は一時的なものであり、間をおかず新バビロニアは滅亡して故国へ帰還できるという楽観論を持っていたといわれている。これに対しエレミヤとエゼキエルはエルサレム神殿の破滅が近いことを預言し、繰り返し警告を与えたが「救いの預言者」と呼ばれた人々は楽観論を吹聴してまわり、捕囚民達は滅びの預言に耳を傾けることはなかった。しかし、紀元前586年にエルサレム神殿が破壊されると、ユダの捕囚民に広がっていた楽観論は粉砕された。


ユダヤ人とバビロニア文化
すぐに故国に帰れるというユダヤ人の希望は幻と消え、長期に渡ってバビロニアに居住することになったユダヤ人は現地の文化の著しい影響を受けた。1、2世代を経るうちに、捕囚民の中にはバビロニア風の名前を持つ者が数多く現れた。エホヤキン王の孫ゼルバベル(「バビロンの種」の意)の例に見られる如く王族の間ですらその傾向は顕著であった。

また月名にバビロニア月名が採用された。旧来のユダヤ月名は「第一月」「第二月」のように番号でもって呼称されていたが、これが「ニサン月(第一月)」「イヤル月(第二月)」のようにバビロニア名でもって呼ばれるようになった。

そして文字文化にも大きな影響が齎された。旧来の古代ヘブル文字に変わってアラム文字草書体が使用されるようになり、文学にもバビロニア文学の影響が見られるようになった。

一方でバビロンのユダヤ人たちは、バビロニアの圧倒的な社会や宗教に囲まれる葛藤の中で、それまでの民族の歩みや民族の宗教の在り方を徹底的に再考させられることになった。宗教的な繋がりを強め、失ったエルサレムの町と神殿の代わりに律法を心のよりどころとするようになり、神殿宗教であるだけではなく律法を重んじる宗教としてのユダヤ教を確立することになった。

また、この時期に神ヤハウェの再理解が行われ、神ヤハウェはユダヤ民族の神であるだけでなくこの世界を創造した神であり唯一神である、と理解されるようになった。バビロニアの神話に対抗するため、旧約聖書の天地創造などの物語も、旧約聖書学で「第2イザヤ」「祭司記者」などと呼ばれている宗教者たちにより記述されていった。後のローマ帝国以降のディアスポラの中でも失われなかったイスラエル民族のアイデンティティはこうしてバビロン捕囚をきっかけとして確立されている。


バビロン捕囚の終焉
西暦前537年の初めごろ、ペルシャの王キュロス2世は、捕らわれていた者たちがエルサレムに帰還して神殿を再建することを許す布告を出した。総督ゼルバベルと大祭司エシュアに導かれた、4万2,360人の「流刑囚の子ら」に加えて、7,537人の奴隷や歌うたいたちが約4か月の旅をした。アイザック・リーサー訳の聖書の第6版の脚注は、その人数が婦女子を含めて約20万人に達したことを示唆している。彼らは秋の第7の月までに自分たちの都市に定住した。

wiki



(参考)
・ユダヤ教とグローバリズム、そして軍需産業
 https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/4e72aabfe26b5c0785a7772bf8409fb2
・ノアの呪い と 黒人差別
 https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/2249ddeed98bdc201a35db01d5d38957




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