スターマー英首相は「近日中にトランプ米大統領と会う」とする=ロイター
【ロンドン=江渕智弘】
英国のスターマー首相は16日、ウクライナに英軍を派遣する用意があると表明した。
停戦後に平和維持軍を駐留させるフランスのマクロン大統領の構想に同調したものとみられ、17日の欧州有志国の首脳会議で支持を呼びかける。
スターマー氏が英紙テレグラフへの寄稿で明らかにした。「ウクライナの安全保障に関して英国は主導的な役割を果たす」と訴えた。
そのうえで「必要であれば我々の軍隊を現地に派遣する用意と意志がある」と説明した。
英国の歴代首相は2022年2月のロシアによるウクライナ侵略後、英軍の派遣の可能性を明言してこなかった。
トランプ米大統領とロシアのプーチン大統領が停戦交渉の開始に合意したのを受け、停戦した場合の安全保障の枠組みの構築を急ぐ。
平和維持軍は英仏など欧州から兵員を送って駐留させ、ロシアの再侵略を防ぐ構想だ。ヘグセス米国防長官は12日、ウクライナの停戦ラインを守る平和維持活動には欧州を中心とする有志国が軍を展開すべきだと強調している。
17日にはフランスや英国、ドイツ、ポーランドなど欧州有志国がパリで首脳会議を開き、トランプ政権への対応策を協議する。
スターマー氏は協議を踏まえて訪米し、米欧の橋渡しを担う考えだ。寄稿に「トランプ氏と近日中に会う」と記した。
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ウクライナ侵略
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日経記事2025.2.17より引用