1日目からの続きです。
● 朝のポニャトフスキ公園
朝起きた時には、特に時差ボケは残っていないようでした。
前日、暗くなり散歩ができなかったホテルそばの公園に行ってみます。
公園の名前はPark im. księcia Józefa Poniatowskiego...長い!
ポーランド最後の王、ユゼフ・ポニャトフスキの名前がついています。
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日光を浴びて公園の緑が輝いていました。
土曜日なので、ピクニックに来ている人も多く、公園内は活気づいています。
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日光浴をしながら、花や鳥たちを眺めて、のんびり過ごします。
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待ち合わせの時間が近づいてきた頃に、ホテルに戻りました。
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お昼に2人が迎えに来てくれました。
「朝は公園を散策してたよ」と話すと、ダニエルに「リカはネイチャーだからね」と言われます。
私はターザンかい~。まあでも、公園は好きです。
● トラムの町
ウッチはトラム(市電)が通る町。
信号では、ちゃんと止まってくれます。
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町の建物は、やはり前時代感の残る、見慣れぬ独特の風貌をしています。
古い映画の世界に入り込んだよう。
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そんな古めかしい建物の中でひときわ目立つ、カラフルな建築物を見かけました。
Piotrkowska Centrum tram stationという、最近できたトロリーバス発着所。
長さ100m、幅32m、屋根は3,200平方メートルあり、4本のトラムトラックを持つ大きな駅です。
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The Unicorn Stableの別名を持つ美しい建築で、デザインを担当したグループに日本人が参加しているとのことです。
● 古さと新しさ
ウッチの町にある古い建物は、共産党時代に建てられたものでしょう。
目下、町じゅうで大々的なリノベーションが行われており、工事中のところがたくさんあります。
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共産党風ビルのすぐそばに、ガラス張りのビル。
時代を無視したかのような、過去と未来の共存状態。
ギャップのすごさが、たまりません。
でも、見上げてプルプルとしびれているのは私だけみたい。
周りの人々は、これを見て何とも思わないんですねー。
ポーランドは、こうしたコントラストがあちこちに見られる国です。
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とてもいい天気。教会の尖塔を見上げて、さらにその上の青空に目を奪われました。
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● OFF Piotrkowska
リノベーションした建物にいくつもの小さなお店が入っているモール、OFF Piotrkowska。
ブティック、クラブ、レストラン、展示スペース、ショールーム、コンセプトストア、クラブカフェなどが1か所に集まっている、ウッチのアートの中心地だそう。
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ダニエルは、ポーランドのボヘミアンカットグラスを私にプレゼントしようと、アンティークものを探してくれています。
気持ちだけで十分だと、せっせと辞退します。
とりあえずはと、街をデザインしたマグネットを買ってくれました。
● フュージョンランチ
昼は、伝統的なポーランド料理をニューモードにしたフュージョンレストラン、MITMI (OFF Piotrkowska)。
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ポーランド人はスープが大好きな国民だと聞いて、秋のパンプキンスープを飲みました。
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具だくさんで、おなかにたまりました。
● ペトリューシュカ
中に入っているのは、ペトリューシュカ。
人形の名前じゃないの?と思いましたが、白ニンジンの根だとか。
ペトリューシュカといったら、ストラヴィンスキーのバレエを思い出します。
ペトルーシュカという名前のわら人形の物語で、(あれは野菜の名前だったの?)と思いましたが、調べてみたところ、ピョートルの愛称だそうです。
愛称の方が長い…!
● アヒルとガチョウ
メインをダニエルに選んでもらいます。
「リカは鴨がいいんじゃない?」
ダックはアヒル、ギースはガチョウ。
私、日本でガチョウを食べたことってあったかしら。
2人に聞いたら「ダックもギースもたくさん食べるよ」
こちらはとにかくお肉の国のよう。滞在中は魚よりもお肉寄りのメニューを選ぶことにしようっと。
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● タタとは
ダニエルはビーフステーキ、マルヴィナは「私は断然タタ!」と言います。
可愛い響きの料理だなと思ったら、やってきたのは生肉でした。
(上の画像の奥のお皿)
タタって、タルタルステーキのことね!
もう日本では見なくなった、ユッケ。
そういえば、ヨーロッパにもユッケに似た料理がありましたね。
これもポーランド料理だそうです。
タタのヴィジュアルの迫力に、ほとんど自分の鴨さんを忘れている私。
円柱状に盛られたペースト状の牛生肉をほぐしてパクパク食べ、「う~ん、おいし~い!」と幸せそうなマルヴィナ。
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ポーランド版ゴー・ミヨ賞(ミシュランのような賞)を毎年受けているお店で、お値段はそこそこお高め。
スープの説明を詳しくしてもらったので、チップをはずみました。
● アイバンラーメン
マルヴィナはラーメンが好きだそう。
「日本に行って、ミシュランに選ばれた、イヴァンズレストランのラーメンを食べたいわ。
トーキョーのキョードーにあるみたい。ややこしいね」
東京の経堂ね。本人の映画もあると聞いて、どんなカリスマなのかと調べてみたところ、世田谷にあったアメリカ人店主の「アイバンラーメン」のようですが、2015年に閉店し、日本から撤退したとのこと。
マルヴィナ、残念ながらそのラーメンはトーキョーのキョードーでも食べられないわ…。
● ルートパセリ
食後は辺りを散策。歩行者天国になっていて、市場が軒を連ねています。
野菜売り場のところで「これがペトリューシュカだよ」と教えてもらいました。
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真ん中のです
さっそくご対面できるなんて。
「白ニンジンみたい」「パセリみたいな葉っぱがついてるよ」
後で気がついたのですが、人形のペトルーシュカは、Petrouchka。
こちらの野菜は、Pietruszka。
日本語だと、パセリになるそうです。
つまり、パセリの根っこを食べたってことかしら…?
ルートパセリ(根パセリ)として食材になっているそうです。
● リンゴをどうぞ
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道の両側に立つ高い建物。金箔が施されています。
古めかしく見えて、きれいにリノベ済みのところばかり。
ダニエルが、突然一つのテントに入り、かごの中のリンゴを取って、私にくれました。
「え、もらっていいの?」
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(売り物じゃない?)と思いましたが、何かのプロモーションで「こ自由にどうぞ」のもののよう。
日本だとキャンディやチョコばかりで、リンゴをどうぞということはありませんね。
わーい、リンゴ大好き、嬉しいな。
● ワルシャワ蜂起・70年目
ポーランドのリンゴ生産量は、世界で3番目だそう。ちなみに日本は16位。
そして、世界一のリンゴ輸出国だそうです。
国内の主要農産物で、生産したリンゴの70~80%をロシアに輸出していましたが、4年ほど前にウクライナ情勢をめぐってロシアがポーランドリンゴの輸入を拒否したことから、農家が大打撃を受けたそう。
ポーランドに制裁を与えて、経済打撃を与えようとする、ロシアの嫌がらせのようです。
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そこでポーランド人は、「jedz jablka(リンゴを食べる)」をスローガンに、みんなで国産リンゴを食べてロシアに対抗しようという愛国運動を起こしたそう。
「リンゴを食べてプーチンに立ち向かえ!」。
このアクションは、奇しくもナチスに対するワルシャワ蜂起(2014年8月1日)の70周年の日に始まったそうです。
歴史は繰り返される…
ロシアとポーランドは、歴史的にもずっと微妙な関係が続いていますし、そこにリンゴが火をつけたようです。
それがきっかけで、リンゴ農家たちが大規模なストライキを行ってから、リンゴ販売が自由になったと、2人は教えてくれました。
● 鏡文字のなぞ
市場通りに、救急車が控えていました。
おや、文字が逆ですね。ダ・ヴィンチの鏡文字でしょうか。
何を質問してもスラスラ答えてくれるマルヴィナですが、「なぜ?」と聞いても、これは「知らない!」とのことでした。

でも、日本の救急車も、こうした鏡文字のものがあるようです。
日本の説明だと、車を運転中、後ろから「ピーポー、ピーポー」と音が近づいて来た時に、後ろを鏡で確認した際に文字が読めるように、鏡文字にしてるそう。
なるほど~。どんなヘソ曲がりかと思いましたよ。
● ウォールペインティング
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ウッチはウォールペインティングで有名な町。あちこちの大きな壁に独特な絵が描かれています。
仕事につながるため、画家が建物のオーナーに許可をもらって、無償で描いているのだそう。
ポーランド人だけでなく、海外のペインターも多いとのことです。
● つらなる家々
ヨーロッパの街並みは好きですが、ポーランドに来てから、家々が隣とびっしり隙間なくつながっている様子を見て、なんだか息苦しくなっています。
そう話すと「中に入るとパティオ(中庭)があるから空間になってるよ」と言われます。
確かに、中はスペースが開いているから、閉塞感はないんですよね。
「でも建物の間に隙間がないと、火事とかの時に燃え移ったりしないの?」
「ポーランドは風が強いから、しょっちゅう火事になって家がまとめて燃えてるよ」
うーん、それでもいいのね~。
● ユダヤ人墓地
車に戻り「次はユダヤ人墓地に連れて行きたいと思っているの」と言われます。
ウッチには大きなユダヤ人たちの墓地があるのだそう。
「あ、パダジェフスカのお墓が、ポヴォンスキ墓地にあるのは知ってるよ」と私。
墓マイラーなので、調べていました。
ショパンもキュリー夫人も、お墓はパリで、ポーランドにはありません。
でも『乙女の祈り』を作曲した人は、ユダヤ人墓地に埋葬されているというのはチェック済み。
彼女は本国ではマイナーだそうですが、2人は知っていました。
「よく知ってるね!でも、ポヴォンスキはワルシャワ郊外。
ウッチのはワルシャワのより大きいし、ヨーロッパでこれほど大きなジューイッシュの墓地はほかにないよ」
「ここにきたら行かねば。マストだよ」
そう2人に強く勧められたし、特に異論はありません。
『地球の歩き方』には全く載っていませんが、Trip Advisorでは外国人たちに高くお勧めされています。
日本人だけでは行きづらい場所なんでしょうね。
● ホテルに戻る
ただ、ネットで調べて、この日は観光客用に開いていないと判明。
「えー、これから行こうとしていたのに」
そこでどうしたかというと、ほかの場所ではなく、再びホテルへ戻って休憩時間となりました。
「えー、昼までフリータイムで、昼を食べたらまたフリー?」
「そう、ちょっと休んで、また夜に会おう」
というわけで、再び部屋に戻りました。
そんなこんなで、その2に続きます。
● 朝のポニャトフスキ公園
朝起きた時には、特に時差ボケは残っていないようでした。
前日、暗くなり散歩ができなかったホテルそばの公園に行ってみます。
公園の名前はPark im. księcia Józefa Poniatowskiego...長い!
ポーランド最後の王、ユゼフ・ポニャトフスキの名前がついています。
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日光を浴びて公園の緑が輝いていました。
土曜日なので、ピクニックに来ている人も多く、公園内は活気づいています。
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日光浴をしながら、花や鳥たちを眺めて、のんびり過ごします。
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待ち合わせの時間が近づいてきた頃に、ホテルに戻りました。
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お昼に2人が迎えに来てくれました。
「朝は公園を散策してたよ」と話すと、ダニエルに「リカはネイチャーだからね」と言われます。
私はターザンかい~。まあでも、公園は好きです。
● トラムの町
ウッチはトラム(市電)が通る町。
信号では、ちゃんと止まってくれます。
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町の建物は、やはり前時代感の残る、見慣れぬ独特の風貌をしています。
古い映画の世界に入り込んだよう。
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そんな古めかしい建物の中でひときわ目立つ、カラフルな建築物を見かけました。
Piotrkowska Centrum tram stationという、最近できたトロリーバス発着所。
長さ100m、幅32m、屋根は3,200平方メートルあり、4本のトラムトラックを持つ大きな駅です。
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The Unicorn Stableの別名を持つ美しい建築で、デザインを担当したグループに日本人が参加しているとのことです。
● 古さと新しさ
ウッチの町にある古い建物は、共産党時代に建てられたものでしょう。
目下、町じゅうで大々的なリノベーションが行われており、工事中のところがたくさんあります。
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共産党風ビルのすぐそばに、ガラス張りのビル。
時代を無視したかのような、過去と未来の共存状態。
ギャップのすごさが、たまりません。
でも、見上げてプルプルとしびれているのは私だけみたい。
周りの人々は、これを見て何とも思わないんですねー。
ポーランドは、こうしたコントラストがあちこちに見られる国です。
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とてもいい天気。教会の尖塔を見上げて、さらにその上の青空に目を奪われました。
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● OFF Piotrkowska
リノベーションした建物にいくつもの小さなお店が入っているモール、OFF Piotrkowska。
ブティック、クラブ、レストラン、展示スペース、ショールーム、コンセプトストア、クラブカフェなどが1か所に集まっている、ウッチのアートの中心地だそう。
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ダニエルは、ポーランドのボヘミアンカットグラスを私にプレゼントしようと、アンティークものを探してくれています。
気持ちだけで十分だと、せっせと辞退します。
とりあえずはと、街をデザインしたマグネットを買ってくれました。
● フュージョンランチ
昼は、伝統的なポーランド料理をニューモードにしたフュージョンレストラン、MITMI (OFF Piotrkowska)。
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ポーランド人はスープが大好きな国民だと聞いて、秋のパンプキンスープを飲みました。
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具だくさんで、おなかにたまりました。
● ペトリューシュカ
中に入っているのは、ペトリューシュカ。
人形の名前じゃないの?と思いましたが、白ニンジンの根だとか。
ペトリューシュカといったら、ストラヴィンスキーのバレエを思い出します。
ペトルーシュカという名前のわら人形の物語で、(あれは野菜の名前だったの?)と思いましたが、調べてみたところ、ピョートルの愛称だそうです。
愛称の方が長い…!
● アヒルとガチョウ
メインをダニエルに選んでもらいます。
「リカは鴨がいいんじゃない?」
ダックはアヒル、ギースはガチョウ。
私、日本でガチョウを食べたことってあったかしら。
2人に聞いたら「ダックもギースもたくさん食べるよ」
こちらはとにかくお肉の国のよう。滞在中は魚よりもお肉寄りのメニューを選ぶことにしようっと。
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● タタとは
ダニエルはビーフステーキ、マルヴィナは「私は断然タタ!」と言います。
可愛い響きの料理だなと思ったら、やってきたのは生肉でした。
(上の画像の奥のお皿)
タタって、タルタルステーキのことね!
もう日本では見なくなった、ユッケ。
そういえば、ヨーロッパにもユッケに似た料理がありましたね。
これもポーランド料理だそうです。
タタのヴィジュアルの迫力に、ほとんど自分の鴨さんを忘れている私。
円柱状に盛られたペースト状の牛生肉をほぐしてパクパク食べ、「う~ん、おいし~い!」と幸せそうなマルヴィナ。
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ポーランド版ゴー・ミヨ賞(ミシュランのような賞)を毎年受けているお店で、お値段はそこそこお高め。
スープの説明を詳しくしてもらったので、チップをはずみました。
● アイバンラーメン
マルヴィナはラーメンが好きだそう。
「日本に行って、ミシュランに選ばれた、イヴァンズレストランのラーメンを食べたいわ。
トーキョーのキョードーにあるみたい。ややこしいね」
東京の経堂ね。本人の映画もあると聞いて、どんなカリスマなのかと調べてみたところ、世田谷にあったアメリカ人店主の「アイバンラーメン」のようですが、2015年に閉店し、日本から撤退したとのこと。
マルヴィナ、残念ながらそのラーメンはトーキョーのキョードーでも食べられないわ…。
● ルートパセリ
食後は辺りを散策。歩行者天国になっていて、市場が軒を連ねています。
野菜売り場のところで「これがペトリューシュカだよ」と教えてもらいました。
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真ん中のです
さっそくご対面できるなんて。
「白ニンジンみたい」「パセリみたいな葉っぱがついてるよ」
後で気がついたのですが、人形のペトルーシュカは、Petrouchka。
こちらの野菜は、Pietruszka。
日本語だと、パセリになるそうです。
つまり、パセリの根っこを食べたってことかしら…?
ルートパセリ(根パセリ)として食材になっているそうです。
● リンゴをどうぞ
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道の両側に立つ高い建物。金箔が施されています。
古めかしく見えて、きれいにリノベ済みのところばかり。
ダニエルが、突然一つのテントに入り、かごの中のリンゴを取って、私にくれました。
「え、もらっていいの?」
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(売り物じゃない?)と思いましたが、何かのプロモーションで「こ自由にどうぞ」のもののよう。
日本だとキャンディやチョコばかりで、リンゴをどうぞということはありませんね。
わーい、リンゴ大好き、嬉しいな。
● ワルシャワ蜂起・70年目
ポーランドのリンゴ生産量は、世界で3番目だそう。ちなみに日本は16位。
そして、世界一のリンゴ輸出国だそうです。
国内の主要農産物で、生産したリンゴの70~80%をロシアに輸出していましたが、4年ほど前にウクライナ情勢をめぐってロシアがポーランドリンゴの輸入を拒否したことから、農家が大打撃を受けたそう。
ポーランドに制裁を与えて、経済打撃を与えようとする、ロシアの嫌がらせのようです。
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そこでポーランド人は、「jedz jablka(リンゴを食べる)」をスローガンに、みんなで国産リンゴを食べてロシアに対抗しようという愛国運動を起こしたそう。
「リンゴを食べてプーチンに立ち向かえ!」。
このアクションは、奇しくもナチスに対するワルシャワ蜂起(2014年8月1日)の70周年の日に始まったそうです。
歴史は繰り返される…
ロシアとポーランドは、歴史的にもずっと微妙な関係が続いていますし、そこにリンゴが火をつけたようです。
それがきっかけで、リンゴ農家たちが大規模なストライキを行ってから、リンゴ販売が自由になったと、2人は教えてくれました。
● 鏡文字のなぞ
市場通りに、救急車が控えていました。
おや、文字が逆ですね。ダ・ヴィンチの鏡文字でしょうか。
何を質問してもスラスラ答えてくれるマルヴィナですが、「なぜ?」と聞いても、これは「知らない!」とのことでした。
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でも、日本の救急車も、こうした鏡文字のものがあるようです。
日本の説明だと、車を運転中、後ろから「ピーポー、ピーポー」と音が近づいて来た時に、後ろを鏡で確認した際に文字が読めるように、鏡文字にしてるそう。
なるほど~。どんなヘソ曲がりかと思いましたよ。
● ウォールペインティング
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ウッチはウォールペインティングで有名な町。あちこちの大きな壁に独特な絵が描かれています。
仕事につながるため、画家が建物のオーナーに許可をもらって、無償で描いているのだそう。
ポーランド人だけでなく、海外のペインターも多いとのことです。
● つらなる家々
ヨーロッパの街並みは好きですが、ポーランドに来てから、家々が隣とびっしり隙間なくつながっている様子を見て、なんだか息苦しくなっています。
そう話すと「中に入るとパティオ(中庭)があるから空間になってるよ」と言われます。
確かに、中はスペースが開いているから、閉塞感はないんですよね。
「でも建物の間に隙間がないと、火事とかの時に燃え移ったりしないの?」
「ポーランドは風が強いから、しょっちゅう火事になって家がまとめて燃えてるよ」
うーん、それでもいいのね~。
● ユダヤ人墓地
車に戻り「次はユダヤ人墓地に連れて行きたいと思っているの」と言われます。
ウッチには大きなユダヤ人たちの墓地があるのだそう。
「あ、パダジェフスカのお墓が、ポヴォンスキ墓地にあるのは知ってるよ」と私。
墓マイラーなので、調べていました。
ショパンもキュリー夫人も、お墓はパリで、ポーランドにはありません。
でも『乙女の祈り』を作曲した人は、ユダヤ人墓地に埋葬されているというのはチェック済み。
彼女は本国ではマイナーだそうですが、2人は知っていました。
「よく知ってるね!でも、ポヴォンスキはワルシャワ郊外。
ウッチのはワルシャワのより大きいし、ヨーロッパでこれほど大きなジューイッシュの墓地はほかにないよ」
「ここにきたら行かねば。マストだよ」
そう2人に強く勧められたし、特に異論はありません。
『地球の歩き方』には全く載っていませんが、Trip Advisorでは外国人たちに高くお勧めされています。
日本人だけでは行きづらい場所なんでしょうね。
● ホテルに戻る
ただ、ネットで調べて、この日は観光客用に開いていないと判明。
「えー、これから行こうとしていたのに」
そこでどうしたかというと、ほかの場所ではなく、再びホテルへ戻って休憩時間となりました。
「えー、昼までフリータイムで、昼を食べたらまたフリー?」
「そう、ちょっと休んで、また夜に会おう」
というわけで、再び部屋に戻りました。
そんなこんなで、その2に続きます。
海外の話しは初耳のことが多くて勉強になります。
ポーランドがりんご生産世界3位!
ロシアとのりんご戦争?
りんごストライキ。
救急車の文字が鏡文字の理由。
面白いですね。
日本の女性が電話や会話で声のトーンが
上がるのは外国人からは不思議なんだってね。
実に面白い(*^_^*)
現地の友人がいるって、こういう時にいいなと思います♪
別の外国人の友は「日本の女性って、なぜピョコピョコとお尻を揺らしてアヒルみたいな歩き方をするの?カッコ悪いわ」と言っています。
内股歩きが不自然で気になるようです。私もピョコピョコしないように気を付けています(笑)。