マクロン仏大統領は今週2回目となるウクライナ情勢に関する緊急会合を開いた(19日、パリ)=ロイター
【パリ=北松円香】
北欧や東欧の国々とカナダは19日、パリでウクライナ情勢に関する非公式の緊急会合を開いた。
主催したフランスのマクロン大統領は会合後にX(旧ツイッター)で、自国やそのパートナー国が「ウクライナで持続可能で確固とした平和を求める」と述べた。
この日の会合は、17日にパリで開かれた欧州主要国の非公式会合に続く協議の場となった。ルーマニアやチェコ、バルト3国(リトアニア、エストニア、ラトビア)、フィンランドなど計16カ国の首脳が対面やオンラインで参加した。
マクロン氏はXで「我々は国防予算と防衛力増強の必要性を確信している」と説明し、「今後数日、数週間内に決断することになるだろう」と述べた。
EUのフォンデアライエン欧州委員長が防衛支出増加のための財政ルール緩和を提案するなど、欧州の防衛強化は避けられないとの見方が広がっている。
カナダのトルドー首相は会合前の記者会見で「カナダや圧倒的多数の同盟国にとって、ウクライナに関する事柄をウクライナ抜きで論じるべきではないというのは基本的な原則だ」と述べた。
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