トランプ氏一族の仮想通貨ビジネス、ワールド・リバティ・ファイナンシャルのサイト
【ニューヨークー=伴百江】
トランプ前大統領一族が経営する暗号資産(仮想通貨)ビジネス、ワールド・リバティ・ファイナンシャル(WLF)が15日から稼働し、初日のトークン販売高は目標の4%にとどまったことが明らかになった。
大統領選で仮想通貨擁護に転じたトランプ氏だが、ビジネスは思惑通りに進んでいないようだ。
仮想通貨専門メディアのコインデスクによると、WLFが取り扱うトークンの販売高は15日の販売開始から24時間で約7億9200万枚と、初日目標の200億枚の4%程度にしか達しなかったという。
販売額も1100万ドル(約16億円)と目標の3億ドルからほど遠い水準となった。
トークンを購入した投資家は約2900人いたが、販売開始後の1時間でサイトが数回にわたりダウンしたこともあり、販売高は計画したほど伸びなかったとみられる。
トランプ氏は11月の大統領選で当選した場合、米国をビットコインと仮想通貨の世界的な中心地にすると公約に掲げており、WLFのビジネスは選挙活動の一環とみられる。
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日経記事2024.10.18より引用