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ゼレンスキー氏、深まる苦境 米ロ圧力で退陣シナリオも  (日経2025.2.20)

2025-02-20 08:07:32 | 自己紹介・人気記事


19日、首都キーウで記者会見するゼレンスキー氏=AP

 

 

【クラクフ(ポーランド南部)=田中孝幸】

ロシアの侵略を受けるウクライナのゼレンスキー大統領が政治的な窮地に陥っている。ロシアが停戦協議でウクライナの早期の大統領選実施を促し、トランプ米大統領も同調したためだ。

ロシアはゼレンスキー氏の退陣による親ロシア政権の樹立を目指している。

 

公職者の汚職などを背景に、ゼレンスキー氏の支持率は低下している。現状では大統領選を実施した場合に同氏が敗北するとの見方が広がっており、国内の政争が激しくなっている。

トランプ氏は19日に自身のSNSで、ゼレンスキー氏を選挙を経ていない「独裁者」と攻撃した

 

 

トランプ氏は「偽情報の空間に」

今、私を交代させようとしても、うまくいかないだろう」。ゼレンスキー氏は19日、首都キーウでの記者会見で続投に意欲を示した。

18日に同氏の支持率が低いと発言したトランプ氏については「残念ながら偽情報の空間に住んでいる」と反発した

 

2022年2月にロシアの大規模侵略後、ウクライナでは戒厳令が発令されて選挙は実施できないままとなっている。19年に就任したゼレンスキー氏は24年5月の任期切れ後も特例的に大統領職にとどまってきた。

ウクライナの属国化を目指すロシアのプーチン大統領は、ゼレンスキー氏は国家元首としての正統性を失っているため、停戦合意を結ぶには選挙を経る必要があると主張してきた。バイデン前政権はこうした主張を「言いがかりだ」と一蹴してきた

 

 


トランプ氏はウクライナの大統領選を巡りプーチン氏の主張に同調(写真は2017年7月)=AP

 

ただ、1月に発足したトランプ政権は同調する姿勢をみせている

トランプ大統領は18日、「ウクライナの人々は『選挙からずいぶん時間がたった』と言うべきではないか。ロシアではなく、私やほかの多くの国からの意見だ」と明言した。ゼレンスキー氏の支持率が「4%」だと誤った主張を繰り広げた。

 

米FOXニュースの18日の報道によると、米ロの和平計画には停戦後の大統領選実施が盛り込まれている。

プーチン政権は領土面などでできるだけ有利な合意を結んで停戦したうえで、大統領選で反ロ色が薄い候補を当選させるシナリオを描いているようだ

 

 

 

支持率調査でザルジニー氏に劣後

各種世論調査によると、ゼレンスキー氏の支持率はロシアの侵略当初の22年には90%に達したが、高官の相次ぐ汚職の発覚といった腐敗対策の遅れなどを背景に経過し続け、最近は50%台で推移する。

ウクライナの調査機関が24年12月に実施した大統領選の支持率調査によると、1回目投票ではウクライナ軍のザルジニー前総司令官がトップの36.1%で、ゼレンスキー氏は2位の24.3%にとどまった。決選投票の想定では両氏の差は倍以上に広がった。

 


大統領選の支持率調査でゼレンスキー氏をリードするザルジニー前軍総司令官=ロイター

 

 

政治的に追い詰められた格好の同氏は、権威主義的な姿勢を見せ始めている。

同氏は12日、政敵と目される野党「欧州連帯」党首のポロシェンコ前大統領に対する資産凍結などの制裁を発動した。

 

ポロシェンコ氏は制裁は「違憲であり政治的動機によるものだ。侵略者に対する国内の団結に大打撃を与えた」と猛反発した。

ゼレンスキー氏は15日、ミュンヘン安全保障会議で「もし(大統領選がないのが)いやなら、彼らは別の国籍を選ぶこともできる」と言い放った。

 

今後の国内政局では、駐英大使に転身したザルジニー氏の去就が焦点となる。

侵略当初の優れた指揮で首都キーウを防衛した同氏は国民の人気が高いが、次期大統領選への対応については沈黙を守っている。

 

戦争によってウクライナ国民の対ロ感情は過去最悪レベルにあり、ゼレンスキー氏が退陣してもすぐに親ロ的な政権が発足する可能性は低い。

プーチン政権は「政権交代を機にロシアのシンパを政府内に送り込み、徐々に欧米から引き離そうと長期工作を続ける」(主要7カ国の高官)との見方が出ている。

 

汚職が深刻なウクライナでは過去に、下野した政治家が司法機関の標的になって投獄される例が少なくなかった。

ゼレンスキー政権の多くの幹部にとって大統領の続投は自らの社会的な生き残りをかけた問題であり、さらに政争が激しくなる可能性がある。

 

 

 
 
 
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福井健策のアバター
福井健策
骨董通り法律事務所 代表パートナー/弁護士
 
分析・考察

「トランプ氏にとっては予定通りでは」と昨日書いた通りの展開ですね。

ゼレンスキーは、欠点のある大統領でしょう。ウクライナも、もともと課題の無い訳ではない国でした。

それでも、ここで武力侵攻したロシア側の求めで大統領選が実施されるシナリオは、あり得ません。

なぜか。侵略側抵抗勢力を封じ込めるために選挙を強いるのは、他国支配の常道手段だからです。

武力で他国侵攻すれば得をする、という今の流れを決定づけかねないからですね。

そこで危機に瀕するのは、「法の支配」です。無論それは、極めて不完全で不十分な代物です。

それでも日本を含む世界の多くの国と人々にとって、それはやはり最後の砦なのですね

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ウクライナ侵略

2022年2月、ロシアがウクライナに侵略しました。戦況や世界各国の動きなど、関連する最新ニュースと解説をまとめました。

 

 

 

 

日経記事2025.2.20より引用

 

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本当に敵国であるはずの親北朝鮮・親ロシアの、アホのTV芸人・アホボン・トランプは、クソやな

 

ウクライナ、頑張れ!
皆でウクライナを応援しよう!!!

 

 

 



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