ロスチャイルド財閥-274 パリ・ロスチャイルド家の復興https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/1078d5df759fdd8f74b074a51cacbb65
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ギーの自叙伝によると持株会社である北部会社は、次のような会社などを支配していました。
(1)管理装備会社(SAGA) : 航空会社(兼)海運会社
(2)冷却倉庫会社(CEGF) : フランスおよびヨーロッパ各国に倉庫産業を展開
(3)国民建設会社(SNC) : 住宅などの建設業
(4)大西洋石油会社(ANTAR) : 石油の精製と販売会社
(5)パリ・リヨン地中海会社(PLM): ホテルと観光業など
また、多国籍なイメタル(IMETAL)も北部会社の傘下企業でした。 傘下企業といっても、1974年に
スペインの探鉱産業のペナロヤ社やニューカレドニアでニッケルを採掘していた ル・ニッケル社 などを統合して設立されたヨーロッパ最大の非鉄会社です。
ヨーロッパはもちろん アフリカ、アメリカ大陸を舞台に 銅、鉛、亜鉛、ニッケル、ウラニウムからエメラルドのような宝石まで地下資源なら何でも生産していました。
ギーは、南太平洋のフランス領ニューカレドニアのニッケル製錬工場にも足を運びました。ロスチャイルド家は1884年もの昔から、ここでステンレスなどの原料になるニッケルを採掘しています。
ギーは1967年から1968年にかけ、ロスチャイルド兄弟銀行を本格的な株式会社に改組するとともに、預金会社に変身させるという大改革も行いました。
名前もロスチャイルド銀行(Banque Rothschild ) と改め、これまで大口の顧客しか相手にしなかったロスチャイルド兄弟銀行が、庶民のわずかなへそくりの貯金のために通牒を作ることになりました。
その頃ロスチャイル兄弟銀行は、フランスの戦後の経済成長にともなって急成長する近代的な株式会社組織の預金銀行に預金高で大きく引き離されはじめており、殿様商売では将来が危ぶまれてきたために、体質の転換を決断したのであります。
さらに1978年にはロスチャイルド銀行と一族の持ち株会社である北部会社(Companie du Nord)との経営を一体化しました。
北部会社がロスチャイルド銀行の株の70%を保有していることから、経営を合理化するとともに関連企業の緊密化を図ってグループ全体を活性化しようとしました。
この結果、ロスチャイルド銀行は全体の資金の65%が事業に向けられているというユニークな銀行になりました。
1980年末の段階でロスチャイルド銀行は、パリ市内に12支店、主要都市に8支店を持つまでになりました。
それでも預金総額34億フランは、フランスの預金銀行では10位に過ぎませんでした。 預金銀行の規模でみれば、これが客観的なランク付けです。
しかし、ロスチャイルド銀行の場合は、その大半の資本がロスチャイルド一族のものなのであり、サラリーマン経営者が経営する一般の銀行とは大きく異なります。
また一族は、それぞれが投資した資金について莫大な配当を受けていて、それをまた各人が自由に投資していることを忘れてはなりません。
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デュポン財閥の創始者 エルテール・イレーネ・デュポン(1771-1834)
デュポン財閥ー6 デュポンはナチスを助けたか
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デュポンと第二次世界大戦、そして日本との深い関係は原子爆弾の生産を無視しては語れません。
「マンハッタン・ディストリクト」(原子爆弾生産計画の暗号名)がひそかに計画された頃、この計画の中心人物 レスリー・グローヴス中将 は、ウィルミントンにやってきてデュポンの首脳部に彼の計画の輪郭を打ち明け、デュポンの協力を求めました。
軍部は何故。真っ先にデュポンに話を持ち込んだのでしょうか。ジョン・ガンサーは、その理由は
次の4つだと言っています。
(1)デュポンはこれまで、常に独自の機構を創設することに習熟している。
(2)陸軍省はデュポンをよく知りぬいており、長い年月にわたってデュポンと親しい関係を保ってきた。
(3)デュポンはこの仕事(原子爆弾の製造)に最も適している。 デュポンはスタンダード・オイル
(ニュージャ-ジー)を別にすれば、きわめて多方面、包括的な機能をもつという点では、ほかに比
肩するものがないほど優れている。
(4)デュポンが爆発物に関して豊富な経験を持っているということについては、改めていうまでもない。
こういった理由から、陸軍省は真っ先にデュポンに白羽の矢を立てたのでした。 しかし、これに対して
デュポンは、最初あまり乗り気でなかったといわれています。
「自分たちは化学者であって物理学者ではない」というのがデュポンの答えでした。 しかし結局、デュポンは条件付きで「マンハッタン・ディストリクト」に参加することになりました。 孫条件とは、
(1)この計画に関連して特許権を取得することをしにこと
(2)計画を引き受ける手数料は年額一ドルに留めることでありました。
まったく素晴らしい条件でデュポンほど立派な、損得なしの「愛国者」はどこにもいないように思われました。 「ア・ダラー・ア・イヤー・マン」(一年一ドルの男)という言葉はここから生まれました。
この言葉が軍需資本家、「死の商人」の別名として使われるのは、デュポンにとっては心外であると思われます。
ところで、「かなり厭々ながらこの計画に手を貸した」(ガンサー)デュポンは、
ジョン・D・ロックフェラーが巨額の資金を提供して創設された研究型私立大学であるシカゴ大学の監督のもとに、先ずはテネシー州クリントン、つまりオークリッジの付近に試験工場を建設し、ついでワシントン州ハンフォードに 3.5億ドル の巨費を使って、ハンフォード・プルトニウム工場を建設しました。
「これまで世界で企てられたもののうち、最も大規模でもっとも困難な工業企業」はこうして実現されました。 これらの巨額の費用は、デュポンが自腹を切ったわけではありません。 すべて国費です。
(関連情報)
・デュポン財閥-1 概要
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/5226329b578cb7902e701c57de715b54
・デュポン財閥-2 フランス革命とデュポン
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/7211f4344bd946895ce4ad7ebc3960b6
・デュポン財閥-3 大化学会社への成功
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/6f831974d28087140f9c05d7d2cef1ca
・デュポン財閥ー4 火薬トラスト
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/07f92b3459f7715d44c1e0b82d049c4e
・デュポン財閥-5 吊るしあげられたデュポン
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・デュポン財閥ー6 デュポンはナチスを助けたか
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/95f2faf8b9eef20d697850d4b17e80ce
・デュポン財閥-7 一年一ドルで国家に奉仕
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【総集編】この世で最も謎に満ちた"意識の正体"がヤバい!「私」の存在とは?生命とは一体なんなのか?【都市伝説 意識 生命 宇宙】
https://www.youtube.com/watch?v=c9bgDHGUWLw&t=3934s
共和党のマッカーシー前下院議長が年末に議員を辞職する
(CNN)
米連邦議会のマッカーシー前下院議長(共和党)は6日、今月末に議員を辞職すると表明した。
米紙ウォールストリート・ジャーナルへの寄稿で明らかにした。マッカーシー氏は10月に史上初めて議長職を解任されており、辞職するとの見方が強かった。
マッカーシー氏は17年にわたり下院議員を務め、長らく党を率いる立場にあった。同氏は寄稿の中で自らの実績を挙げ、在職期間については何の後悔もないと明言した。
マッカーシー氏は15回もの投票を経て1月に議長職を勝ち取ったが、つなぎ予算案を本会議採決にかけたことで党内保守派議員の反発を招き、就任からわずか9カ月で解任された。
同氏は「勝ち目の低さや個人的な犠牲をいとわず、我々は正しいことをした。最近の政界ではこうしたことは時代遅れのように見えるかもしれないが、国民のために結果を出すことは今でも国中で称賛されている」と寄稿に書いた。
これより前に、下院は同じく共和党のジョージ・サントス氏を除名処分としており、今回のマッカーシー氏の辞職で下院与党である共和党の議席はさらに減ることになる。
寄稿とは別に、マッカーシー氏は辞職を説明する動画も公開し、その中で「新たな領域で情熱を追求する時がきた。年末をもって議員を辞職するが、愛する国のために戦うことは決してやめない」などと語った。
全米共和党議会委員会(NRCC)の委員長を務めるリチャード・ハドソン議員は、マッカーシー氏の「国と下院共和党の議席拡大への貢献」に感謝の意を示した。
CNN NEWS 2023.12.07より引用