デュポン財閥の創始者 エルテール・イレーネ・デュポン(1771-1834)
ナチス・ドイツのヒトラーが自殺し、共和党のバックにいる、ロックフェラーGrの兵器会社・ボーイングのB-29が、二hンの全土そして東京全体を焼け野原にし、ボーイーングの機種名・エノラゲイが日本の広島・長崎に原子爆弾が投下され第二次世界大戦は終わりました。
ちなみにB-29のBはボーイング社の意味です。
第二次大戦が終わって国際連合(国連)が、ロックフェラー主導で設立されます。 現在、ニューヨーク(NY)に建っている国連本部ビルの土地はロックフェラー財閥のもので、一部NY市が提供した土地です。
そして、何故か国連の安全保障常任理事国にはソ連と中国の共産主義国家を入れ、彼らに拒否権を与えて今日の世界政治の混乱をもたらしています。
何度も言いますが、第二次大戦で中国の果たした役割は???であり、世界の最貧国の中国に巨額の資金援助を行ない今日のような化け物のような中国を創ったのは共和党とそのバックにいるロックフェラー財閥です。
1972年2月、共和党のニクソン大統領が訪中し、毛沢東主席と北京で首脳会談を行い、巨額の資金援助・技術援助・一つの中国(台湾は中国の領土)を認めたのが起点です。
しかし、戦争は終わりましたが、アメリカの「死の商人」の前には、新しい道が開けました。それは核兵器英産の分野です。
1946年に「原子力法」が制定され、この法律に基づいて「原子力委員会」(AEC)という国家機関が創設されました。
1947年1月、AECは陸軍から「マンハッタン・ディストリクト」計画を受け継ぎました。引き継ぎの際、明らかになったことは、過去7年間に原爆生産に投下された経費が22億ドルという巨額に達していた事です。
その後、「米ソ・冷戦」が展開されるに及びますが、原子力予算は、先ず年額10億ドル台になり、20億ドルをも超えました。
「一つの新しい巨大産業が出現した。それは初めてヴェールを脱いだその時から既に巨体であったが、やがて体全体が成長し,単一の産業としては、現代最大の産業に成長いている」と1948年末、当時のAECの委員W・W・ウェイマックは原子六産業の巨大なスケールについて述べています。
原子力産業は、「死の商人」にとっては、もっともすばらしい活動分野でありました。 何しろ、その規模の大きさです。年額20億ドル以上もの巨費が建設や運営のためにばら撒かれます。
その設備と言えば、USスチール、ジェネラル・モーターズ(GM)、フォード。クライスラーの4つの巨大企業を合わせたよりも大きく、数十万の技術者、労働者を擁しています。
ところで、この土地・建物・機械などの固定設備はもちろん、AEC、つまりアメリカ国家がまかないます。 その建設・運営はデュポン、ユニオン・カーバイド・アンド・カーボン(ロックフェラー財閥系)やジェネラル・エレクトリック(GE、モルガン財閥系)のような巨大企業に任せられます。
ちなみに、ロックフェラー、モルガン共に、共和とバックにいる財閥で、俗にいうアメリカを支配しているWASP(ホワイト・アングロサクソン・プロテスタント)です。
建設・運営を引き受ける会社は自社製品を優先的に売り込み、据え付ける特権を持ち、運営の代償として「生産費+手数料」の原則でAECに請求して支払いを受けます。 この「手数料」は純然たる利潤であるとAEC担当者ですら認めています。
このほか、運営に当たっていれば、科学技術上の機密が自然に入手できます。これらの機密は、将来原子力産業が民間に開放される場合には、ごっそり頂くことが出来ます。
「死の商人」にとって、こんなぼろ儲けの分野がかつてあったでしょうか。 ジェイムズ・アレンが「原爆崇拝の陰で景気の良い一つの商売が行われている。それは国家の権威をまとい、えせ愛国主義の霊気に包まれているが、いうなれば『ぼろ儲けの商売』である。 しかも、この事業の目的たるや殺人でしかない」と慨嘆していているのも当然です。
(James Allen: "Atomic Imperialism - the State, Monopoly and the Bomb ", New Yor,1952)
原子力産業は「死の商人」にとって、このように魅力的なものであったから、その分け前をめぐる「死の商人」の癒着、競争は激烈を極めました。 デュポンは「マンハッタン・ディスティンクト」では原子力産業に先鞭をつけましたが、戦後モルガン財閥の激しい食い込みにあって、一時は苦杯をなめました。
モルガン系のGEはハンフォードのプルトニウム工場の経営権をデュポンから奪取したからです。
水爆工場建設とビキニでの実験
しかし、デュポンに再び春がめぐってくる日がやってきました。 1950年1月31日、トルーマン大統領は。アメリカの原爆所有独占を打ち破ったソ連に目に物をみせようと水爆製造命令を下しました。
その年(1950年)の8月2日、AECはデュポン・ド・ヌムール会社に水爆製造工場の設計、建設、運営を一手に任せる決定をおこないました。
デュポンが引き受けたこの水爆工場は、アメリカ南部のサウス・カロナイナ州のサヴァンナ河流域に建設されました。この「サヴァンナ・リヴァー・プラント」は、同州アイケン、パーンウェル両部にまたがる25万エーカーの広大な土地に、実に10億ドルの巨費を投じてつくられたものです。
こうしてつくられた水爆が1954年3月1日、ビキニで爆発実験成功。
(関連情報)
・デュポン財閥-1 概要
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/5226329b578cb7902e701c57de715b54
・デュポン財閥-2 フランス革命とデュポン
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/7211f4344bd946895ce4ad7ebc3960b6
・デュポン財閥-3 大化学会社への成功
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/6f831974d28087140f9c05d7d2cef1ca
・デュポン財閥ー4 火薬トラスト
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/07f92b3459f7715d44c1e0b82d049c4e
・デュポン財閥-5 吊るしあげられたデュポン
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/a7f93c98d714c8a95aa4a0b750c568ac
・デュポン財閥ー6 デュポンはナチスを助けたか
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/95f2faf8b9eef20d697850d4b17e80ce
・デュポン財閥-7 一年一ドルで国家に奉仕
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/e0a8b6bfc2a62e31574a9e9d603b6844
・デュポン財閥-8 原子力爆弾そして水爆https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/375baf137700633acd6eb73fb735fb98
・風と共に去りぬ(映画)風と共に去りぬ(映画)と「死の商人」https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/2a19d81e462bc6efd2808d9312146efd
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