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世界大戦の主原因は石油  英米 vs ソ連(ロシア)

2023-03-17 23:50:10 | 麻薬・阿片・石油

第一次世界大戦の主原因は石油 死の商人ザハロフ
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/6b5f8da6b280295600c593cd8ed50141
からの続き

 

ザハロフが、デターディングのために小アジアに於いて火中の栗を拾っている間に、デターディング自身はロシアで苦杯をン召させられていました。

ロシアの石油戦線にはスターリンがいました。 ボリシェヴィキスト(過激派共産主義者)はすべての重要産業を国家の手に収めてしまいました。 コーカサス出身のスターリンが、一早くその地方の石油地帯を抑えたのも当然でしょう。その結果、世界大戦勃発二年前、デターディングがフランスのロスチャイルド家から買収しておいた採掘権も、ロシア新政府のために没収されてしまったのです。

しかし、他の資本家が絶望している時、デターディングは一つの希望を抱いていました。 それはウランゲル将軍とかデ二キンとかユーデニッチとかコルチャック将軍というような反赤旗派の闘志達が、今にボルシェヴィキ政府政府を倒し、バクーにデリック(クレーンの一種)を林を立てることのできる日が来るだろうという希望でした。

ス言った予想から、彼は亡命ロシア人の財閥と盛んに取引を続けました。 パリのカフェに、失意の毎日を送ってイタアチャツーロフ兄弟は、その没収された土地を捨て値でデターディングに売却しました。その他の白系rシアは次々にこの例に倣います。 英国人の中にも厄介払いの気持ちで、シバエフ会社とかバクー・ルシャン会社とかを手離す者もでてきました。

デターディングは失意のどん底二あえぐ、すべてのバクーおよびコーカサスの石油資本家から利権を買収していき、グロズヌイやマイコープ地方の石油権益も、彼の手に落ちました。 更にまた、レーニン没落の日を夢見つつ。送油管工場も買収し、グロズヌイからノヴォローシスクに至る送油管(パイプライン)建設の紙上計算を立てました。

1920年になって、英国やデターディングの経済的援助を受けたデニキン及びウランゲル将軍閣下の白露軍が、ボリシェヴィキ(過激派共産主義者)に対して反旗を翻します。亡命ロシア人が捨て値で石油利権を手放したことを後悔しているとき、デターディングはロシア石油の支配者となる日が近づきつつあることに、満面の笑みを浮かべていました。

彼は、その獲得した全利権を統合して、アングロ・コカシアン(英・コーカサス)会社を設立しました。この会社は将来コーカサスにおけるアングロ・ペルシャン(英・イラン)ともなるべき使命を持っていました。 デターディングの計算によると、年々150万トンの石油をノボローシスク港から積み出せることになっていました。

skし、彼の予想は砂上の楼閣に終わってしまいました。とロッキーの軍隊は南部ロシアに殺到し、帝政派の将軍を撃破し、デターディングの握ていた石油利権は、紙屑ンも等しい不渡り手形となってしまったのです。 レーニンの偉業を継いだスターリンは、石油をソビエトの手で確保し、新プロレタリア帝国の財源とすべう決意していました。

sかし、飢饉や生産減少、財源不足に悩むソビエトにとって、外国の承認を得て外貨を獲得するためには、石油こそ重大な餌となってきました。ここに1920年4月、英仏間にサン・レモ協定が締結しされました。 この協定は世界の石油をめぐる英仏間の勢力分布を決定したものですが、ロシアの石油については両国ともロシア石油開発権獲得に努力し、各自その国民に援助を与えることを約束しています。

そして、ロシアに関する協定は、結局、ロシアを三角形の頂点としたデターディング(ロイヤルダッチシェル=ロスチャイルド)とスタンダード石油(ロックフェラー)の構想に過ぎないのです。 

石油業界のナポレオンと称されるデターディングは元々は、オランダのロイヤル・ダッチ石油会社の社長。 ロックフェラーにスタンダード石油に対抗するため、イギリスのマーカス・サミュエル社長率いるシェル輸送会社(石油事業もしている)と、ロスチャイルドの仲介で、合弁会社、ロイヤル・ダッチ・シェルを設立。 この時にロスチャイルドも株主となっています。 ロスチャイルドの参入により、スタンダード石油に、日本お含む東アジア市場で、勝利した歴史があります。

ロシアは、外国のクレジットと資本を望んでいました。デターディングとスタンダード石油は石油採掘権を欲しがっていました。ロシアは製油試掘権を売却して資金を得ようとしていましたが、デターディングの望むところはロシア石油の独占であり、スタンダード石油の締め出しでした。

そして、デターディングの希望が受け入れられそうになった時、須tンダード石油は、慌ててフランスとベルギーを抱きこんで横やりを入れました。

 

デターディングと英国は、もしロシアが石油採掘権を認めてくれるなら、従来の負債はもちろん没収された財産の損失も棒引きとするいう方針を取ります。 これに対して、フランスとベルギーを抱き込んだスタンダード石油は、この英国の方針に真っ向から反対。 

このスタンダード石油とデターディングの抗争は、とシアの承認と借款都の機会を失わさせました。 ロシアは自力で石油開発に乗り出し、バクーのデリック(クレーンの一種)は活動し始め.生産した石油を欧州市場に送り、大胆にもロイヤル・ダッチ・シェルとスタンダード石油に挑戦してきたのです。

このロシアの攻撃に対し、世界石油の支配者スタンダード石油とロイヤル・ダッチ・シェルは共同戦線を張って対抗しました。彼らは決してロシアの「盗品石油」を買わない約束をしました。

ロシアの石油は、ロシア革命で、革命共産政府が没収しただけだからです。

 

しかし、デターディングは依然としてソビエト没落の日を信じて、破産したロシア亡命事業家からバクーの石油を買い集めていました。これに対しスタンダード石油は密使をモスクワに送り、石油採掘権獲得のために暗躍していました。 

両社の足並みは乱れ始め、遂にデターディングはスタンダード石油との制約を破って、ひそかにバクーの「盗品石油」を安く買い、スタンダード石油との販売競争に一石を投じようとしました。

スタンダード石油はこの裏切り行為に対し、憤慨し、遂に両社の協定は敗れました。 またしても、モスクワは、採掘権と販売権を獲得しようとします。

 

後進国ソビエトは、石油こそ資本主義国家を惹きつける最善の餌であり、力であることに気づきます。 そしてこの石油がデターディングやロスチャイルド、そしてロックフェラーを敵としても戦える武器であることを知るようになり、

世界石油市場に英・米と並んで鼎立ていりつ(三つの勢力が対立)する力となってきたのです。

 

次の投稿に続く

 

 

(参考 本件、今までの投稿)

 

第一次世界大戦の主原因は石油 死の商人ザハロフ
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/6b5f8da6b280295600c593cd8ed50141
第一次世界大戦 本当の主原因は石油
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/d703a4b6c6cf41438a0dd8907308e261
日本市場でのロイヤル・ダッチ・シェル vs スタンダード石油 販売戦争
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/f9b0c8415ececd8eb83f86f3c2271c80
極東における血みどろの石油販売戦争
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/f22623351b78925c3350ffb60ea56de9
ロックフェラーを倒したロイヤル・ダッチ・シェル(デターディング・サミュエル連合)https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/f8dee26c06fec6a31193a3eee46ad2c9
石油業界のナポレオン、デターディングと英国のユダヤ人、マーカス・サミュエル   https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/7addcc3b4d7d47626e3ddf56898b30ec
独ガソリン・ディーゼルエンジンと仏プジョー、そしてロスチャイルドhttps://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/e16baece0ccf5acec5e58e26f8bdcd04
ロックフェラーより早かった日本の石油商用化
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/7bf2a45203a4f71982dfdf7e53dd2c02
石油の発見と利用の人類史
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/b555050c36935ad6e972408f0bae2c6b

 

 

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小西vs高市に関する最新報道

2023-03-17 18:25:24 | 日本政治・外交

【高市大臣ますます逆切れ暴走…最大NGワード「質問するな!」を放ち、自民党内でも大ブーイング】日刊ゲンダイ2023.03.16 

https://news.yahoo.co.jp/articles/3c9b1e1e9dcdfe12f2992fe1b063726280a5ac28

総務省の行政文書に記録されている「大臣レク」が行われたのか否かで、15日も国会は大炎上だ。総務省が「レクは行われた可能性が高い」としているのに、当時の高市総務相(現・経済安保担当相)は、15日も「レクはなかった」と断言。野党議員に追及されると、とうとう「もう質問するな!」と逆切れする始末だ。

問題になっているのは〈高市大臣レク結果(政治的公平について)〉と題された行政文書。日付は2015年2月13日で、場所は総務大臣室。出席者は高市氏本人と参事官、秘書官の大臣室側の3人と、レクに上がった総務官僚3人の計6人と記されている。 15日の参院予算委員会では、レクの存在自体を否定する高市氏に対し、立憲民主党の杉尾秀哉議員が「高市大臣の発言には根拠がない。全く信用できない」と追及。すると高市氏は、怒りをにじませながらこう吐き捨てたのだ。「私の答弁が信用できないんだったら、もう質問なさらないで下さい」 大臣が野党議員に「質問するな」とは、前代未聞だ。

さらに、「なぜ答弁拒否するのか」と食い下がる杉尾氏に、「答弁をしても杉尾議員が私の発言を信用できないとおっしゃったからだ」と発言。まるで小学生の言い訳である。

 行政監視機能を持つ国会を否定するトンデモナイ暴言だが、高市氏はさらに事態をややこしくさせる答弁を展開した。大臣レクの存在を否定する自身の主張を補強するため、「(文書に記されている)大臣室側の2人は『絶対にない』と言ってくれています」と発言したのだ。

言ってはいけない「最大のNGワード」

「大臣レク」文書によれば、大臣室側の2人とは、当時の平川薫参事官と松井正幸秘書官のこと。現職の総務官僚である松井氏は総務省の聞き取り調査を受けているはずだが、高市氏が言うように「大臣レクは絶対になかった」と断言したのだろうか。

実際は、「よく覚えていない」程度のことしか言っていないのではないか。もう一人の平川氏は、現在、内閣法制局に所属している。 いずれにせよ、高市氏が「2人は『絶対にない』と言ってくれています」と“新しい証拠”を出してきたことで、今後、野党の追及がさらに激しさを増すのは間違いない。実際、杉尾氏は2人の参考人招致を求めていた。

火に油を注ぎ続ける高市氏に対し、さすがに、自民党内から大ブーイングが噴出している。

「『質問するな』は閣僚が言ってはいけない最大のNGワード。あり得ない態度だ。この調子では、批判報道に拍車をかけることになるに違いない。ただでさえ、自らの調整不足で高市さんの地元・奈良県知事選は保守分裂の様相となっている。これ以上“悪目立ち”すれば選挙に影響するのではないか。

普段はあそこまで感情的になるタイプではないはずだが、相当、精神的に追い込まれているのだろう」(閣僚経験者)

暴言を繰り返す高市氏の様子は連日、テレビで報じられている。このままだと、奈良県知事選だけでなく、4月の統一地方選全体を直撃しかねない。そうなれば、いよいよ党内から完全に見放されてもおかしくない。

 

 

 

【「飲みィのやりィのやりまくり…」高市早苗氏がブチまけていた“肉食自伝”の衝撃!】

 日刊ゲンダイ 2027.7.22

https://www.nikkan-gendai.com/articles/image/news/209897/72826

〈たくさん恋をした。人生の節目節目に男性と出会い、悲しい別れもあった〉ーー今から25年前、高市早苗総務相(56)が31歳の頃の告白だ。 19日に14年連れ添った山本拓衆院議員(65)との離婚を発表。結婚当初から「政界きっての“肉食女子”とみられていた彼女が10歳上の冴えない山本さんを選ぶとは」と政界関係者の間ではささやかれてきたが、高市大臣の“肉食伝説”がうかがえる「幻の本」がある。 

1992年の参院選に初出馬(落選)する1カ月前に刊行した自伝的エッセー、「30歳のバースディ その朝、おんなの何かが変わる」(大和出版)だ。

 プロローグで〈恋の話をいっぱい書くことにした〉〈「頭の中は恋のことでいっぱい」のプライベートライフには呆れられてしまうかも〉と宣言した通り、男性遍歴を赤裸々に記している。驚くのは〈お酒の思い出といえば、地中海で、海の見えるホテルの部屋で、飲みィのやりィのやりまくりだったときですね〉と、カンヌでの情事まで洗いざらいブチまけていること。

〈それでウフフフフ……。朝、寝起きに熱いシャワーを浴びながら、彼が選んでくれた極上の赤ワインをいきなり飲み始める。バスローブのまま〉〈ルームサービスを食べるときも当然、ベッドで裸の上にブランケットを巻いたまま〉〈彼がすばらしいテクニックを持っていることは言うまでもない。トコトン、快楽の境地におぼれられる相手じゃないと話にならないわけ>ーーやれやれ。

 

 

 

 

適菜収「それでもバカとは戦え」
【一連の“高市騒動”の前提 安倍晋三による言論弾圧は疑惑ではなく客観的事実だ】
日刊ゲンダイ 2023/03/11

https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/319888

今回の高市早苗を巡る一連の騒動。前提として確認しておきたいのは、安倍晋三という異常な人物が、言論統制・言論弾圧を行っていたのは疑惑ではなく、客観的事実であるということだ。アメリカ国務省が発表した人権状況に関する2016年版の年次報告書には、放送局が政治的な公平性に欠ける放送を繰り返した場合、高市が電波停止を命じる可能性に言及したことを挙げ、「安倍政権によるメディアへの圧力強化に懸念が強まった」と指摘した。

2016年、国境なき記者団は「国境なき記者団は日本のメディアの自由の低下を懸念する」という文書を発表。「安倍政権によるメディアの独立性への脅し」「主要な放送局内で自主規制が進んでいること」などを挙げた。

3月2日、立憲民主党の小西洋之議員が安倍政権時代に作成された総務省の内部文書を公表。そこには礒崎陽輔首相補佐官(当時)が14年11月26日に、放送法の解釈や違反事例などの説明を総務省に問い合わせてから、翌15年5月に高市が従来の政府見解を事実上見直すまでのやりとりが時系列でまとめられている。

要するに政府にとって都合の悪いテレビ番組を潰すために悪党が動いたわけだ。内部文書には「現在の放送番組には明らかにおかしいものもあり、こうした現状は正すべき」という安倍の発言や「けしからん番組は取り締まるスタンスを示す必要がある」という礒崎の発言も記載されている。

当時、総務相だった高市は自身の言動に関する記述から「全くの捏造文書だ」と主張。捏造でなかった場合は閣僚や議員を辞職するかと問われると「結構だ」と答えた。その後、総務相の松本剛明が「すべて総務省の行政文書であることが確認できた」と述べ、礒崎が総務省に「問い合わせた」ことも認めた。内部文書によれば、礒崎は「この件は俺と総理が二人で決める話」「しかし、俺の顔をつぶすようなことになれば、ただじゃあ済まないぞ」と圧力をかけたという。

 結局、高市は議員辞職を否定、「私に関しての4枚については内容が不正確であると確信を持っている」とトーンダウン。アホくさ。ちなみに15年、礒崎は安保法案に関し「法的安定性は関係ない」と口を滑らせている。安倍政権がやったことは、自由と法に対する挑戦だった。

 

 

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