親愛の意味です

【いなりの脳天】
病院で同室だったＧさんは動物を飼っていない。
友人の中で、ネコを飼っているのは私くらいなので、ネコの言葉は全く分からない。
したがって、遊びに来ると私が横で通訳をすることになる。

先日もＧさんが調子が悪いくせに遊びに来てくれた。
ネコどももなぜかＧさんには寄っていく。

そんでもって、代わるがわるお尻を見せに行くネコども。

「ほれ、私のお尻みるぅ？」
「はい、これが俺の尻」
「見て見て～。お尻だよー。穴もあるよ。」
「ねーねー。お尻ぺんぺんしていいよー」←のりまき

Ｇさんは見たくもない尻をいっぱい見て帰っていった。

Ｇさん、ごめんよ。
これは「ありがとう」とか「よく来たね」とか、そういう意味なんだ。
これに懲りず、またネコの尻、見に来てね。

意思の疎通できず

ぎゃぁぁぁぁぁー！

ブログの記事を書いていたら全部消えた。
なすびの手が何かを押したからだ。

「も゛ぉ～！ちょっとぉぉぉ～！」



……ゴロゴロゴロゴロ
目を細め、ご満悦な顔で私を見るなすび。


Σ(￣Д￣;)？！ 喜んでる？



「あのねー、私おこっとるのよ」


ゴロゴロゴロゴロ………


もういい（-_-）

ふじこの獲物

ベシッ、ベシッ、ベシッ、ベシッ、……
　
　
ボケェェ～っとテレビを見ていると、後ろの方で何やら音がする。
振り向くと、ふじこが獲物を見つけたのか、何かにネコパンチを殴打している。

　
　
ベシッベシッ、ベシッベシッ、……
　
　
虫…か？　ゲジゲジだったらどうしよう……。
不安をおんぶしながら、恐る恐る近づく。
　
　
　
ベシッ、ベシッ、ベシッ、ベシッ、……
　
　
　
　



ひ、ひもかよ　(￣Д￣;)
おんぶした不安を投げ飛ばす。

「ふじこ。楽しい？」
ふじこが私を見上げ、えらく自慢げな顔をする。
「やっつけたか？　もっとやっつけてやれー」
その言葉に納得したのか、鼻息を荒くして、再びひもにネコパンチ連打。

付き合いきれないので、riderテレビを見に元の位置に移動。
と、しばらくして、ほたほたとふじこがやって来た。
「ひも、やっつけたか？　えらいぞっ」
なでなでしてやると、満足げなふじこ。

5歳になったというのに、いまだに子猫気分。

それはネコだけが見た

【イタリア人のピザ職人の店にいる鳥。名はリモーネ。私が前に立った時だけ「ウエー！」と低い声でなく失礼な鳥】
実は昨日の朝、唇に違和感を感じて起きる。
何かとっても腫れているようだ。
ネコにご飯をあげて、鏡を見てびっくり！
下唇のしわがないくらいぽんぽんに腫れあがって、まるでいかりや長介のデフォルメったお面のような顔になっているではないか！

……。どーしようぉ（；_；）
　
誰かが来ない事を、ただひたすら八百万の神に祈り倒す。

しかしこういう日に限って、生分解樹脂の事もまとめなければならないし、いろいろと忙しい。
私はいかりや長介の顔のまま、洗濯をし、台所仕事をした。
そして、いかりや長介の顔で、電話で打ち合わせ。
そのまま生分解樹脂をまとめようとしてまとまらず、いかりや長介の顔をしてブログを更新。
そうしたら、ガン患者Gさんから、抗がん剤の治療後、あっちやこっちが痛いというメールが届いたので、いかりや長介の顔をしてやさしい言葉でメールを返す。

死ぬほど暑かったので、いかりや長介の顔で汗をかいてみる。
ネコを撫でる時も、本を読むときも、いかりや長介の顔。
　
　
一体、私の顔はどこへ行ってしまったんだ！



そうこうしているうちに、いかりや長介だった顔が、もとのriderの顔に戻ってきた。

何があったんだ！私の顔！

そんな顔でもネコどもは平気。