・ロスチャイルド財閥-277 パリ家の分裂 と 黒い羊
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/91b7c85f22605c6c04f5323cf4a6a211
からの続き
ロンドンのロスチャイルド父子銀行( NM Rothschild & Sons ) の1993年会計報告(1993年3月までの一年間も連結決算)は、同銀行が全世界に20の視点を持ち、従業員2000人以上が働いていることを明らかにしています。
支店はヨーロッパだけでもマンチェスター、カーディフ、マン島、ガーンズイー(以上イギリス)、パリ、フランクフルト、チューリッヒ、ミラノ、マドリッド、リスボンの11ケ所で、他に南北アメリカにニューヨークなど9ケ所、アジア太平洋地域にオーストラリアを中心に東京など9ケ所、アフリカにも1ケ所 ハラレ(ジンバブエの首都)があります。
今日、この規模であれば日系の銀行もありますが、ロスチャイルド家が行っている金融業は預貯金の銀行業務だけではなく、債券の発行や協調融資、あるいは財政コンサルタントの分野があり、一般の銀行と比較するには無理があります。
また、一族の金融機関はロンドンの父子銀行だけでなく、パリ・ロスチャイルド家のとスチャイルド会社銀行も世界に独自の支店網を張り、地球規模の経営を行っています。
さらに、腕に紹介しているように、ロンドンのジェコブの銀行、さらにはエドモンの銀行という第三、第四の勢力が新しく出現しています。
ロンドンの本家と分家、パリの本家と分家というそれぞれ独立した司令塔を持つこれらの金融ネットワークは、時には競争し合いながらも、必要とあればロスチャイルドの旗の下に共同戦線を張っています。
これらロスチャイルド家の総合力は、依然として巨大な金融帝国であることは間違いありません。,フランクフルトを本家として、5大都市に5兄弟を配置し、ヨーロッパを動かした19世紀の頃のような影響力はありませんが、
一旦パリとロンドンの2つにまで拠点を減らしたロスチャイルド家は、再び四極体制まで組織の再編に成功し攻撃的な経営に転じています。
実際、世界各地での幅広い活動のおかげで、ロスチャイルド一族の銀行は近年、着実に黒字を計上しています。
ロンドンのロスチャイルド父子銀行の会計報告書は、「我々は世界の代表的な独立したマーチャント・バンク(国際銀行)である」と冒頭に誇らしげに記して、1990年前後のイギリスの急激な景気後退を乗り越えて、北米大陸での金鉱山やベルギーなど海外での営業で歴を上げたことを報告しています。
ロスチャイルド家の強みは単なる金融資本だけでなく、産業資本であうことにもあrます。 蓄積された富は、これまで紹介してきたように石油、鉱物資源、工業、商業分野にも幅広く投資され、配当を受けて日々膨らんでいます。
パリのロスチャイルド銀行がその資本の65%を事業に向けているように、金融の占める割合はむしろ少ないのです、
パリ・ロンドン双方の本流は、過去のしがらみもあり工業など比較的堅い産業に投資する傾向が強いですが、分裂した方は伝統に縛られることなく、エドモンのように、地中海クラブやホテルといったレジャー・観光やワイン、百貨店経営やLVMH(ルイヴィトン・モエ・ヘネシー)のような高級ブランド品などに柔軟に投資しています。
・ロスチャイルド財閥-277 パリ家の分裂 と 黒い羊https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/91b7c85f22605c6c04f5323cf4a6a211
・ロスチャイルド財閥-262 世界一のワイン戦争 パリ家(ラフィット)vsロンドン家(ムートン)
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/697e0d3b28b70a7224abe2ee9822e13b
・ロスチャイルド財閥-199 LVMH、時価総額5000億ドル超え 欧州株の王者にhttps://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/e881b3ac69830629ad8bcb9cc972003f
一族は背挺率が高く、資金需要が急速に伸びているところにいち早く目を付けて投資を行い衰退するどころか、再び活性化している印象です。
世界経済は構造的な変化をみせ、グローバル化が進んでいますが、この状況はロスチャイルド一族にとって悪いはずがありません。
平和な時こそ。ロスチャイルド一族は富を増やし、戦争では資産を没収されたり、分家が消滅したりとか、ひどい目に会っているのです。
・ロスチャイルド財閥ー250 ナショナルトラストに寄贈されたワデスドン館https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/8f4f1cf76bd65396fb3f15019ed5e4ad
・ロスチャイルド財閥ー247 ドイツの台頭と19世紀後半の混乱するヨーロッパhttps://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/3947e90a2431d1d32d33e186b709d019
・ロスチャイルド財閥-265 第一次大戦後のロスチャイルド家https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/f03ab1153c6b1cd97fcb16883b0d6542
・ロスチャイルド財閥-272 ロンドン・ロスチャイルド家の分裂(2/2)https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/9c4bab4f831e6fed8004774219701c94
・ロスチャイルド財閥-271 ロンドン・ロスチャイルド家の分裂(1/2)https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/5af1c44d2906ae0a6780778dd870ab8b
・ロスチャイルド財閥ー246 ナポリ分家の消滅https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/87a2a9ba34b4aa291aac29bd2a7bcbd7
・ロスチャイルド財閥-261 フランクフルト本家の没落https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/fb2810b3b48aa2bbd4110119f21e020f
・ロスチャイルド財閥-268 残ったのはロンドン家とパリ家だけhttps://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/76abd3e8019bfe9b74dc71c2737b42a8
・ロスチャイルド財閥ー276 ミッテランの国有化旋風
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/1a375d86bb37ba5c42cd1f9cf827c500
国境と戦争のないヨーロッパを創造しようとする第二次大戦後の統合運動にも、ロスチャイルド家は常に賛成してきました。
かつてのフランスのドゴール大統領は、EC加盟を望むイギリスに、ひじ鉄を食らわせましたが、ロスチャイルド家に近い ポンピドウー が後継大統領になると早速加盟を認めました。
この裏には、パリ・ロスチャイルド家の当主、ギー男爵の説得があったことは言うまでもありません。
また、今日のEUの盟主は、フランスですが、ロスチャイルド家の盟主がパリ・ロスチャイルド家出ることも無縁ではありません。
そして、第二次大戦、またそれ以降は世界中が反日でしたが、岸田政権になりG7では反日の中露を明確に敵視し、欧米先進諸国を完全に味方に付け、経済もバブル期なみの日経平均、企業は過去最高の業績を更新し、絶好調となっています。
・日経平均一時33年ぶり水準 16%の260社が上場来高値https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/ddb3016a3db9ac7563bcc6c59a723b85
・日経平均一時33年ぶり水準 16%の260社が上場来高値https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/ddb3016a3db9ac7563bcc6c59a723b85
・上場企業3期連続最高益 24年3月期、小売り・サービス好調https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/e29bef00deb02e907ed477f824bae027
・首相、世界の機関投資家と夕食会 ブラックロックCEOらhttps://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/85f9dc0b68be7d4a7f427da990729558
反露を明確に敵視した政策で、何故か始まった反岸田首相の大々的なプロパガンダと岸田降ろし。
それらの声とは真逆に、EU・NATO・USは完全に岸田首相推しで、NATOの方から岸田首相は、歴代日本の首相として初めてNATOの会議に招待され、NATOの方から東京事務所の提案までもあります。
メディアや日本の言論界では全くこの言葉が聞かれません。 それは世界の外交や安全保障で最も重要視される「nusissance value」を上げるというものです。
簡単に言えば価値観を同じくする各国間で同盟を組むことが最も重要であるという事です。
NATOが良いい例です。
世界の常識ですが、日本の言論界やメディア関係者はこの言葉すら知らないのかと思っています。 また、世界中を敵に回して戦いますか? 今度は復興はさせてくれませんよ。
今、日本の置かれている状況は、科学技術・軍事力・経済が最も進んだ欧米先進国と実質、同盟状態にあり、最高の環境なのです。
だから、日本のポテンシャルを評価する世界ナンバーワンの投資家・ウォーレンバフェットの日本株買い、そして第二次大戦、それ以降は完全にに反日だったロスチャイルドも、日本びいきで久々の日英同盟の復活かとさへ言われています。
しかし中国・ロシア側につくとどうなるのかは、アホでない限り分かりますね。
・リンカーン、ケネディ、安倍元首相暗殺の共通点 https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/62b46eec87d1a18e8da9195e4d353d64
間違いなく、反中露を敵視し、終え米先進諸国をすべて味方につけていれば、日本はもしかしたら、世界一可能性のある国家であるかもしれません。 期待したいと思います。
★★★ ロスチャイルド財閥-215 ロスチャイルド当主 ANAホテル(赤坂)プライベート会合https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/15e42c79348485224e0b9ae63ca899e4
★★★ ロスチャイルド財閥ー224 Black Rock と親会社 Black Stone、そしてワシントンコンセンサス
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/9e5f232ed05a223f6fabc318428554b7
★★★ 現在、政財界で最も注目される女性 野田由美子 ヴェオリア社はロスチャイルドの水企業https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/e069b7dd6caea3409fe4e477c9490e60
★★★ ロスチャイルド財閥-111 国際金融財閥の序列
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/af41696ec05203f68b46d63b897e9b3d
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
哲学・宗教・思想 ここまでの投稿記事一覧
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/7da98797504886d8b9eaa2e5936655e6
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ロスチャイルド財閥 今まで投稿してきた記事リスト (1/3)
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/1f87a836a42cfdcf5bc18c8a5e212fe5
ロスチャイルド財閥 今まで投稿してきた記事リスト (2/3)
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/40a30f12de3651f13810a90405370238
ロスチャイルド財閥 今まで投稿してきた記事リスト (3/3)
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/47e334f8ba710639aefdcc8d7824f9fa
ロスチャイルド財閥-163 ロスチャイルド財閥について今まで投稿してきた記事一覧https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/fedeabe97fbe342e880f7195d00dabec
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
世界の財閥 ここまでの投稿記事リスト
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/14d30c37bfae00d834c78d49da070029
日本の財閥 ここまでの投稿記事リスト
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/6958fc72746302160416dd6dad039f68
ゴールドマン・サックス ここまでの投稿記事リスト
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/0b4c5b8ba383a38e0af1df7b1a477ea3
Black Rock ここまでの投稿記事リスト
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/93ef8de49c1ff9039ce7446f1f3fb0e8
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
フリーメーソン・イルミナティ・秘密結社 ここまでのまとめ
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/d52e37f7e9a7af44f93554ed333744b3
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー