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ロスチャイルド財閥-421 米中、醜いディールの誘惑(日経記事2025.2.10)

2025-02-10 21:07:10 | 国際政治・財閥

 


トランプ米大統領㊧と中国の習近平国家主席=いずれもロイター

 

 

トランプ米政権と中国の対立が早くも熱を帯びてきた。トランプ大統領は2月4日、中国からのあらゆる輸入品に10%の追加関税をかけた。今後、関税を一段と引き上げることなども考えられる。

 

 

美しい外交ディールという底意

トランプ氏の対中圧力は貿易だけにとどまらない。中米パナマ運河を中国が実効支配しているとみなし、中国による関与を排除する構えを示す。

さらに、7日の石破茂首相との共同会見では、中国による「経済侵略」と戦うため、日本とより密に協力すると宣言。日本を守るために「米国の100%の抑止力を提供する」とも語気を強めた。

 

表面だけみると、米国は中国との対決路線にまっしぐらに突き進んでいるように映る。だが、奇妙なことに、トランプ氏の言動からはむしろ中国と話し合い、「美しい外交ディール(取引)」を交わそうという底意ものぞく。

主要国の外交サークルでは、彼の思惑について2つの相反する仮説が飛び交う。トランプ氏は中国を敵視しており、通商や外交問題でさらに圧力を強める。米中関係は1期目よりも緊迫する、というのが1つ目の見方だ。

 


トランプ氏は大統領令などで中国へ圧力をかけ始めたが……(1月23日、ホワイトハウス)=ロイター

 

 

もう片方の仮説は逆である。彼は中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席から、米側に得になる譲歩を引き出したい。中国たたきはその駆け引きにすぎない、という見立てである。

ハイテクや経済で米国と張り合おうとする中国に、トランプ氏が不快感を抱いているのは間違いない。しかし、対中政策上、彼の狙いがどこにあるかといえば、後者に近いだろう。

 

根拠の一つは、トランプ氏が前のめりといってよいほど、習氏と会いたがっていることだ。まず、1月中旬の就任式に習氏を招いた。それが不発に終わると、早期に訪中したいと公言した。

さらに追加関税を発動する前日にも、中国側と「おそらく24時間以内に話す」と発言している。本気でケンカしようと思っている人物の発言には聞こえない。

 

 

中国は欠かせない取引相手

習氏との直接交渉にトランプ氏が意欲を抱くのは、通商上の成果だけが狙いではない。ウクライナでの停戦という事実上の外交公約を果たすために、習氏から協力を引き出したいと考えている。

就任直前の習氏との電話でも、「(ウクライナの)事態を解決しなければならない」と訴え、協力を求めた。

 

米政府の推計によれば、ロシアの兵器量産に欠かせない精密電子部品や工作機械の7〜9割が、中国から供給されている。トランプ氏はまず、これらを停止するよう要求するとみられる。

厳しい中国批判とは裏腹に、トランプ氏は習氏については決して悪口を言わず、「偉大なリーダー」と持ち上げる。米中ディールを成功させるうえで、有用な交渉相手とみなしているからだ。

 

 

米ハドソン研究所のパトリック・クローニン・アジア太平洋安全保障部長は1月29日、都内で開かれた「東京グローバル・ダイアログ」で「トランプ氏は来月にも、習氏との対面による会談を開くだろう」と予測した。

 
 

 

 

 

一方の中国も、圧力に屈しない姿勢を見せつつ、米国との全面対立を避けたいのが本音だ。国内の経済が低迷するなか、習政権は社会の安定が最優先である。2月4日に決めた米国への報復関税の対象も、限られていた。

中国は2050年までに、米国に並ぶ超大国になるのが目標だ。これを実現するためにも、米国との対立をいたずらに過熱させるのは得策ではない……。中国人の外交専門家らは、習政権内でこんな判断が働いていると解説する。

 

 

中国とのディールに意欲をみせるトランプ氏に、ルビオ国務長官やウォルツ大統領補佐官(国家安全保障担当)といった対中強硬派は内心、ひやひやしているだろう

。彼らは中国を安全保障上の敵対国とみなし、あらゆる分野で対抗しようとしている。

 

だが、トランプ氏の対中観はちがう。国際政治はルールや倫理ではなく、大国間の交渉や取引によって回っていくというのが、彼の発想だ。この前提に立てば、中国は米国の敵対国であると同時に、欠かせない取引相手にもなる。

トランプ氏の交渉本能を逆手にとろうと、中国は通商問題で大きく譲る代わりに、台湾や南シナ海問題で米側の歩み寄りを求めてくるかもしれない。万が一、トランプ氏が受け入れたら、アジアを不安定にした「醜いディール」として記憶されてしまう。

 

 

安易な妥協は禁物

今後、考えられるのは3つのシナリオだ。第一は、米中が何らかの通商合意を交わし、ウクライナ停戦などの外交問題でも妥協が成立する展開だ。第二は、いったん通商合意が結ばれるものの、妥協は長続きせず、安保問題でも対立が深まる筋書きである。第三はこれらの中間シナリオだ。

 

 

 

 

このうち最も考えられるのが、2番目の緊張シナリオだろう。米中は個々の火種ではなく、構造的な冷戦に入っているからだ。

1期目のトランプ政権で国防次官補を務めたランドール・シュライバー氏は語る。「トランプ氏は悪い取引を受け入れない。習氏が何を提供するかには興味があるだろうが、過度の犠牲を払ったり、安全保障を犠牲にしたりする形跡は見当たらない」

 

トランプ氏が偉大な交渉力を誇りたいなら「醜いディール」の誘惑に負けてはならない。特に、安全保障での安易な妥協は禁物だ。

 

 

 
 
秋田 浩之

長年、外交・安全保障を取材してきた。東京を拠点に北京とワシントンの駐在経験も。国際情勢の分析、論評コラムなどで2018年度ボーン・上田記念国際記者賞。著書に「暗流 米中日外交三国志」「乱流 米中日安全保障三国志」。

 

 

 

 

日経記事20252.10より引用

 

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(関連情報

 

世界の最貧国の一つであった、共産党一党独裁の中国に巨額の資金援助を行い育ててきたのは、共和党とそのバックにいるロックフェラー財閥。

1972年2月、共和党のニクソン大統領が訪中し、北京で毛沢東主席と首脳会談を行った。 その席で、①技術援助 ②巨額の資金援助 ③一つの中国を承認(台湾は中国の領土)

 

これが起点となり、中国は驚異的な発展を遂げ、今日ではアメリカの世界覇権を脅かすまで成長した。 共和党、ロックフェラー、コイツらは100%信用すると危険。

 

東京大空襲を行ったのはロックフェラー財閥の兵器会社ボーイングのB29。B29のBはボーイング。原爆を投下した航空機『エノラゲイ』は、ボーイングの機種名。

因縁をつけ空爆などで散々破壊し尽くした後、共和党の軍産複合体の企業、ベクテル等が登場し、復興を理由に再度設けるワンパターン。 ブッシュのイラク戦争を思い出せば良い。

あのときも、共和党がバックのFOXメディアが散々、大量破壊兵器があるとデマを流し、強引に空爆を行ったのも記憶に新しい。 

 

今回のガザも同じ、共和党・イスラエル・軍産複合体の共同作業。 兵器で儲け、そして復興支援と称して、軍産富豪対が儲け、共和党のロックフェラー系銀行とモルガン系の銀行がこれで一儲け。

そして、ネオコンのブッシュやトランプに、リベートが流れる構造です。

 

 

第一次大戦で天文学的借金を負ったドイツ。子供の餓死者まで出る始末だった死に体のドイツが、いきなりヨーロッパ全土をナチスドイツが侵略支配し、第二次大戦の引きが目を引いたのか? 

 

・ロスチャイルド財閥-142 第二次世界大戦 ナチスドイツによるヨーロッパ占領 https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/ba09b78b47bd493e1ddf45216ad4774c

ナチスドイツを支援したロックフェラー財閥所有の「スタンダード石油」 https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/7a043b04c0ea425472e698aa2b8020ff

 

 

これまた敵国である筈のナチス・ドイツに巨額の資金援助、技術援助、挙げ句の果ては石油などを手影響したのがロックフェラー財閥である。 この時も、ロックフェラー系の銀行、モルガン系の銀行が資金援助している。

 

これらは、公式に認められた歴史的事実! 詳しくは、私のBlogで何度も紹介済。

 

 

・ロスチャイルド財閥-142 第二次世界大戦 ナチスドイツによるヨーロッパ占領 https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/ba09b78b47bd493e1ddf45216ad4774c

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