○ プロローグ
今年は秩父巡礼の御開帳年。
秩父にある34カ所巡礼霊場が、12年に一度御開帳をしている年です。
関東とはいっても秩父はとても遠い場所。
大変なのははじめからわかっているので、どうしようかな~~と思っていましたが、去年の夏に秩父を訪れた時に、素朴な自然と古めかしいお寺が気に入って、(やってみようかな)と思うようになりました。
御開帳期間は、まるまる1年間ではありません。
3月1日から11月18日まで。
つまり8.5か月です。
秩父の自然が厳しくて、雪に覆われてしまうからでしょう。
○ ゴッドからブッダへ
巡礼の友は、アメリカ帰りのショウ。
17、8年アメリカで暮らしていたため、日本のことがかなりわからなくなっているようです。
思考もアメリカンっぽくなっていて、「ジュンレイ?それをすることで、どんなエフェクトがあるの?」と聞かれ、たじたじになりました。
さすが、合理主義の国~!
ブッダではなく、ゴッド文化の方が身近なショウに説明をしながらの巡礼。
さて、どうなることでしょうか。
今回、外伝と銘打ったのは、お寺をメインにした秩父巡礼記には載せなかったサブ日記になっているためです。
メインの巡礼記はこちら。→『秩父三十四ヶ所観音霊場 index』
お寺に興味のない方には、サッパリだと思いますが(^_^;)
○ 不慣れな秩父
秩父巡礼第1回目は、4月に行いました。
秩父には一度来たことがあるきりで、ほとんどなじみのない場所です。
土地勘は全くないし、ほとんどアメリカ人になっているショウは、秩父自体わかっていない様子。
それでも一緒に巡ってくれることになりました。
8時半に新宿待ち合わせ。
休日なのに早起きしましたが、それでも秩父に着いた時にはもう昼近くになっていました。
○ 芝桜シーズン
都内から秩父へ向かう人々は、みんな巡礼者だと思っていましたが、途中の羊山公園で、電車の乗客はほとんど降りて行きました。
どうやら、シーズンの芝桜を見に来た人たちのよう。
秩父鉄道の「御花畑駅」が「芝桜駅」に代わっていました。
えっ?? それ、アリなんでしょうか?
「うどん県」と名乗りを上げた香川県みたいな感じ?
○ 二種類の聖地
まずは観光案内所で情報収集。秩父駅周辺の地図をもらいます。
霊場の地図は、すでになくなっていました。みんな巡っているんですね~。
『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。(あの花)』の登場スポットが記された地図が、一人一枚限定で配られており、気になって、いただきました。
こ、これも確かに聖地巡礼になるけど、ベツモノよ~。
公式地図が作られるあたり、とても人気なんだなあと思います。
町を上げて、秩父札所と「あの花」、両方の聖地を推しているようです。
ショウにとっては、巡礼も日本アニメも、同じくらい珍しいもののよう。
○ わらじかつ丼
まだどこも周っていないのに、もう昼近く。
これからどう動くかを考えるためにも、まずはランチにすることに。(何しに来たんじゃい)
仲見世通り内にあるお店で、名物の「わらじかつ丼」をいただきました。
巨大なかつ丼にびっくり。
すごくボリュームがありそうですが、電車に揺られて秩父に来ただけでもおなかがすいています。
しかもこれから歩くのですから。
○ 「あの花」だらけ
仲見世通りには「あの花」のポスターや関連グッズが売られていました。
ジンタがわらじかつ丼を食べています!
さらに、超平和バスターズの秘密基地を再現した場所までありました。
これはファンはたまらないでしょうね。
この作品が秩父が舞台だと知り、事前に本を読んでいた私はざっくりわかりますが、ショウは本当にもの珍しそうに眺めていました。
○ 修行ですから
わらじかつを食べて、パワーアップ。
いよいよ出かけます。
この日の巡礼の詳細については、こちらにまとめてあります。
■ 秩父札所巡礼1(2014.4.20)
近くのお寺を巡る感じでいましたが、思ったよりもずっと大変でした。
ヒーヒーフーフー言っていたら、ショウが
「でも楽をしたら、修行じゃなくなるもんね」と言いました。
まあ、いつの間に、そんな仏教的なことを考えるようになったの?
○ 五色幕とレインボーカラー
でも、お寺の伽藍に色鮮やかな五色幕がたなびいているのを見たショウは
「あれ、アメリカだとゲイをあらわすよ」というので、ビックリしました。
「ええっ、ゲイ?」
「うん。レインボーカラーっていうんだけどね」
「レインボーって、日本だととってもファンシーなイメージだけど?」
「アメリカで虹色といったら、ゲイの象徴。ゲイは家にレインボーフラッグを掲げてるよ」
「え、こいのぼりのように?」
「まあ、そう」
「じゃあ、nanacoカードとかもそうなるの?」
「ああ、そうだね」
うーん、やっぱり感性が違う!
共通の友人が、アメリカで学位を取った後、帰国してお坊さんになったという話も聞きました。
実家がお寺だったとは。人生いろいろですね。
○ 巡礼装束
これまであまり見たことがなかった、白い巡礼装束姿の人を、よく見かけました。
四国のお遍路さんだけでなく、巡礼でもこれが正装。
本格的です。
この日は、はじめバスに乗った後は、ひたすら歩いていきました。
駅の近くの、巡りやすいお寺を中心に訪れました。
5時になったらお寺の納経所が閉まり、この日の巡礼は終わります。
「疲れたねー」「よく歩いたねー」と言いながら、再び西武鉄道で都心に戻りました。
○ 旧友との再会
新宿でショウと別れた後、二子玉川へと向かいます。
大分の友人アカネちゃんが、10年ぶりくらいに東京にやってきたということで、共通の友人のウサちゃん・ウナさんと会いました。
お店は駅前のRigoletto spice market。
頭上のゆがんだ鏡のオブジェを見上げると、ダリの絵のようにふにゃりと曲がった私が映っていました。
日中、秩父の自然の中にいた時とはがらりと雰囲気が変わります。
久しぶりだからとちょっとおしゃれをしている友人たちの中で、私だけスニーカーにジーンズ。
「ごめんね、巡礼帰りなのよ。」
といっても、みんなはピンときていないようでした。まあそうでしょうね…。
その2に続きます。
今年は秩父巡礼の御開帳年。
秩父にある34カ所巡礼霊場が、12年に一度御開帳をしている年です。
関東とはいっても秩父はとても遠い場所。
大変なのははじめからわかっているので、どうしようかな~~と思っていましたが、去年の夏に秩父を訪れた時に、素朴な自然と古めかしいお寺が気に入って、(やってみようかな)と思うようになりました。
御開帳期間は、まるまる1年間ではありません。
3月1日から11月18日まで。
つまり8.5か月です。
秩父の自然が厳しくて、雪に覆われてしまうからでしょう。
○ ゴッドからブッダへ
巡礼の友は、アメリカ帰りのショウ。
17、8年アメリカで暮らしていたため、日本のことがかなりわからなくなっているようです。
思考もアメリカンっぽくなっていて、「ジュンレイ?それをすることで、どんなエフェクトがあるの?」と聞かれ、たじたじになりました。
さすが、合理主義の国~!
ブッダではなく、ゴッド文化の方が身近なショウに説明をしながらの巡礼。
さて、どうなることでしょうか。
今回、外伝と銘打ったのは、お寺をメインにした秩父巡礼記には載せなかったサブ日記になっているためです。
メインの巡礼記はこちら。→『秩父三十四ヶ所観音霊場 index』
お寺に興味のない方には、サッパリだと思いますが(^_^;)
○ 不慣れな秩父
秩父巡礼第1回目は、4月に行いました。
秩父には一度来たことがあるきりで、ほとんどなじみのない場所です。
土地勘は全くないし、ほとんどアメリカ人になっているショウは、秩父自体わかっていない様子。
それでも一緒に巡ってくれることになりました。
8時半に新宿待ち合わせ。
休日なのに早起きしましたが、それでも秩父に着いた時にはもう昼近くになっていました。
○ 芝桜シーズン
都内から秩父へ向かう人々は、みんな巡礼者だと思っていましたが、途中の羊山公園で、電車の乗客はほとんど降りて行きました。
どうやら、シーズンの芝桜を見に来た人たちのよう。
秩父鉄道の「御花畑駅」が「芝桜駅」に代わっていました。
えっ?? それ、アリなんでしょうか?
「うどん県」と名乗りを上げた香川県みたいな感じ?
○ 二種類の聖地
まずは観光案内所で情報収集。秩父駅周辺の地図をもらいます。
霊場の地図は、すでになくなっていました。みんな巡っているんですね~。
『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。(あの花)』の登場スポットが記された地図が、一人一枚限定で配られており、気になって、いただきました。
こ、これも確かに聖地巡礼になるけど、ベツモノよ~。
公式地図が作られるあたり、とても人気なんだなあと思います。
町を上げて、秩父札所と「あの花」、両方の聖地を推しているようです。
ショウにとっては、巡礼も日本アニメも、同じくらい珍しいもののよう。
○ わらじかつ丼
まだどこも周っていないのに、もう昼近く。
これからどう動くかを考えるためにも、まずはランチにすることに。(何しに来たんじゃい)
仲見世通り内にあるお店で、名物の「わらじかつ丼」をいただきました。
巨大なかつ丼にびっくり。
すごくボリュームがありそうですが、電車に揺られて秩父に来ただけでもおなかがすいています。
しかもこれから歩くのですから。
○ 「あの花」だらけ
仲見世通りには「あの花」のポスターや関連グッズが売られていました。
ジンタがわらじかつ丼を食べています!
さらに、超平和バスターズの秘密基地を再現した場所までありました。
これはファンはたまらないでしょうね。
この作品が秩父が舞台だと知り、事前に本を読んでいた私はざっくりわかりますが、ショウは本当にもの珍しそうに眺めていました。
○ 修行ですから
わらじかつを食べて、パワーアップ。
いよいよ出かけます。
この日の巡礼の詳細については、こちらにまとめてあります。
■ 秩父札所巡礼1(2014.4.20)
近くのお寺を巡る感じでいましたが、思ったよりもずっと大変でした。
ヒーヒーフーフー言っていたら、ショウが
「でも楽をしたら、修行じゃなくなるもんね」と言いました。
まあ、いつの間に、そんな仏教的なことを考えるようになったの?
○ 五色幕とレインボーカラー
でも、お寺の伽藍に色鮮やかな五色幕がたなびいているのを見たショウは
「あれ、アメリカだとゲイをあらわすよ」というので、ビックリしました。
「ええっ、ゲイ?」
「うん。レインボーカラーっていうんだけどね」
「レインボーって、日本だととってもファンシーなイメージだけど?」
「アメリカで虹色といったら、ゲイの象徴。ゲイは家にレインボーフラッグを掲げてるよ」
「え、こいのぼりのように?」
「まあ、そう」
「じゃあ、nanacoカードとかもそうなるの?」
「ああ、そうだね」
うーん、やっぱり感性が違う!
共通の友人が、アメリカで学位を取った後、帰国してお坊さんになったという話も聞きました。
実家がお寺だったとは。人生いろいろですね。
○ 巡礼装束
これまであまり見たことがなかった、白い巡礼装束姿の人を、よく見かけました。
四国のお遍路さんだけでなく、巡礼でもこれが正装。
本格的です。
この日は、はじめバスに乗った後は、ひたすら歩いていきました。
駅の近くの、巡りやすいお寺を中心に訪れました。
5時になったらお寺の納経所が閉まり、この日の巡礼は終わります。
「疲れたねー」「よく歩いたねー」と言いながら、再び西武鉄道で都心に戻りました。
○ 旧友との再会
新宿でショウと別れた後、二子玉川へと向かいます。
大分の友人アカネちゃんが、10年ぶりくらいに東京にやってきたということで、共通の友人のウサちゃん・ウナさんと会いました。
お店は駅前のRigoletto spice market。
頭上のゆがんだ鏡のオブジェを見上げると、ダリの絵のようにふにゃりと曲がった私が映っていました。
日中、秩父の自然の中にいた時とはがらりと雰囲気が変わります。
久しぶりだからとちょっとおしゃれをしている友人たちの中で、私だけスニーカーにジーンズ。
「ごめんね、巡礼帰りなのよ。」
といっても、みんなはピンときていないようでした。まあそうでしょうね…。
その2に続きます。
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