自民党の石破茂総裁は外相に岩屋毅元防衛相を起用する方針だ。岩屋氏は党総裁選で石破陣営の選挙対策本部長を務めた。
岩屋氏は67歳で、大分県議を経て1990年の衆院選で初当選した。大分3区選出で当選9回。外務副大臣などを歴任し、2018年に防衛相に就任した。石破氏とは党内の国防政策の議論を主導してきた。
18年末の防衛大綱と中期防衛力整備計画の改定を担った。
サイバー・宇宙・電磁波という新領域での自衛隊の能力強化を打ち出した。領域横断作戦の重要性も明記し、新たな安全保障の脅威に備える体制をつくった。
麻生派に所属していたが24年2月に退会した。岸田文雄首相とは早大の同窓で、良好な関係を築いている。
自民党は9月27日投開票の総裁選で石破茂氏を第28代総裁に選びました。1回目の投票で過半数を得られず、上位2人による決選投票で215票を得て高市早苗氏に勝利しました。10月1日召集の臨時国会で岸田文雄首相の後継として第102代首相に指名される見通しです。
日経記事2024.09.29より引用