[ワシントン ９日 ロイター] - バイデン米大統領は今週、新たな対ロシア経済制裁を発表する見通し。
ロシアの侵攻を受けているウクライナをトランプ次期大統領の就任前に支援する狙いがある。 米政府当局者が明らかにした。制裁の具体的な内容は不明。
トランプ氏の側近は、ウクライナに事実上ロシアへの領土割譲を求める終戦案を検討しており、バイデン政権はロシアとの交渉前にウクライナの戦場での立場を強化したい考えだ。
米国はウクライナに戦車「エイブラムス」、戦闘機「Ｆ－１６」、長距離ミサイルシステム「ＡＴＡＣＭＳ」を供与したが、同当局者は戦況を一変させる効果は出ていないとの認識を示した。
一方、米軍はアジアで有事が起きた場合の対応を検討するため、ウクライナ戦争で北朝鮮がどのような作戦を展開しているのかを調査している。
また同当局者によると、米政府はロシアを支援する中国の組織に対し、追加制裁を導入する可能性が高い。
日経記事2025.1.9より引用
