自民党の石破茂総裁は30日午後に党本部で臨時総務会を開き、新たな党執行部を正式に決める。幹事長に森山裕総務会長をあて、総務会長に鈴木俊一財務相を登用する。
党ナンバー2となる幹事長は茂木敏充氏から3年ぶりに交代する。
幹事長、総務会長以外の党四役は政調会長に小野寺五典元防衛相、選挙対策委員長に小泉進次郎元環境相を内定した。副総裁に菅義偉前首相、最高顧問に麻生太郎副総裁をそれぞれ充てる。
閣僚は加藤勝信元官房長官を財務相、赤沢亮正財務副大臣を経済財政・再生相として予算編成や経済対策の策定に取り組む。外相に岩屋毅元防衛相が就き、防衛相に中谷元氏が再登板する。官房長官は林芳正氏が続投する。
法相は元経産副大臣の牧原秀樹氏、農相は首相補佐官の小里泰弘氏、経済安全保障相は城内実氏、デジタル相は平将明氏、地方創生相は伊東良孝氏を起用する。
首相官邸は政務担当の官房副長官に橘慶一郎衆院議員、青木一彦参院議員を充てる見通しだ。事務担当の副長官は元総務次官の佐藤文俊氏を就ける調整に入った。
臨時国会が10月1日に召集される。首相指名選挙で同日中に石破氏を第102代首相に選び、新内閣が発足する見通しだ。
【関連記事】
自民党は9月27日投開票の総裁選で石破茂氏を第28代総裁に選びました。1回目の投票で過半数を得られず、上位2人による決選投票で215票を得て高市早苗氏に勝利しました。
10月1日召集の臨時国会で岸田文雄首相の後継として第102代首相に指名される見通しです。
日経記事2024.09.30より引用