先ずはアメリカを正しく認識するために、歴史と民族についてみてみましょう。アメリカ大陸にまず住み着いたのは、約ニ万年前にユーラシア大陸とアメリカがつながっていた、ベ―リング海峡を渡ったモンゴロイドの我らが祖先縄文人や、平洋ルートで船を使って南米に渡ったモンゴロイドの、これまた我らが祖先の縄文人です。
アメリカ大陸の先住民で、アメリカ人がインディアンと呼ぶ人々(DNA・ミイラのウィルスから学問的にも日本の縄文人であることが証明)です。
欧州人でアメリカ大陸を最初に発見したのは、オランダ・フローニンゲンやカナダ国立公園局などの考古学チームが、西暦1021年に北欧のヴァイキングがアメリカ大陸に入植した証拠を発見したと発表しています。
そして、1492年スペイン国王(イザベル1世、以後1516からスペイン王はハプスブルグ家のカール5世)をスポンサーに獲得したクリストファー・コロンブスが三隻の船に120人の乗組員を率いてスペインの港を帆船で出帆し、未知の海、大西洋を西へと向かいました。 10月12日の朝、小さな島が見えてきました。バハマ諸島のワリング島とされています。
大勢の人間が浜辺に押し寄せました。ボートを下して、まずコロンブスがスペイン王国の旗を翻して上陸。 その後は船乗りたちが歓声を上げながら浜に飛び降りました。 水はふんだんにあり、青々とした樹木が密生し、果実も多く実っていました。
コロンブスの『新大陸アメリカ発見』は単なる発見ではなく、彼はこの島をスペイン王の領土とする儀式を行いました。 その儀式とは、その土地への主権の存在を象徴するために、大地を暴若無人に掛け目切り。草木を抜粋し、地面に十字を刻み、足で穴を掘るなどです。 沖に不思議な物が浮かんでいるのをみて驚愕した島民は、浜辺に多くの人が出て、コロンブス一行の行為を見守るしかありませんでした。
島民たちは遠来の客を歓待しました。 何も分らないうちに、彼らはスペイン王国の領民になったのです。この10月12日、または10月の第二土曜日には、今でもアメリカの各地でコロンブス・デーが祝われます。 一方、白人に征服された中南米諸国は、コロンブスの発見が災難以外の何物でもなく、この日を呪詛するところもあります。
このコロンブスの事業から、世界の一体化(グローバル化)が開始され、真の意味での『世界史』が成立していったのです。
明らかにこの時からアメリカの支配者は、クリストファー・コロンブとスペインです。アメリカはスペインの植民だったのです。
影の支配者はカトリックの盟主ハプスブルグ帝国、バチカンであり、の庇護の下で財を成し、彼らを支える一族、ハプスブルグ一族、タクシス一族、サヴォイヤ一族、オルシーニ一族、メディチ一族、などがあります。 さらには、彼らに金を貸し、金融で彼らを支えるヴェネチアの黒い貴族、デル・バンコ一族たちがいます。
ロスチャイルド財閥ー324 新大陸アメリカの歴史-2
に続く