このBlogでは、何度も「ヴェネチアの黒い貴族」について書いていますが、初めて訪れた人のために、分かり易く説明された動画を紹介しますので、まずは視聴して下さい。
【世界権力シリーズ】 ベネチアの黒い貴族 デル・バンコ一族
https://www.youtube.com/watch?v=KI38_9MqJvo&t=407s
また、ジョン・コールマン(John Coleman、1935年 - )博士の名前もよく出てきますが、彼はイギリス出身のアメリカ在住の著述家で、元MI6の将校で、ちゃんとしたエリートです。 日本では陰謀論者扱いされていますが。
・ロスチャイルド財閥-67 インテリジェンス機関の創設
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/70d7efbf8ecfdfe8c5e7434f57181a16
・ロスチャイルド財閥-103 ジョージタウン大学とキグリー博士
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/e588ec6b5d1d6325d7f8de8f01524e64
デーヴィッド・アイクは、自分は子供の頃から、こんなにちっぽけな島国にすぎない英国が、短期間のうちに最盛期には七つの海を支配し、世界の人口の四分の一を支配した大英帝国に化けたその理由が、どうしても分からなかった、という趣旨のことを述べています。
アイクは、解答を得ました。 それは「イルミナティ」が英国に取り憑き、その「イルミナティ」が英国の姿を借りて、「世界帝国」を構築したのだ、といいます。
それでは「イルミナティ」とは何者か、「ヴェネチアの黒い貴族」が、16世紀初、その本拠地をヴェネチアからアムステルダムを経由して、英国ロンドンに移す作戦を開始しました。 そして16、17世紀、二百年かけてその目標を貫徹した、という説も聞く(ジョン・コールマン博士など)。 つまり、大英帝国の本体は実は、「ヴェネチアの黒い貴族」であったと言います。 この説には根拠があります。
秘密結社の問題はとりあえずタナ上げしておくとしても、「ザ・シティ(オブ・ロンドン)」こそ、英国国王(女王)と議会の上に君臨する、大英世界帝国の奥の院であり、事実上その本拠であるという説は、これは単なる「説」ではなく、れっきとした歴史的事実です。
それでは、「ザ・シティ・オブ・ロンドン」とは何者か。 「ザ・シティ」は、別に秘密結社ではありません。 それはロンドン都心、一マイル平方の極めて小さな面積の一区画に過ぎません。 しかし、そこにはフリーメーソンの支部が密集していると伝えられています。 フリーメーソンは秘密結社ですから、その意味では「ザ・シティ」は、秘密で満ちているといっても過言ではありません。
『「ザ・シティ」(世界超国家)の帝国 -ブリティッシュ政府のジキルとハイド的性格』 E・C・クヌーク著(The Empire "Of The City" -The Jekyll / Hyde Nature of the British Gvernment 1946年初版)は百十一頁の小著ではありますが、「シティ」についての古典的名著であり続けています。
ザ・シティ・オブ・ロンドンとは、ロンドン都心、677エーカー。これはメトロポリタン・ロンドン44万3455エーカーの中のの0.15%を占めるにすぎませんが、この地域は英国議会の支配下にない事実上のひとつの主権国家であり、そしてそれは世界国家である(前述書59頁)と
ここにイングランド銀行が存在します。このイングランド銀行は、私人によって所有され他機関(Privately owned institution )と言います。
英国に取り憑いた「ヴェネチアの黒い貴族」「ザ・シティ」
イングランド銀行が設立されたのは1694年。まず英国王室の系統図を見てみましょう。
チューダー家
ヘンリー7世 (1485-1509年)
ヘンリー8世 (1509-1547年)
エドワード6世(1547-1553年)
メアリー1世 (1553-1558年) トマトジュースをウォッカで割ったカクテル「ブラッディメアリー」の語源
エリザベス1世(1558-1603年)
スチュアート家
ジェームズ1世(1603-1625年)
チャールズ1世(1625-1649年) イングランド銀行設立
共和政治
オリヴァー・クロムウェル(1649-1658年)
リチャード・クロムウェル(1658-1660年)
スチュアート家
チャールズ2世(1660-1685年)
ジェームズ2世(1685-1688年)
ウィリアム3世(1689-1702年)
メアリー 2世(1689-1694年)
アン王女 (1702-1714年)
ハノーヴァー家
ジョージ 1世(1714-1727年)
以後省略
「ヴェネチアの黒い貴族」は、次の首都の候補としてのロンドンを手に入れる前に、アムステルダムに狙いを付けました。 アムステルダムはスペイン領オランダの主港湾都市です。したがって「ヴェネチアの黒い貴族」としては、
オランダをスペインから独立させる必要がありました。
1492年、スペインが領内からキリスト教に改宗しないユダヤ人を追放すると、それらユダヤ人の一部はアムステルダムに移住しました。 こうして16世紀、アムステルダムは、ユダヤ人=ユダヤ教とユダヤ化されたプロテスタント派キリスト教カルヴィンは教団の大拠点と化しました。そしてアムステルダムは、近代資本主義誕生の地となったのです。
アムステルダム銀行は、イングランド銀行、FRBなど私人に所有された「中央銀行」の原型
そのアムステルダムに誕生した近代資本主義が、イルミナティ世界権力の作戦計画に沿って、英国にその本拠地を移しつつありました。 ちょうど損の頃、徳川幕府は、スペイン、ポルトガルのキリシタン、つまりカトリックキリスト教を禁止して、キリシタンとは別派のオランダに対して、独占的対日貿易の事実上永久的権限を与えました。
その背景には、慶長5年(1600年)4月19日に、豊後国(現・大分県)にオランダ船リーフデ号(蘭:De Liefde)が漂着し、それに積まれていた大量の銃や甲冑を徳川は得て、関ケ原の戦いに勝利できたからです。
リーフデ号には、航海長であるイギリス人ウィリアム・アダムス(三浦按針)ヤン・ヨーステン(名)・ファン・ローデンステイン(姓)が乗っていて、徳川家康に信任されました。 現在、東京駅の八重洲の地名は1954年にヤン・ヨーステン(日本名・耶楊子)が訛って八重洲と名付けられました。
実は、豊臣vs徳川は、世界覇権を目指すスペインvsオランダの代理戦争でした。 事実、豊臣vs徳川の最終決戦である大阪冬の陣(1614年)と夏の陣(1615年)では、スペインの銃で豊臣が徳川を蹴散らせています。 しかしオランダが長距離届く大砲を開発し、それを徳川が使い、大阪城を攻め落としました。 これによりオランダが江戸時代の独占貿易を手にし佐渡金山や、石見銀山の金銀を手に入れたのです。
アムステルダム銀行、アムステルダム証券取引所、その他一連の関連機関。これは、「ザ・シティ・オブ・ロンン」の原型であり雛形です。 アムステルダム銀行はイングランド銀行の原型で後のすべての欧米のプライべート(私人)に所有された「中央銀行」の原型であり、その最後のものが、米国連邦準備制度(FRB)です。
アムステルダム銀行に始まって、1913年の米FRB(連邦準備銀行)創設に至る歴史過程の本体は、国際金融寡頭権力体制(インターナショナル・フィナンシャル・オリガルキー)、と呼ばれることもあります。
E・C・クヌースは、「アメリカの超工業資本家にして、英国新聞の発行者たる」アンドリュー・カーネギーの著作『勝利するデモクラシー(Triumphant Democracy)』(1886年)から引用します。要旨は次の通り。
・・・6人ないし7人の男たちは、一つの国家を戦争に動員することが出来る。 あるいは、議会とまったく協議することなしに、その国家に危うい同盟を締結させることができる。・・・これらの人々は、「国王の名前」のもとにそれを行う。 国王は、利絵論上は君主である。 しかし、現実には国王は、彼ら自身の目的を実現するために内閣によって利用される単なる、便利な傀儡であるにすぎない。 (『「ザ・シティ」の帝国』、60頁)
カーネギーは、米国の鉄鋼産業を代表する資本家としてきわめて有名ですが、以上の記述から判断すると、彼も「ザ・シティ・オブ・ロンドン」、または「国際金融寡頭権力体制」の中に組み込まれていたようです。ここで、「6人ないし7人の男たち」とあるのは、誰の事か。それは「ザ・シティ・オブ・ロンドン」の権力の中枢に位置する人々でありましょう。
クヌースによれば、「ザ・シティ」は、「統治評議会」(Order-in-Council)によって統治され、管理されます。この評議会の正式委員は、デス・グリフィンによれば12人ないし14人だと言います。 この12~14人は、1名のメイヤー(Mayer)を互選します。 その人気は1年。 「メイヤー」は「市長」と訳されています。 しかし、このザ・シティ・オブ・ロンドンの『市長』(メイヤー)は、別称「ザ・クラウン」だと言います。 「クラウン」とは、王冠、王位、王権、君主、絶頂、を意味します。
「ザ・シティ」にはイングランド銀行、ロンドン証券取引所その他、世界的影響力のある幾多の機関が存在しますが、夜間の人口は9千人。 しかしこの地区は、ロンドン警視庁の管轄外にあり、「シティ」独自の2千人の警察力を有します。 日本人の常識では到底この「シティ」なるしろものを理解することはできません。 「ザ・シティの市長は、The Loard of Mayorとも呼ばれます。
君主(モナーク)である英国女王は彼の臣下である!(デス・グリフィン)『奴隷制への転落』、1980年、2001年、42頁)。
英国議会、政府、l国王、女王も彼ら「国際金融寡頭権力(織がルキー)の傀儡」
「ザ・シティを支配する少数の一味徒党は、英国(ブリティッシュ)議会に命令します。 この一味徒党は英国議会に対して何をなすべきかを通告します。 理論的には英国(ブリテン)は、首相と首相を補佐する閣僚によって支配されます」。
しかし、これは外見に過ぎず、彼ら首相、閣僚は、本当のところは、単なる傀儡である。とデス・グリフィンは述べます(前出書、42頁)。 英国議会と英国政府だけでなく、英国王、女王、英国王室も傀儡であるといいます。
「彼ら」とは何者か。 デス・グリフィンの『富者の第四帝国』(1976年、2001年)の付録として、「ラコフスキーー調書」(Red Symphony)が収録されています。 この文書の日本語訳(永渕一郎訳)は、ゲイリー・アレン著、高橋良典訳、自由国民社刊『ロックフェラー帝国の陰謀(英文原題「ロックフェラー・ファイル」)』の第一巻に、付録として収められています。 ここに「彼ら」の実態、祖の正体、その支配のからくりが、なまなましく詳細に描き出されています。
「彼ら」とはまさしく「ヴェネチアの黒い貴族」+ユダヤ金融資本 → アムステルダム銀行 ←「ザ・シティ・オブ・ロンドン」と、「ニューヨーク・ウォール街」を包括する、国際金融寡頭権力(オルガリキー)の体制を意味します。
デス・グリフィン著『奴隷制への転落』第六章「ザ・クラウンとザ・シティ」が極めて参考ンあります。 イングランドについて人々が考えるとき、「グレート・ブリテン」、「ザ・クイーン」、「ザ・クラウン」、「クラウン・コロニーズ」、「ロンドン」、「ザ・シティ・オブ・ロンドン」、「ザ・ビリティッシュ・エンパイヤー」、などという用語が想起され、それらが一緒くたに混ざり合って、不鮮明なイメージになってしまいます。 それらは大雑把に言って同意語と見なされ、同一の基幹的体制を表現しているものと言います。
著者(デス・グリフィン)が1950年代から1960年にかけて、アイルランドから移住してイングランド(ロンドンに5年間)に住んでいた時、最初の頃は前出の、いくつかの用語の意味には、巨大な違いが存在することには、まったく気付かなかったと言います。
人々が「ザ・クラウン」という言葉を聞いたとき、彼らは、自動的に国王または女王のことを想起します。 彼らが、ロンドンまたはザ・シティと聞いたとき、彼らはただちに君主の公式の住居のあるイングランドの首都の事を考えます。
デス・グリフィンは、アイルランド人であって、若い頃イングランドに移住し、それから米国に帰化した人であります。彼の体験したところでは、英国の普通の人々は、イングランド、グレートブリテン、ザ・クイーン、ザ・クラウン、クラウン・コロニーズ、ロンドン、ザ・シティ・オブロンドン、ザ・ブリティッシュ・エンパイヤーなどなど、これらの正確な定義をほとんど全くいししていません。
それらはごちゃごちゃに混ざり合った一つのもの、と受け取っていた、と言います。 アイルランドからイングランドにやってきたデス・グリフィンもそんな具合であったと言いますから、我々、普通の日本人がそれらを区別できるわけがありません。
上記の用語の他に、それは公式には、つまり対外的には、UとK、ユナイテッド・キングダム連合王国と自称しています。 しかし、これも略称であって、正式にはイングランド王国、スコットランド王国(それにウェールズ)の連合王国(さらに北アイルランドを含む)を意味します。
日本語訳の名称「ブリティッシュ・エンパイヤー」は英帝国、「」グレート・ブリティッシュ・エンパイヤー」は大英帝国、ここでブリテンは英語(イギリス)ですが、面倒なので、日本人はイギリス(英国)の一語ですべての表記をすることにしているようです。
幕末、日本人はこの国家を「エゲレス」と聞きました。このエゲレスが後に「イギリス」と訂正されましたが漢字表記では「エゲレス」の「エ」を取って、英国としました。
イギリスを支配する6つの階層
ユーラシア大陸西端から少し離れた島。 これはブリテン島、アイルランド島、そしてその周辺の小さな島々からなる、この島国に最初に移住してまとまった民族集団を形成したのは、ケルト族です。
古代ローマの軍隊がブリテン島中南部を征服しましたが、西ローマ帝国の滅亡とともに、ローマ軍は撤退しました。 その後に大陸から来たのが、ゲルマン人種の一派、アングロ・サクソン系。 アングロ・サクソンに追われたケルトはブリテン島の隅っこ(ウェールズ)とアイルランドの定住しました。
アングロ・サクソンのあとに北欧からバイキングが襲来し、さらにそのあと、フランスからノルマンの侵攻と征服がありました。 このようにブリテン島とアイルランド島は、過去二千年、不断にヨーロッパ大陸からの侵略と征服、支配の対象とされてきました。
ケルト人と、アングロ・サクソン人。 これは、被征服原住民階級です。 その上に、次なる幾層もの支配階級が蔽い(おおい)かぶさっています。
★古代ローマ帝国の軍団
★ローマカトリック協会
★北欧のバイキング
★フランス、ノルマンの侵攻
★ヴェネチアの黒い貴族
★ユダヤ国際金融資本閥(ロスチャイルド財閥)
以上、主要なものだけで6つの階層。 この構造は、現代英語という言語の中に歴然と刻印されています。 英語の中核、原核は、数弱ないし一千語の、ゲルマン系古英語。 これは原住民としてのアングロ・サクソンの、数千年の歴史を保持する言葉です。 その上に、ラテン語から英語の文脈に定着した言葉。 その上に北欧ばおキングの言葉。その上にフランス語系の言葉、これは非常に多くあります。 その上に近代科学がつくりだした言葉。 18世紀啓蒙主義時代からは、既成の言葉の意味変換がされて今日に至っています。
しかし、一般庶民階級の言語生活は、ほとんど古英語世界で完結してしまうと言います。 英国では使用する言葉によって、ただちにその人の出身身分階級が分かってしまうようです。
前出E・C・クヌースは、20世紀初頭の時点で、地球上に次の5つの主要なイデオロギーが存在したとしています。
★ロシアを核とするパン・スラブ主義
★「アジア人のためのアジア」を掲げる日本イデオロギー
★パン・ゲルマン主義イデオロギー
★パン・アメリカ主義イデオロギー
国際金融閥秘密のイデオロギーは、1890年代、セシルローズの遺言と、それを実行しようとする秘密結社の設立によって初めて登場したとされます。
それを要約すると、
「純血のアーリア系アングロ・サクソン人種の運命は、他のすべての劣等人種を殺し、または奴隷的身分に落として、全世界を制圧する事である」(セシル・ローズ・イデオロギーの米国における代表的宣伝家、ウィリアム・アレン・ホワイトの言。 『「ザ・シティ」の帝国』、88頁)、となりのでそうです。
しかし、クヌースによれば、ブリティッシュ支配階級の中で「純粋なアーリア系アングロ・サクソン人種」と称し得るも者の数は極めて少なく、彼らは平均的なイングリッシュマンと同じく、地上のあらゆる人種の混血であり、また「そもそも、ブリティッシュ貴族のかなり多くの部分が、ユダヤ系である」(同上頁)としています。
そもそも、この政治的遺言を起草したセシル・ローズ自身が、「純血アングロ・サクソン人種」であるどころか、その祖先は16世紀初め、「ヴェネチアの黒い貴族」の工作員として、イングランドに派遣されたユダヤ系の人物であると、
この「セシル家」については、ジョン・コールマン博士著『秘密結社全論考』(上下二巻、也成甲書房)に詳述されています。
(参考)
・ロスチャイルド財閥-111 国際金融財閥の序列
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/af41696ec05203f68b46d63b897e9b3d
・ロスチャイルド財閥-1 先祖
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/47e6dc2f2ded6425f4bb68d3d1783ebb
・ロスチャイルド財閥ー2 創始者、マイアー・アムシェル・ロスチャイルド
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/5d6c686e25057050e0bc970e0d133912
・ロスチャイルド財閥-3 宮廷御用商
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/d3a104615c2562e9e9e56f8b87d8e2fb
・ロスチャイルド財閥ー4 金融街シティの誕生
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/51d373b45f326e454062fb2a23aca712
・ロスチャイルド財閥ー5 皇帝たちの金庫番
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/bf1ef0b119dc91fe01175386fdcfdd16
・ロスチャイルド財閥-6 ベアリング家との戦い
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/089dd4046b812a12210b3632618c333f
・ロスチャイルド財閥-7 5本の矢
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/1e2fa5625a9d19f29501b9a2fab08287
・ロスチャイルド財閥-8 N・M・ロスチャイルド&サンズ
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/251288d5f7831aabc04a9f9e8dc1fdd8
・ロスチャイルド財閥ー9 ウィーン体制
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/bdb88089d7be05f04ad603f308e78bfd
・ロスチャイルド財閥ー10 イングランド銀行
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/09ac7de0de1bc5a4cf9b9f4a51614d05
・ロスチャイルド財閥ー24 1844年イングランド条例銀行
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/ab6898ca4325a6a1e356c98903dd034a
・ロスチャイルド財閥ー25 ユダヤ化される英国貴族と政界
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/6b0f157ed025249fe466fd5de0dd3c01
・ロスチャイルド財閥-165 ロスチャイルドと日本の最初の接点
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/02bdf390eb7d05f370400ae4cb74e9da
・ロスチャイルド財閥ー27 幕末・明治維新
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/2355a3b6e6b91eda6703f158d91a9b83
・薩長(岩倉具視・伊藤博文)に毒殺?された孝明天皇
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/23b130eafb6f149738362cc3645a7106
・ロスチャイルド財閥-35 大英帝国に太陽の沈む時なし
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/2eb6ca48bccd51d6172b0932afde9beb
・ロスチャイルド財閥ー48 ロシア南下と日英同盟
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/c71dae618b77830471a5bc5b3e9763ea
・ロスチャイルド財閥ー51 日露戦争
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/5386bf54325637286f20e225254b974d
・ロスチャイルド財閥ー54 日露戦争後のロスチャイルド家
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/45bfa7e4b1dab8651e2a0e2c6d7beafb
・ロスチャイルド財閥ー85 ヴェネチアの黒い貴族: 人類史絶対勝者のルーツ
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/ee17d9c2af99e8fb646a1c44d6e8e129
・ロスチャイルド財閥-98 世界連邦を夢見たセシル・ローズ、円卓会議そしてミルナー幼稚園
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/98755cd633d463ad08a5e6184144b910
・ロスチャイルド財閥ー99 外交問題評議会(CFR)と太平洋問題調査会(IPR)の設立
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/f6b59dad21cb36e435f2fca4940aa471
・ロスチャイルド財閥ー100 世界連邦の中心をアメリカに置くという提案
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/b7535676a786b60636d24222382f1df4
・ロスチャイルド財閥ー101 米国に影響を広めるローズ-ミルナーの秘密ネットワーク
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/0eb86cd0e52c6883a51da15ccd6bcac7
・ロスチャイルド財閥-102 ローズの秘密ネットワークに加わるモルガン・ロックフェラーなど米国人超富豪
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/6ea551ee1d556fd8c42718229c8562ea
・ロスチャイルド財閥-196 ロスチャイルド7代目当主 Alexandre de Rothschild
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/eb9df5eb208317312b0a1bf276cdbde2
・【世界権力シリーズ】 ベネチアの黒い貴族 デル・バンコ一族
https://www.youtube.com/watch?v=KI38_9MqJvo&t=407s
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哲学・宗教・思想 ここまでの投稿記事一覧
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/7da98797504886d8b9eaa2e5936655e6
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ロスチャイルド財閥-163 ロスチャイルド財閥について今まで投稿してきた記事一覧
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/fedeabe97fbe342e880f7195d00dabec
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世界の財閥 ここまでの投稿記事リスト
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ゴールドマン・サックス ここまでの投稿記事リスト
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Black Rock ここまでの投稿記事リスト
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/93ef8de49c1ff9039ce7446f1f3fb0e8
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【世界権力シリーズ】 ベネチアの黒い貴族 デル・バンコ一族
https://www.youtube.com/watch?v=KI38_9MqJvo&t=407s
また、ジョン・コールマン(John Coleman、1935年 - )博士の名前もよく出てきますが、彼はイギリス出身のアメリカ在住の著述家で、元MI6の将校で、ちゃんとしたエリートです。 日本では陰謀論者扱いされていますが。
・ロスチャイルド財閥-67 インテリジェンス機関の創設
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デーヴィッド・アイクは、自分は子供の頃から、こんなにちっぽけな島国にすぎない英国が、短期間のうちに最盛期には七つの海を支配し、世界の人口の四分の一を支配した大英帝国に化けたその理由が、どうしても分からなかった、という趣旨のことを述べています。
アイクは、解答を得ました。 それは「イルミナティ」が英国に取り憑き、その「イルミナティ」が英国の姿を借りて、「世界帝国」を構築したのだ、といいます。
それでは「イルミナティ」とは何者か、「ヴェネチアの黒い貴族」が、16世紀初、その本拠地をヴェネチアからアムステルダムを経由して、英国ロンドンに移す作戦を開始しました。 そして16、17世紀、二百年かけてその目標を貫徹した、という説も聞く(ジョン・コールマン博士など)。 つまり、大英帝国の本体は実は、「ヴェネチアの黒い貴族」であったと言います。 この説には根拠があります。
秘密結社の問題はとりあえずタナ上げしておくとしても、「ザ・シティ(オブ・ロンドン)」こそ、英国国王(女王)と議会の上に君臨する、大英世界帝国の奥の院であり、事実上その本拠であるという説は、これは単なる「説」ではなく、れっきとした歴史的事実です。
それでは、「ザ・シティ・オブ・ロンドン」とは何者か。 「ザ・シティ」は、別に秘密結社ではありません。 それはロンドン都心、一マイル平方の極めて小さな面積の一区画に過ぎません。 しかし、そこにはフリーメーソンの支部が密集していると伝えられています。 フリーメーソンは秘密結社ですから、その意味では「ザ・シティ」は、秘密で満ちているといっても過言ではありません。
『「ザ・シティ」(世界超国家)の帝国 -ブリティッシュ政府のジキルとハイド的性格』 E・C・クヌーク著(The Empire "Of The City" -The Jekyll / Hyde Nature of the British Gvernment 1946年初版)は百十一頁の小著ではありますが、「シティ」についての古典的名著であり続けています。
ザ・シティ・オブ・ロンドンとは、ロンドン都心、677エーカー。これはメトロポリタン・ロンドン44万3455エーカーの中のの0.15%を占めるにすぎませんが、この地域は英国議会の支配下にない事実上のひとつの主権国家であり、そしてそれは世界国家である(前述書59頁)と
ここにイングランド銀行が存在します。このイングランド銀行は、私人によって所有され他機関(Privately owned institution )と言います。
英国に取り憑いた「ヴェネチアの黒い貴族」「ザ・シティ」
イングランド銀行が設立されたのは1694年。まず英国王室の系統図を見てみましょう。
チューダー家
ヘンリー7世 (1485-1509年)
ヘンリー8世 (1509-1547年)
エドワード6世(1547-1553年)
メアリー1世 (1553-1558年) トマトジュースをウォッカで割ったカクテル「ブラッディメアリー」の語源
エリザベス1世(1558-1603年)
スチュアート家
ジェームズ1世(1603-1625年)
チャールズ1世(1625-1649年) イングランド銀行設立
共和政治
オリヴァー・クロムウェル(1649-1658年)
リチャード・クロムウェル(1658-1660年)
スチュアート家
チャールズ2世(1660-1685年)
ジェームズ2世(1685-1688年)
ウィリアム3世(1689-1702年)
メアリー 2世(1689-1694年)
アン王女 (1702-1714年)
ハノーヴァー家
ジョージ 1世(1714-1727年)
以後省略
「ヴェネチアの黒い貴族」は、次の首都の候補としてのロンドンを手に入れる前に、アムステルダムに狙いを付けました。 アムステルダムはスペイン領オランダの主港湾都市です。したがって「ヴェネチアの黒い貴族」としては、
オランダをスペインから独立させる必要がありました。
1492年、スペインが領内からキリスト教に改宗しないユダヤ人を追放すると、それらユダヤ人の一部はアムステルダムに移住しました。 こうして16世紀、アムステルダムは、ユダヤ人=ユダヤ教とユダヤ化されたプロテスタント派キリスト教カルヴィンは教団の大拠点と化しました。そしてアムステルダムは、近代資本主義誕生の地となったのです。
アムステルダム銀行は、イングランド銀行、FRBなど私人に所有された「中央銀行」の原型
そのアムステルダムに誕生した近代資本主義が、イルミナティ世界権力の作戦計画に沿って、英国にその本拠地を移しつつありました。 ちょうど損の頃、徳川幕府は、スペイン、ポルトガルのキリシタン、つまりカトリックキリスト教を禁止して、キリシタンとは別派のオランダに対して、独占的対日貿易の事実上永久的権限を与えました。
その背景には、慶長5年(1600年)4月19日に、豊後国(現・大分県)にオランダ船リーフデ号(蘭:De Liefde)が漂着し、それに積まれていた大量の銃や甲冑を徳川は得て、関ケ原の戦いに勝利できたからです。
リーフデ号には、航海長であるイギリス人ウィリアム・アダムス(三浦按針)ヤン・ヨーステン(名)・ファン・ローデンステイン(姓)が乗っていて、徳川家康に信任されました。 現在、東京駅の八重洲の地名は1954年にヤン・ヨーステン(日本名・耶楊子)が訛って八重洲と名付けられました。
実は、豊臣vs徳川は、世界覇権を目指すスペインvsオランダの代理戦争でした。 事実、豊臣vs徳川の最終決戦である大阪冬の陣(1614年)と夏の陣(1615年)では、スペインの銃で豊臣が徳川を蹴散らせています。 しかしオランダが長距離届く大砲を開発し、それを徳川が使い、大阪城を攻め落としました。 これによりオランダが江戸時代の独占貿易を手にし佐渡金山や、石見銀山の金銀を手に入れたのです。
アムステルダム銀行、アムステルダム証券取引所、その他一連の関連機関。これは、「ザ・シティ・オブ・ロンン」の原型であり雛形です。 アムステルダム銀行はイングランド銀行の原型で後のすべての欧米のプライべート(私人)に所有された「中央銀行」の原型であり、その最後のものが、米国連邦準備制度(FRB)です。
アムステルダム銀行に始まって、1913年の米FRB(連邦準備銀行)創設に至る歴史過程の本体は、国際金融寡頭権力体制(インターナショナル・フィナンシャル・オリガルキー)、と呼ばれることもあります。
E・C・クヌースは、「アメリカの超工業資本家にして、英国新聞の発行者たる」アンドリュー・カーネギーの著作『勝利するデモクラシー(Triumphant Democracy)』(1886年)から引用します。要旨は次の通り。
・・・6人ないし7人の男たちは、一つの国家を戦争に動員することが出来る。 あるいは、議会とまったく協議することなしに、その国家に危うい同盟を締結させることができる。・・・これらの人々は、「国王の名前」のもとにそれを行う。 国王は、利絵論上は君主である。 しかし、現実には国王は、彼ら自身の目的を実現するために内閣によって利用される単なる、便利な傀儡であるにすぎない。 (『「ザ・シティ」の帝国』、60頁)
カーネギーは、米国の鉄鋼産業を代表する資本家としてきわめて有名ですが、以上の記述から判断すると、彼も「ザ・シティ・オブ・ロンドン」、または「国際金融寡頭権力体制」の中に組み込まれていたようです。ここで、「6人ないし7人の男たち」とあるのは、誰の事か。それは「ザ・シティ・オブ・ロンドン」の権力の中枢に位置する人々でありましょう。
クヌースによれば、「ザ・シティ」は、「統治評議会」(Order-in-Council)によって統治され、管理されます。この評議会の正式委員は、デス・グリフィンによれば12人ないし14人だと言います。 この12~14人は、1名のメイヤー(Mayer)を互選します。 その人気は1年。 「メイヤー」は「市長」と訳されています。 しかし、このザ・シティ・オブ・ロンドンの『市長』(メイヤー)は、別称「ザ・クラウン」だと言います。 「クラウン」とは、王冠、王位、王権、君主、絶頂、を意味します。
「ザ・シティ」にはイングランド銀行、ロンドン証券取引所その他、世界的影響力のある幾多の機関が存在しますが、夜間の人口は9千人。 しかしこの地区は、ロンドン警視庁の管轄外にあり、「シティ」独自の2千人の警察力を有します。 日本人の常識では到底この「シティ」なるしろものを理解することはできません。 「ザ・シティの市長は、The Loard of Mayorとも呼ばれます。
君主(モナーク)である英国女王は彼の臣下である!(デス・グリフィン)『奴隷制への転落』、1980年、2001年、42頁)。
英国議会、政府、l国王、女王も彼ら「国際金融寡頭権力(織がルキー)の傀儡」
「ザ・シティを支配する少数の一味徒党は、英国(ブリティッシュ)議会に命令します。 この一味徒党は英国議会に対して何をなすべきかを通告します。 理論的には英国(ブリテン)は、首相と首相を補佐する閣僚によって支配されます」。
しかし、これは外見に過ぎず、彼ら首相、閣僚は、本当のところは、単なる傀儡である。とデス・グリフィンは述べます(前出書、42頁)。 英国議会と英国政府だけでなく、英国王、女王、英国王室も傀儡であるといいます。
「彼ら」とは何者か。 デス・グリフィンの『富者の第四帝国』(1976年、2001年)の付録として、「ラコフスキーー調書」(Red Symphony)が収録されています。 この文書の日本語訳(永渕一郎訳)は、ゲイリー・アレン著、高橋良典訳、自由国民社刊『ロックフェラー帝国の陰謀(英文原題「ロックフェラー・ファイル」)』の第一巻に、付録として収められています。 ここに「彼ら」の実態、祖の正体、その支配のからくりが、なまなましく詳細に描き出されています。
「彼ら」とはまさしく「ヴェネチアの黒い貴族」+ユダヤ金融資本 → アムステルダム銀行 ←「ザ・シティ・オブ・ロンドン」と、「ニューヨーク・ウォール街」を包括する、国際金融寡頭権力(オルガリキー)の体制を意味します。
デス・グリフィン著『奴隷制への転落』第六章「ザ・クラウンとザ・シティ」が極めて参考ンあります。 イングランドについて人々が考えるとき、「グレート・ブリテン」、「ザ・クイーン」、「ザ・クラウン」、「クラウン・コロニーズ」、「ロンドン」、「ザ・シティ・オブ・ロンドン」、「ザ・ビリティッシュ・エンパイヤー」、などという用語が想起され、それらが一緒くたに混ざり合って、不鮮明なイメージになってしまいます。 それらは大雑把に言って同意語と見なされ、同一の基幹的体制を表現しているものと言います。
著者(デス・グリフィン)が1950年代から1960年にかけて、アイルランドから移住してイングランド(ロンドンに5年間)に住んでいた時、最初の頃は前出の、いくつかの用語の意味には、巨大な違いが存在することには、まったく気付かなかったと言います。
人々が「ザ・クラウン」という言葉を聞いたとき、彼らは、自動的に国王または女王のことを想起します。 彼らが、ロンドンまたはザ・シティと聞いたとき、彼らはただちに君主の公式の住居のあるイングランドの首都の事を考えます。
デス・グリフィンは、アイルランド人であって、若い頃イングランドに移住し、それから米国に帰化した人であります。彼の体験したところでは、英国の普通の人々は、イングランド、グレートブリテン、ザ・クイーン、ザ・クラウン、クラウン・コロニーズ、ロンドン、ザ・シティ・オブロンドン、ザ・ブリティッシュ・エンパイヤーなどなど、これらの正確な定義をほとんど全くいししていません。
それらはごちゃごちゃに混ざり合った一つのもの、と受け取っていた、と言います。 アイルランドからイングランドにやってきたデス・グリフィンもそんな具合であったと言いますから、我々、普通の日本人がそれらを区別できるわけがありません。
上記の用語の他に、それは公式には、つまり対外的には、UとK、ユナイテッド・キングダム連合王国と自称しています。 しかし、これも略称であって、正式にはイングランド王国、スコットランド王国(それにウェールズ)の連合王国(さらに北アイルランドを含む)を意味します。
日本語訳の名称「ブリティッシュ・エンパイヤー」は英帝国、「」グレート・ブリティッシュ・エンパイヤー」は大英帝国、ここでブリテンは英語(イギリス)ですが、面倒なので、日本人はイギリス(英国)の一語ですべての表記をすることにしているようです。
幕末、日本人はこの国家を「エゲレス」と聞きました。このエゲレスが後に「イギリス」と訂正されましたが漢字表記では「エゲレス」の「エ」を取って、英国としました。
イギリスを支配する6つの階層
ユーラシア大陸西端から少し離れた島。 これはブリテン島、アイルランド島、そしてその周辺の小さな島々からなる、この島国に最初に移住してまとまった民族集団を形成したのは、ケルト族です。
古代ローマの軍隊がブリテン島中南部を征服しましたが、西ローマ帝国の滅亡とともに、ローマ軍は撤退しました。 その後に大陸から来たのが、ゲルマン人種の一派、アングロ・サクソン系。 アングロ・サクソンに追われたケルトはブリテン島の隅っこ(ウェールズ)とアイルランドの定住しました。
アングロ・サクソンのあとに北欧からバイキングが襲来し、さらにそのあと、フランスからノルマンの侵攻と征服がありました。 このようにブリテン島とアイルランド島は、過去二千年、不断にヨーロッパ大陸からの侵略と征服、支配の対象とされてきました。
ケルト人と、アングロ・サクソン人。 これは、被征服原住民階級です。 その上に、次なる幾層もの支配階級が蔽い(おおい)かぶさっています。
★古代ローマ帝国の軍団
★ローマカトリック協会
★北欧のバイキング
★フランス、ノルマンの侵攻
★ヴェネチアの黒い貴族
★ユダヤ国際金融資本閥(ロスチャイルド財閥)
以上、主要なものだけで6つの階層。 この構造は、現代英語という言語の中に歴然と刻印されています。 英語の中核、原核は、数弱ないし一千語の、ゲルマン系古英語。 これは原住民としてのアングロ・サクソンの、数千年の歴史を保持する言葉です。 その上に、ラテン語から英語の文脈に定着した言葉。 その上に北欧ばおキングの言葉。その上にフランス語系の言葉、これは非常に多くあります。 その上に近代科学がつくりだした言葉。 18世紀啓蒙主義時代からは、既成の言葉の意味変換がされて今日に至っています。
しかし、一般庶民階級の言語生活は、ほとんど古英語世界で完結してしまうと言います。 英国では使用する言葉によって、ただちにその人の出身身分階級が分かってしまうようです。
前出E・C・クヌースは、20世紀初頭の時点で、地球上に次の5つの主要なイデオロギーが存在したとしています。
★ロシアを核とするパン・スラブ主義
★「アジア人のためのアジア」を掲げる日本イデオロギー
★パン・ゲルマン主義イデオロギー
★パン・アメリカ主義イデオロギー
国際金融閥秘密のイデオロギーは、1890年代、セシルローズの遺言と、それを実行しようとする秘密結社の設立によって初めて登場したとされます。
それを要約すると、
「純血のアーリア系アングロ・サクソン人種の運命は、他のすべての劣等人種を殺し、または奴隷的身分に落として、全世界を制圧する事である」(セシル・ローズ・イデオロギーの米国における代表的宣伝家、ウィリアム・アレン・ホワイトの言。 『「ザ・シティ」の帝国』、88頁)、となりのでそうです。
しかし、クヌースによれば、ブリティッシュ支配階級の中で「純粋なアーリア系アングロ・サクソン人種」と称し得るも者の数は極めて少なく、彼らは平均的なイングリッシュマンと同じく、地上のあらゆる人種の混血であり、また「そもそも、ブリティッシュ貴族のかなり多くの部分が、ユダヤ系である」(同上頁)としています。
そもそも、この政治的遺言を起草したセシル・ローズ自身が、「純血アングロ・サクソン人種」であるどころか、その祖先は16世紀初め、「ヴェネチアの黒い貴族」の工作員として、イングランドに派遣されたユダヤ系の人物であると、
この「セシル家」については、ジョン・コールマン博士著『秘密結社全論考』(上下二巻、也成甲書房)に詳述されています。
(参考)
・ロスチャイルド財閥-111 国際金融財閥の序列
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/af41696ec05203f68b46d63b897e9b3d
・ロスチャイルド財閥-1 先祖
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/47e6dc2f2ded6425f4bb68d3d1783ebb
・ロスチャイルド財閥ー2 創始者、マイアー・アムシェル・ロスチャイルド
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/5d6c686e25057050e0bc970e0d133912
・ロスチャイルド財閥-3 宮廷御用商
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/d3a104615c2562e9e9e56f8b87d8e2fb
・ロスチャイルド財閥ー4 金融街シティの誕生
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/51d373b45f326e454062fb2a23aca712
・ロスチャイルド財閥ー5 皇帝たちの金庫番
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/bf1ef0b119dc91fe01175386fdcfdd16
・ロスチャイルド財閥-6 ベアリング家との戦い
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/089dd4046b812a12210b3632618c333f
・ロスチャイルド財閥-7 5本の矢
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/1e2fa5625a9d19f29501b9a2fab08287
・ロスチャイルド財閥-8 N・M・ロスチャイルド&サンズ
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/251288d5f7831aabc04a9f9e8dc1fdd8
・ロスチャイルド財閥ー9 ウィーン体制
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/bdb88089d7be05f04ad603f308e78bfd
・ロスチャイルド財閥ー10 イングランド銀行
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/09ac7de0de1bc5a4cf9b9f4a51614d05
・ロスチャイルド財閥ー24 1844年イングランド条例銀行
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/ab6898ca4325a6a1e356c98903dd034a
・ロスチャイルド財閥ー25 ユダヤ化される英国貴族と政界
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/6b0f157ed025249fe466fd5de0dd3c01
・ロスチャイルド財閥-165 ロスチャイルドと日本の最初の接点
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/02bdf390eb7d05f370400ae4cb74e9da
・ロスチャイルド財閥ー27 幕末・明治維新
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/2355a3b6e6b91eda6703f158d91a9b83
・薩長(岩倉具視・伊藤博文)に毒殺?された孝明天皇
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/23b130eafb6f149738362cc3645a7106
・ロスチャイルド財閥-35 大英帝国に太陽の沈む時なし
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/2eb6ca48bccd51d6172b0932afde9beb
・ロスチャイルド財閥ー48 ロシア南下と日英同盟
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/c71dae618b77830471a5bc5b3e9763ea
・ロスチャイルド財閥ー51 日露戦争
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/5386bf54325637286f20e225254b974d
・ロスチャイルド財閥ー54 日露戦争後のロスチャイルド家
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/45bfa7e4b1dab8651e2a0e2c6d7beafb
・ロスチャイルド財閥ー85 ヴェネチアの黒い貴族: 人類史絶対勝者のルーツ
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/ee17d9c2af99e8fb646a1c44d6e8e129
・ロスチャイルド財閥-98 世界連邦を夢見たセシル・ローズ、円卓会議そしてミルナー幼稚園
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/98755cd633d463ad08a5e6184144b910
・ロスチャイルド財閥ー99 外交問題評議会(CFR)と太平洋問題調査会(IPR)の設立
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/f6b59dad21cb36e435f2fca4940aa471
・ロスチャイルド財閥ー100 世界連邦の中心をアメリカに置くという提案
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/b7535676a786b60636d24222382f1df4
・ロスチャイルド財閥ー101 米国に影響を広めるローズ-ミルナーの秘密ネットワーク
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/0eb86cd0e52c6883a51da15ccd6bcac7
・ロスチャイルド財閥-102 ローズの秘密ネットワークに加わるモルガン・ロックフェラーなど米国人超富豪
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・【世界権力シリーズ】 ベネチアの黒い貴族 デル・バンコ一族
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