○ prologue
アメリカ在住の親友サオリから、帰国の連絡がありました。
あまり帰ってこない彼女ですが、今回は日本での用事があったらしく、去年の11月以来、4か月ぶりの再会になります。
→「江の島・快晴・富士山・灯台」
「また江の島に行きたいな」とのリクエストを受けました。
「この前のビストロ、おいしかったから、またあそこでもいい?」
もちろんですよ、お嬢様。
彼女は江ノ電の江ノ島駅、私は小田急線の片瀬江ノ島駅で降りるため、改札ではなくお店で待ち合わせることにしました。
ウキウキしながら電車を降ります。
4か月ぶりの江ノ島。友との再会が楽しみだわ~。
前回の11月に比べて随分温かくなり、海の色も少し変わりましたが、それでもまだ春は先といった感じの冷たい海風。
お店の開店少し前だったため、到着早々、ひとりマンホール撮影会をしました。
○ ビストロ待ち合わせ
待ち合わせのフレンチビストロ、La Brise。
観光地・江の島にありながら、落ち着いた雰囲気で、地元の人も通う味の確かさ。
お気に入りのお店です。
いつも予約を入れますが、今回は予約なしで行ってみました。
すると予約席のテーブルがいくつかあり、開店早々、あっという間に小さな店は満席になりました。
一番乗りしてよかったわ。
前回と同じランチメニューにしました。
でも、スープは前とは違って、今回は緑じゃありません。
「おいしいね~」と2人で大絶賛しました。
さおりは魚、私は若鶏もも肉のコンフィ。
「ああ、日本は本当に食べ物がおいしくて」と幸せそうな彼女。
「そうでしょう、そうでしょう」と私。
○ トランプか友か
話は、アメリカ大統領選になりました。
「トランプ反対。もし彼に決まったら、私、日本に帰るって向こうのみんなに言ってるの」
そうなんだ。トランプ氏が勝てばサオリが日本に戻ってくる。。。
じ、じゃあ、トランプがんばれ~!
私も彼のことは好きではありませんが、友の帰国がかかっているのなら、悪魔に魂を売り飛ばします(笑)!
○ 江の島の海
食事を終えて、江の島に向かいます。
日が照って暖かい日だと思いましたが、やっぱり海沿いを歩くと肌寒く感じます。
江の島大橋を通っていると、海上をジェットバイクで乗り回している人たちがいました。
ヨットもたくさん出ています。
島に渡るとすごい人の数。島のメインストリートの参道は混んでいて、一列になって進まないといけません。
時折止まりながら、少しずつ歩いて行きます。
○ 猫と魚
岩本楼の前で、さっそく猫を発見。
前に来た時にはほとんど会いませんでしたが、温かくなってきたからでしょうか。
ギャー、なにこれー!?お化けみたいな魚を発見。
大きな口を開けてる~。噛みつくんですって。
身動きとれなさそうなので、もうちょっと大きな水槽に入れてあげたいですね。
○ 弁天様としゃもじ
10代の頃は「歩くと脚が太くなる」と言って、極力歩こうとしなかったアントワネットな彼女。
アメリカで山ガールデビューを果たし、今はバリバリ登山していると聞いた時には、ビックリして固まりました。
石段の前まで来ると、一緒に過ごした高校時代の記憶が強すぎて、つい「歩ける?大丈夫?」と聞いてしまいます。
まだ半信半疑ですが、大丈夫とのことで、石段を歩いて上がります。
エスカーは楽だしすぐに上まで行けますが、この竜宮城のような門を通らないと、弁天様に会いに行く気分が出ないんですよね。
まずは江島神社の辺津宮をお参り。
大きなしゃもじが横に飾られています。
広島の厳島神社も、大しゃもじが有名ですね。
どちらも日本三大弁天のひとつ。なぜ弁天社にしゃもじが奉納されているのか、ご存じでしょうか。
弁天様の弾く琵琶としゃもじの形が似ているからだそうです。
ちなみに、三大弁天のもうひとつは、竹生島(滋賀県)にある竹生島神社です。
○ 江島神社三社参拝
石段を登ってフーフー息切れしながら景色を見渡します。
さわやかな風を感じながら、海を眺めます。
江島神社の中津宮。前回来た時よりも長い行列ができていました。
小高い場所にあり、石段を登って参拝する寺社は、その分御利益もたくさんありそうな気がします。
見下ろすと、先程歩いてきた江の島大橋が見えました。
けっこう上ってきたのね。
○ 海の幸を求めて
前回は、シーキャンドルを満喫しすぎて、洞窟までたどり着けませんでした。
その反省を踏まえて、今回はシーキャンドルには寄らず、横の細道を通って奥へと進みます。
たこせんべいの店の前には、相変わらず長蛇の列ができています。
参道にあるお店よりも空いているはずですが、それでもこの状態。
買いたてのたこせんべいを抱えて持っている人がいました。
こんなに大きいのね!
「ネコでも抱いてるのかと思った」とサオリ。大事そうに持っているので、なおさらそれっぽかったです。
たこせんべいのほかにも、海の幸系のものが売られています。
豪快でカラフルな串刺し。
おいしそ~う。でもまだお腹いっぱいなので、見るだけに。
○ 江の島の奥のほう
シーキャンドルを過ぎると、かなり人の数は減ります。
けっこう奥までやってきました。
海風が下からあおるように吹いてきて、断崖絶壁から海を見下ろします。
入り口のにぎやかなイメージとはうって変わって、江の島は奥に行くほど野趣あふれるアドベンチャーな場所になります。
○ 猿だらけの石碑
道端の石碑には、猿がたくさん浮き彫りになっていました。
この面だけでなく、四面全てに猿がいます。その数全部で36匹だそう。
群猿奉賽像庚申塔(ぐんえんほうさいぞうこうしんとう)という名前。むずかしい!
猿山のように猿だらけですが、よく見ると、上部に日輪と月輪、下部に三猿が刻まれている、庚申塔。
藤沢市の重要有形民俗文化財だそうです。
○ 亀と猫
奥津宮までたどり着きました。
ここにも大しゃもじが2つ、奉納されています。
前回来た時には、もう辺りが薄暗くなっていて、覗きこんでも見えなかった、八方睨みの亀。
この日はしっかり見えて、ちゃんと睨まれました。
見えたのはうれしいけれど、睨まれてしょんぼり。
ずいぶん奥の方までやってきて、入り口付近に比べると相当人も少なくなりましたが、それでも途中の茶屋にはどこも行列ができています。
江の島は夏に訪れる湘南のイメージですが、冬でもやっぱり混んでいるんだなあ。
ネコたちが、待ち人をなごませていました。
○ ソーダとコーラ
ここまで来ると、喉が乾いてくるものです。
売店のソーダの品ぞろえが豊富。
レトロでサワヤカですね。
ん?なにこのポスター?
うなぎ・・・コーラ?エ?
現物もありました。これですかー!
ちなみに初代伊三郎とは、幻の芋サイダーだそうです。
左側4本は、醤油にしか見えないなあ。
とっても本格的で、買って飲んでみる勇気は出ませんでした。
○ イカ焼きショー
島の奥に進むと、どんどん昭和要素が増えてきます。
途中で見かけたイカの丸焼きに、サオリは興味津々。
「わあ、すごいね!」
欧米人も興味深げに足を止めて、撮影しています。
「アメリカのビーチでは売ってない?」「こういうのはないね~」
確かにこの昭和っぽい光景がゴールドコーストで見られる様子は、想像できません。
香りが漂ってきます。う~ん、おいしそう!
そもそも欧米人は、タコやイカをあんまり食べないんでしょうね。
「そういえばイカって英語でなんていうんだっけ」
「squid」
「ああ、squirrel(リス)を思い出した。発音が難しいよね。なかなかちゃんと伝わらなくて」
イカとリスをごっちゃにしてしまったことに気づいて、笑います。
スクイッドとスクウィーレル!
片仮名読みでは伝わらなーい!
その2に続きます。
アメリカ在住の親友サオリから、帰国の連絡がありました。
あまり帰ってこない彼女ですが、今回は日本での用事があったらしく、去年の11月以来、4か月ぶりの再会になります。
→「江の島・快晴・富士山・灯台」
「また江の島に行きたいな」とのリクエストを受けました。
「この前のビストロ、おいしかったから、またあそこでもいい?」
もちろんですよ、お嬢様。
彼女は江ノ電の江ノ島駅、私は小田急線の片瀬江ノ島駅で降りるため、改札ではなくお店で待ち合わせることにしました。
ウキウキしながら電車を降ります。
4か月ぶりの江ノ島。友との再会が楽しみだわ~。
前回の11月に比べて随分温かくなり、海の色も少し変わりましたが、それでもまだ春は先といった感じの冷たい海風。
お店の開店少し前だったため、到着早々、ひとりマンホール撮影会をしました。
○ ビストロ待ち合わせ
待ち合わせのフレンチビストロ、La Brise。
観光地・江の島にありながら、落ち着いた雰囲気で、地元の人も通う味の確かさ。
お気に入りのお店です。
いつも予約を入れますが、今回は予約なしで行ってみました。
すると予約席のテーブルがいくつかあり、開店早々、あっという間に小さな店は満席になりました。
一番乗りしてよかったわ。
前回と同じランチメニューにしました。
でも、スープは前とは違って、今回は緑じゃありません。
「おいしいね~」と2人で大絶賛しました。
さおりは魚、私は若鶏もも肉のコンフィ。
「ああ、日本は本当に食べ物がおいしくて」と幸せそうな彼女。
「そうでしょう、そうでしょう」と私。
○ トランプか友か
話は、アメリカ大統領選になりました。
「トランプ反対。もし彼に決まったら、私、日本に帰るって向こうのみんなに言ってるの」
そうなんだ。トランプ氏が勝てばサオリが日本に戻ってくる。。。
じ、じゃあ、トランプがんばれ~!
私も彼のことは好きではありませんが、友の帰国がかかっているのなら、悪魔に魂を売り飛ばします(笑)!
○ 江の島の海
食事を終えて、江の島に向かいます。
日が照って暖かい日だと思いましたが、やっぱり海沿いを歩くと肌寒く感じます。
江の島大橋を通っていると、海上をジェットバイクで乗り回している人たちがいました。
ヨットもたくさん出ています。
島に渡るとすごい人の数。島のメインストリートの参道は混んでいて、一列になって進まないといけません。
時折止まりながら、少しずつ歩いて行きます。
○ 猫と魚
岩本楼の前で、さっそく猫を発見。
前に来た時にはほとんど会いませんでしたが、温かくなってきたからでしょうか。
ギャー、なにこれー!?お化けみたいな魚を発見。
大きな口を開けてる~。噛みつくんですって。
身動きとれなさそうなので、もうちょっと大きな水槽に入れてあげたいですね。
○ 弁天様としゃもじ
10代の頃は「歩くと脚が太くなる」と言って、極力歩こうとしなかったアントワネットな彼女。
アメリカで山ガールデビューを果たし、今はバリバリ登山していると聞いた時には、ビックリして固まりました。
石段の前まで来ると、一緒に過ごした高校時代の記憶が強すぎて、つい「歩ける?大丈夫?」と聞いてしまいます。
まだ半信半疑ですが、大丈夫とのことで、石段を歩いて上がります。
エスカーは楽だしすぐに上まで行けますが、この竜宮城のような門を通らないと、弁天様に会いに行く気分が出ないんですよね。
まずは江島神社の辺津宮をお参り。
大きなしゃもじが横に飾られています。
広島の厳島神社も、大しゃもじが有名ですね。
どちらも日本三大弁天のひとつ。なぜ弁天社にしゃもじが奉納されているのか、ご存じでしょうか。
弁天様の弾く琵琶としゃもじの形が似ているからだそうです。
ちなみに、三大弁天のもうひとつは、竹生島(滋賀県)にある竹生島神社です。
○ 江島神社三社参拝
石段を登ってフーフー息切れしながら景色を見渡します。
さわやかな風を感じながら、海を眺めます。
江島神社の中津宮。前回来た時よりも長い行列ができていました。
小高い場所にあり、石段を登って参拝する寺社は、その分御利益もたくさんありそうな気がします。
見下ろすと、先程歩いてきた江の島大橋が見えました。
けっこう上ってきたのね。
○ 海の幸を求めて
前回は、シーキャンドルを満喫しすぎて、洞窟までたどり着けませんでした。
その反省を踏まえて、今回はシーキャンドルには寄らず、横の細道を通って奥へと進みます。
たこせんべいの店の前には、相変わらず長蛇の列ができています。
参道にあるお店よりも空いているはずですが、それでもこの状態。
買いたてのたこせんべいを抱えて持っている人がいました。
こんなに大きいのね!
「ネコでも抱いてるのかと思った」とサオリ。大事そうに持っているので、なおさらそれっぽかったです。
たこせんべいのほかにも、海の幸系のものが売られています。
豪快でカラフルな串刺し。
おいしそ~う。でもまだお腹いっぱいなので、見るだけに。
○ 江の島の奥のほう
シーキャンドルを過ぎると、かなり人の数は減ります。
けっこう奥までやってきました。
海風が下からあおるように吹いてきて、断崖絶壁から海を見下ろします。
入り口のにぎやかなイメージとはうって変わって、江の島は奥に行くほど野趣あふれるアドベンチャーな場所になります。
○ 猿だらけの石碑
道端の石碑には、猿がたくさん浮き彫りになっていました。
この面だけでなく、四面全てに猿がいます。その数全部で36匹だそう。
群猿奉賽像庚申塔(ぐんえんほうさいぞうこうしんとう)という名前。むずかしい!
猿山のように猿だらけですが、よく見ると、上部に日輪と月輪、下部に三猿が刻まれている、庚申塔。
藤沢市の重要有形民俗文化財だそうです。
○ 亀と猫
奥津宮までたどり着きました。
ここにも大しゃもじが2つ、奉納されています。
前回来た時には、もう辺りが薄暗くなっていて、覗きこんでも見えなかった、八方睨みの亀。
この日はしっかり見えて、ちゃんと睨まれました。
見えたのはうれしいけれど、睨まれてしょんぼり。
ずいぶん奥の方までやってきて、入り口付近に比べると相当人も少なくなりましたが、それでも途中の茶屋にはどこも行列ができています。
江の島は夏に訪れる湘南のイメージですが、冬でもやっぱり混んでいるんだなあ。
ネコたちが、待ち人をなごませていました。
○ ソーダとコーラ
ここまで来ると、喉が乾いてくるものです。
売店のソーダの品ぞろえが豊富。
レトロでサワヤカですね。
ん?なにこのポスター?
うなぎ・・・コーラ?エ?
現物もありました。これですかー!
ちなみに初代伊三郎とは、幻の芋サイダーだそうです。
左側4本は、醤油にしか見えないなあ。
とっても本格的で、買って飲んでみる勇気は出ませんでした。
○ イカ焼きショー
島の奥に進むと、どんどん昭和要素が増えてきます。
途中で見かけたイカの丸焼きに、サオリは興味津々。
「わあ、すごいね!」
欧米人も興味深げに足を止めて、撮影しています。
「アメリカのビーチでは売ってない?」「こういうのはないね~」
確かにこの昭和っぽい光景がゴールドコーストで見られる様子は、想像できません。
香りが漂ってきます。う~ん、おいしそう!
そもそも欧米人は、タコやイカをあんまり食べないんでしょうね。
「そういえばイカって英語でなんていうんだっけ」
「squid」
「ああ、squirrel(リス)を思い出した。発音が難しいよね。なかなかちゃんと伝わらなくて」
イカとリスをごっちゃにしてしまったことに気づいて、笑います。
スクイッドとスクウィーレル!
片仮名読みでは伝わらなーい!
その2に続きます。
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