ChatGPTは危険！ 国内外の大手金融機関やNEC、富士通なども利用禁止

ChatGPTの危険性に気づき、モルガン・スタンレーや海外大手金融機関、アマゾンドットコム、日本国内ではみずほFG、日立、NEC,富士通、ソフトバンクなどが利用禁止や活用制限を行っていることが報じられています。

 

ChatGPT、みずほやNECが利用制限　情報流出懸念https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC069HD0W3A300C2000000/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　日本経済新聞　2023.03.11

 

対話型の人工知能（AI）「ChatGPT（チャットGPT）」について大手企業が業務での利用を相次ぎ制限し始めた。ソフトバンクは機密情報などの入力をやめるよう社員に通知し、大手銀行やNECは利用を禁止した。情報流出の可能性や回答の信頼性が懸念されるためだ。AIの活用は企業の競争力を左右する。将来の業務での活用に向けてルール作りを急いでいる。

会社が特定できる情報や機密データなどは入力しないように――。2月下旬、ソフトバンクはチャットGPTなどの業務利用の注意点を全社員に通知した。これまでも対話型AIなどクラウドサービスを使ううえでの指針を設けていたが、注目の高まりから改めて周知した。どの業務や用途で使えるかのルール作りも進める方針だ。

チャットGPTは文書で指示するだけでデータの収集やソフトウエアに使うプログラムの生成ができる。業務の効率化につながり、企業の生産性が上がる。

開発元の米オープンAIは1日、企業が自社のサービスにチャットGPTを組み込める「API」と呼ぶ仕組みを有償で公開した。このデータは性能の改善には使わないとしている。

一方でウェブサイト上の無償利用については「提供されたデータを使用して性能を改善することがある」と入力内容をAIの学習に使う可能性を示唆する。開発中の製品などの情報を入力した場合、他社の回答に使われる恐れもある。

日立製作所は対話型AIの利用で情報管理やデータの使い方が正しいかどうかなど倫理上の新たなルールの制定を検討する。2021年に設けたAI活用の指針をもとにし詳細な内容を決める方針だ。

富士通も2月下旬にチャットGPTなど対話型AIについて情報保護など法律や倫理上の課題について社員に通知した。AIの利用については専門組織を設けて判断している。22年2月にAIを組み込んだ製品開発や業務利用などで倫理面の課題を整理する「AI倫理ガバナンス室」を設置しており、同室を通じて対話型AIのリスクについて注意喚起していく。

チャットGPTは公開2カ月後の1月に利用者が1億人を超えた。米マイクロソフトは検索エンジンの「Bing」に2月に対話型AIを導入した1カ月後、1日の利用者が初めて1億人を上回った。企業の業務での活用も今後は大幅に増えるとみられている。

一方で情報流出や誤回答など課題も多い。対話型AIの利用を禁止する企業も出ている。

みずほフィナンシャルグループと三菱UFJ銀行、三井住友銀行はチャットGPTなどの業務での利用を禁止している。みずほは従業員が業務用の端末でアクセスできないようにするため接続も制限している。みずほは「従業員の不適切な利用による顧客や金融取引などの重要情報の漏洩を防ぐため」と説明する。NECも社員にチャットGPTの活用を禁じている。

海外でも利用を制限する企業は多い。米メディアによると米アマゾン・ドット・コムは社員に対し機密情報や自社で開発中のプログラムを入力しないよう注意喚起した。JPモルガン・チェースやバンク・オブ・アメリカ、ドイツ銀行など複数の金融機関も社員の利用を禁止・制限している。

情報セキュリティ大学院大学の後藤厚宏学長は「パソコンで手軽に使える対話型AIは社員の警戒心が薄くなり、機密データを入力して社外で思わぬ利用をされる恐れもある」と指摘する。効率化のため利用は進めるべきだとし「社内の専門チームでテストして使い方や入力してもよい情報などのルールを明確にするべきだ」と語る。

パナソニックホールディングス傘下のパナソニックコネクトは情報流出などの対策を取ったうえで対話型AIを資料作りなどに利用し始めた。流出リスクを抑えるため共同開発した米マイクロソフトと入力内容をAIの学習などに二次利用しない契約を結んだ。社員には個人情報などを入力しないよう注意喚起もしている。

 

 

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ロックフェラーより早かった日本の石油の商用化

我が日本でも、石油の発見は相当古く、残る記録としては、天智天皇即位７年、「越後献燃土興燃水」と日本書紀に記されており、越後の国より燃える土と、燃える水を献上したことが明記されていることは、既に紹介しました。

石油の発見と利用の人類史
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/b555050c36935ad6e972408f0bae2c6b

 

嘉永年間（1848年－1854年）、我が日本・北越の蘭医喜斎は、1849年頃、石油の精製法を発明し、精製油を創傷や痔疾の妙薬とし、また灯用として商品化していたことが、日本石油の資料に紹介されています。

日本石油(株)『日本石油史 : 創立70周年記念』（1058.05）
https://shashi.shibusawa.or.jp/details_nenpyo.php?sid=4020&query=&class=&d=all&page=2

 

アメリカでは、ヨーロッパ人が米本土に来る前から、アメリカン・インディアンが、既に石油の存在を知っていて、地表に浸潤したものや水面に浮流する石油を採取しただけでなく、後には抗井（こうせい）を掘削し、手堀井のように枠組みを施した遺跡もあります。　それは、燃料に利用するのではなく、先祖代々の言い伝えによって薬効を信じていたのです。

 

アメリカでは、エドワード・ドレイクが、1859年8月23日に、蒸気で掘削し、米国石油史上はじめて、機械的に石油を掘り当て、その日から、毎日25バレルの石油を産出するようになりました。　このドレイクの成功に刺激され、ペンシルべニア州の至る所にデリック（クレーンの一種）が築き上げられ、一夜のうちに石油都市が出現。当時は1バレルが16ドルと高値で、次々に石油成金が現れました。

 

このドレイクの功績を永遠に記念するため、ペンシルヴェニア州タイタスビルに、記念碑が建てられています。

1850年代、英国人ジェームズ・ヤングは石炭やスコットランド産石油頁岩を蒸留して、可燃性液体を抽出し、これを従来灯用として用いられていた鯨油に代えようと研究していました。　ベルリンのシュットホヴァザーという人物が、可燃性液体二適したランプを発明。この「パラフィンランプ」は全欧州と全米に流行し、当時のランプ及び灯油の需要は莫大に上がりました。

ロックフェラー財閥の創始者ジョン・ディ・ロックフェラーは小さな石油の販売人に過ぎませんでしたが、1860年代後半に、弟のウィリアム・ロックフェラー他と共同で、オハイオにスタンダード石油を設立。　2年後にはボルチモア、フィラデルフィア、ニューヨーク、ボストン、ピッツバーグなどにある製油所を次々と買収し、米国精油の95%を支配する石油王となりました。

 

 

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IT基本用語辞典

 

IT基本用語辞典　　（日経XTECHからの引用）

https://xtech.nikkei.com/atcl/learning/lecture/19/00102/

 

 

 

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