その2からの続きです。
● 黒壁スクエア
長浜駅の観光センターで、お勧め散策ルートを教えてもらいました。
まずは黒壁スクエアへ行ってみます。
わあ、レトロなお店。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/52/458c5a8f58c5c4a6b73e308517c6d3d3.jpg)
黒漆喰塗りの建物が多い、黒壁スクエア。
さすがは滋賀。飛び出し坊やがいましたよ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/ba/71bc1f7a15880dd40a5d7b791e42b842.jpg)
このお店は、店先に柿を干していました。
軒先に柿を干している家ならよく見かけますが、店の前だと、目の前に柿がぶら下がっていることになります。
う~ん、アンパン競争みたいに、口を開けて食べちゃいたーい!(でもまだ渋ーい)
しばらく干していたら、おいしい枯露柿になるのでしょう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/80/634a0a0023e99ce7f2870096febbe84e.jpg)
分厚い蔵を持つ黒壁ガラス館本館は、旧百三十銀行の建物で、登録有形文化財です。
リノベーション後は、黒壁スクエアの中心的なおしゃれスポットになっています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/ea/5d186c10c1978c494aa5d04b578d5619.jpg)
● タロウかシロウか
この界隈全体がにぎわっていますが、京都のような殺人的な混雑ではなく、めいめいがストレスなく楽しめています。
等身大に近いリアルなフィギュアが立っていました。
海洋堂フィギュアミュージアム黒壁。
世界初のフィギュア専門のミュージアムだそうです。
海洋堂すごいよ海洋堂。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/0d/64c15ab5f298a909d5be4dbe57e4df18.jpg)
中が気になりますが、今回はスルー。
母になんのキャラか説明しようとしましたが、ケンタロウなのかケンシロウなのかわからなくなってしまい、説明をはしょりました。
だって北斗の拳、知らないんですもの。アタタタ!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/a7/caeebadb0d025951179d765572cb217b.jpg)
● 長浜の曳山祭
通りをさらに進むと、曳山博物館がありました。
長浜の曳山祭は、京都の祇園祭、高山市の高山祭と合わせて日本三大山車祭と言われます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/fb/a1e78a89047368cec1b3ac7784c17ff4.jpg)
長浜では、各山組町ごとに曳山(山車)を持っており、曳山は通常、それぞれの町内の山蔵に保管されています。
今回、北町組の青海山(せいかいざん)が、博物館の外に置かれていました。
「飛燕」の胴幕がかかっています。江戸時代に作られたものだそう。
う~ん、大きくて豪奢です。
曳山の舞台では、子ども歌舞伎が上演され、参加するのは小学生の男子のみ。
大人歌舞伎と同様に、少年が女形も演じるという本格派で、祭りの期間中、役者の子供たちは学校も休むそうです。
町をあげての応援体制なんですね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/8e/4575749d22bb82e64dbd9818b6d85185.jpg)
長浜駅には、曳山祭をモチーフにしたステンドグラスが飾られています。
去年、日本の山車祭33件で構成する「山・鉾・屋台行事」として、ユネスコ無形文化遺産への登録が決定したばかり。
伝統行事の保存に一層はずみがつきますね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/27/49/81b3c7337a15fe21e354d3fcc4ae7747.jpg)
通りのお店がレトロ。
母が「この時期に咲かない花が咲いてる!」と興奮していたので、パチリ。
サフィニァという花ですって。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/4a/5f666fbb1587317a99414702c3d1f469.jpg)
● 石田三成の里
三成会議のポスターがありました。みっちゃんかっこイイ!
これを見ると、やはり三成は滋賀ゆかりの人なんだなあと思います。
浅井長政同様、石田三成も長浜ゆかりの好きな武将ですが、思ったよりも現地でフィーチャーされていません。
彼の出身の石田町は、割とすぐそばにありますが、やっぱり太閤秀吉がおいしいトコどりしちゃったのでしょうか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/ea/00bb6cd9a4b176c7fe56fa9356085374.jpg)
町全体がシックでレトロな雰囲気を保っています。
今ではもう見られないような昭和の道具屋さんなどがあります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/c6/c883afbc5e9494ca5830a190a34967b9.jpg)
ちょっと中心から外れると、もう人がいなくなるのです…。
写真撮り放題~。ちょっとさびしいけど~。
● 北国街道
通りに「北国(ほっこく)街道」と書いてあり(ここも北国街道なの?)と驚きました。
だってここは滋賀でしょう?前に、長野の上田で歩いたことがありますよ。
それがここまで続いているなんて、長いですね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/3b/6eaa04109b8f9d34229aa98d714b4f79.jpg)
あとで調べてみました。
畿内から越後国を結ぶ北国街道は、関ヶ原から越前、金沢、富山、糸魚川と、越後と北陸を横断する北陸道。
加えて、北陸道と中山道を結ぶ旧街道として、直江津から途中の篠ノ井で分岐し、善光寺を通って信濃追分(軽井沢)まで続く山道コースもあり、北国西街道 (善光寺街道) と言われます。
私が上田で通ったのは、どうやら西街道 のようです。
● グルメが続く
石臼が店先に置かれ、雰囲気たっぷりの蕎麦屋、そば八。
石臼で挽いたそば粉を打っているんでしょう。
おいしそうですが、宿に戻れば夕飯なので、眺めるだけ~。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/df/bad9ac2bc3ad3248b969906cd11b9875.jpg)
女の子たちがずらり長蛇の列を作っている場所がありました。
何に並んでいるんだろうとのぞいてみたら、芋平というお店で、ガラスの向こうで金つばを作っていました。
大きくておいしそう!そしてずっしり重そう!
ドミノごっこをしても、簡単には倒れなさそうです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/99/d2e9553608628ea5dd819a6843996f39.jpg)
● 明治期の建築物
長浜の旧家、安藤家の家屋。
かつては長浜の自治を支える「十人衆」の一員で、賤ヶ岳合戦(1583年)で秀吉に協力したそうです。
今の建物は、明治・大正期のものです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/4a/9c9dad3c35f9a469ae66a0237b305bcf.jpg)
クラシカルで瀟洒な洋風の建築に、足を停めました。
「これ、昔の学校じゃなかったかしら」
母の言うとおり、明治4年に設置された、県下初の長浜旧開知学校でした。
長浜は昔から教育熱心な町なんですね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/16/57da1e9c8660f3dd4c9975944c541ca8.jpg)
レトロな食堂がありました。
明治30年創業で今年で120年目の中島屋食堂。
このまま続いていって~。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/77/fe5b652e809d3a9a584c003ee888a35e.jpg)
● BILLという名のビル
またレトロな建物がありました。
よく見るとNAGAHAMA TOWER BILLと書かれています。
ん?BILL?見間違いかと、何度も見返しちゃいました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/49/5f79c5646870e69145b0eff17321ae78.jpg)
長浜タワービルだそうです。
見た感じ、上階はゴースト状態ですが、1階のお店は上を気にせず営業中。
これは昭和期の建築。ああ、機会があったら上に上ってみたいなあ。
B級好きのツボを突く、なかなかステキなビル(BILL)です。
● 出会いは長浜
長浜の町をぐるりと一周して、駅前に戻ってきました。
おや、この後姿の2人は、もしや・・・。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/1f/a64677e0e5e7c575ea96b32611a229ce.jpg)
秀吉・三成(当時は佐吉)の出逢いの像でした。ボーイ・ミーツ・マン。
佐吉少年が、秀吉を三杯のお茶でもてなした、あのシーンです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/43/177e1e180cb820b457b5e9506c535281.jpg)
2人はここで出会ったんですねー。
「三杯のお茶」と「三本の矢」はテストに出ますよー。(なんの?)
● 日本最古の旧長浜駅
駅の反対側にある、かつての長浜駅を改築した博物館、長浜鉄道スクエアに行ってみました。
(こちらもスクエアという名前なのね)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/5e/1182ae0bbc77b573a258e3d1ff6920a0.jpg)
ちょうど閉館時間にさしかかるところだったので、駆け込みで入ろうとはせず、外から眺めるだけにしました。
鉄子の母は、ちょっと残念そうでしたが。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/9b/0a15eadc32716e6343de52ba14de0417.jpg)
こちらは現存する日本最古の駅舎の旧長浜駅舎。
普通の邸宅のような、レンガの窓枠のオシャレできれいな洋風建物。
とてもいい保存状態です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/4d/0e648d36f9e28520706c34704489a645.jpg)
入口をのぞくと、出札口が見えました。
● 名勝の庭園
向かいにあるのは、国の名勝慶雲館。
こちらも、そろそろ閉館時間になるので、ちらっとのぞくだけにしました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/fa/afef08b2726d974061c59840d9340bb1.jpg)
立派な庭園が広がります。ここは市の迎賓館で、毎年、日本一の規模の盆梅展が開催されるそうです。
盆栽ならぬ盆梅って、初めて聞きました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/9b/90e03afbd53ebb4bc9c5613fb7c3a526.jpg)
● 琵琶湖夕景
風が冷たくなってきました。そろそろ日没です。
空がとてもきれい。琵琶湖の夕景に間に合うようにと、湖畔まで急ぎました。
湖面いっぱいに、それはそれは美しい日没が広がっていました。
龍が空を舞っているかのようなダイナミックさ。
その場にいる人々は、誰もが足を止めて、魅入られたように眺めています。
時が止まったひととき。忘れられない光景でした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/5f/4a0ea58da17c275504b72d0c449d7b46.jpg)
手前にある、透明なものが気になって、近寄ってみました。
(氷?にしてはなぜ溶けないの?)と思ったら、なにか文字が書かれています。
これは「琵琶湖周航の歌」の歌碑。
一見、それとは分からないモダンなデザイン。今年設置されたそうです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/d4/8b218f8f4966b9b04f4df28ac1391dd7.jpg)
宿に戻ってからも、湖が暗くなるまで、窓から景色を眺めていました。
● 近江牛の夕食
部屋でお茶タイム。足を投げ出して、のんびり過ごします。
夕食は近江牛のコース。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/d3/0986cc81ee45012b6b3f20c4ffe974ce.jpg)
2日間、宿坊に宿泊して精進料理を食べていたため、そろそろお肉が食べたくなってきた頃合いです。
地元の牛さんを、おいしくいただきました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/c1/2c0705d5f7b0f4a1546ea48d5f5695f7.jpg)
● 太閤温泉
食後は、宿の太閤温泉に入りました。
紅葉の季節なので宿は満室でしたが、お風呂は貸し切り状態。
広々していましたが、お湯が熱くて、あんまり長湯できませんでした。
(それでみんなすぐに上がるので、人がいなかったのかも)
この日は一日中、ほとんど船の中にいたので、そんなに歩き回りませんでしたが、大津から長浜と、移動距離が長い日でした。
母は、念願の琵琶湖一周フェリーに乗れたと、喜んでくれています。
私も、予想以上に満喫できて、大満足。
そして湖畔の城下町、長浜は、とても雰囲気のいいところです。
なにより混みすぎていないので、落ち着きます。
滋賀がすっかり好きになりました。
4日目に続きます。
● 黒壁スクエア
長浜駅の観光センターで、お勧め散策ルートを教えてもらいました。
まずは黒壁スクエアへ行ってみます。
わあ、レトロなお店。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/52/458c5a8f58c5c4a6b73e308517c6d3d3.jpg)
黒漆喰塗りの建物が多い、黒壁スクエア。
さすがは滋賀。飛び出し坊やがいましたよ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/ba/71bc1f7a15880dd40a5d7b791e42b842.jpg)
このお店は、店先に柿を干していました。
軒先に柿を干している家ならよく見かけますが、店の前だと、目の前に柿がぶら下がっていることになります。
う~ん、アンパン競争みたいに、口を開けて食べちゃいたーい!(でもまだ渋ーい)
しばらく干していたら、おいしい枯露柿になるのでしょう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/80/634a0a0023e99ce7f2870096febbe84e.jpg)
分厚い蔵を持つ黒壁ガラス館本館は、旧百三十銀行の建物で、登録有形文化財です。
リノベーション後は、黒壁スクエアの中心的なおしゃれスポットになっています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/ea/5d186c10c1978c494aa5d04b578d5619.jpg)
● タロウかシロウか
この界隈全体がにぎわっていますが、京都のような殺人的な混雑ではなく、めいめいがストレスなく楽しめています。
等身大に近いリアルなフィギュアが立っていました。
海洋堂フィギュアミュージアム黒壁。
世界初のフィギュア専門のミュージアムだそうです。
海洋堂すごいよ海洋堂。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/0d/64c15ab5f298a909d5be4dbe57e4df18.jpg)
中が気になりますが、今回はスルー。
母になんのキャラか説明しようとしましたが、ケンタロウなのかケンシロウなのかわからなくなってしまい、説明をはしょりました。
だって北斗の拳、知らないんですもの。アタタタ!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/a7/caeebadb0d025951179d765572cb217b.jpg)
● 長浜の曳山祭
通りをさらに進むと、曳山博物館がありました。
長浜の曳山祭は、京都の祇園祭、高山市の高山祭と合わせて日本三大山車祭と言われます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/fb/a1e78a89047368cec1b3ac7784c17ff4.jpg)
長浜では、各山組町ごとに曳山(山車)を持っており、曳山は通常、それぞれの町内の山蔵に保管されています。
今回、北町組の青海山(せいかいざん)が、博物館の外に置かれていました。
「飛燕」の胴幕がかかっています。江戸時代に作られたものだそう。
う~ん、大きくて豪奢です。
曳山の舞台では、子ども歌舞伎が上演され、参加するのは小学生の男子のみ。
大人歌舞伎と同様に、少年が女形も演じるという本格派で、祭りの期間中、役者の子供たちは学校も休むそうです。
町をあげての応援体制なんですね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/8e/4575749d22bb82e64dbd9818b6d85185.jpg)
長浜駅には、曳山祭をモチーフにしたステンドグラスが飾られています。
去年、日本の山車祭33件で構成する「山・鉾・屋台行事」として、ユネスコ無形文化遺産への登録が決定したばかり。
伝統行事の保存に一層はずみがつきますね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/27/49/81b3c7337a15fe21e354d3fcc4ae7747.jpg)
通りのお店がレトロ。
母が「この時期に咲かない花が咲いてる!」と興奮していたので、パチリ。
サフィニァという花ですって。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/4a/5f666fbb1587317a99414702c3d1f469.jpg)
● 石田三成の里
三成会議のポスターがありました。みっちゃんかっこイイ!
これを見ると、やはり三成は滋賀ゆかりの人なんだなあと思います。
浅井長政同様、石田三成も長浜ゆかりの好きな武将ですが、思ったよりも現地でフィーチャーされていません。
彼の出身の石田町は、割とすぐそばにありますが、やっぱり太閤秀吉がおいしいトコどりしちゃったのでしょうか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/ea/00bb6cd9a4b176c7fe56fa9356085374.jpg)
町全体がシックでレトロな雰囲気を保っています。
今ではもう見られないような昭和の道具屋さんなどがあります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/c6/c883afbc5e9494ca5830a190a34967b9.jpg)
ちょっと中心から外れると、もう人がいなくなるのです…。
写真撮り放題~。ちょっとさびしいけど~。
● 北国街道
通りに「北国(ほっこく)街道」と書いてあり(ここも北国街道なの?)と驚きました。
だってここは滋賀でしょう?前に、長野の上田で歩いたことがありますよ。
それがここまで続いているなんて、長いですね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/3b/6eaa04109b8f9d34229aa98d714b4f79.jpg)
あとで調べてみました。
畿内から越後国を結ぶ北国街道は、関ヶ原から越前、金沢、富山、糸魚川と、越後と北陸を横断する北陸道。
加えて、北陸道と中山道を結ぶ旧街道として、直江津から途中の篠ノ井で分岐し、善光寺を通って信濃追分(軽井沢)まで続く山道コースもあり、北国西街道 (善光寺街道) と言われます。
私が上田で通ったのは、どうやら西街道 のようです。
● グルメが続く
石臼が店先に置かれ、雰囲気たっぷりの蕎麦屋、そば八。
石臼で挽いたそば粉を打っているんでしょう。
おいしそうですが、宿に戻れば夕飯なので、眺めるだけ~。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/df/bad9ac2bc3ad3248b969906cd11b9875.jpg)
女の子たちがずらり長蛇の列を作っている場所がありました。
何に並んでいるんだろうとのぞいてみたら、芋平というお店で、ガラスの向こうで金つばを作っていました。
大きくておいしそう!そしてずっしり重そう!
ドミノごっこをしても、簡単には倒れなさそうです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/99/d2e9553608628ea5dd819a6843996f39.jpg)
● 明治期の建築物
長浜の旧家、安藤家の家屋。
かつては長浜の自治を支える「十人衆」の一員で、賤ヶ岳合戦(1583年)で秀吉に協力したそうです。
今の建物は、明治・大正期のものです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/4a/9c9dad3c35f9a469ae66a0237b305bcf.jpg)
クラシカルで瀟洒な洋風の建築に、足を停めました。
「これ、昔の学校じゃなかったかしら」
母の言うとおり、明治4年に設置された、県下初の長浜旧開知学校でした。
長浜は昔から教育熱心な町なんですね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/16/57da1e9c8660f3dd4c9975944c541ca8.jpg)
レトロな食堂がありました。
明治30年創業で今年で120年目の中島屋食堂。
このまま続いていって~。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/77/fe5b652e809d3a9a584c003ee888a35e.jpg)
● BILLという名のビル
またレトロな建物がありました。
よく見るとNAGAHAMA TOWER BILLと書かれています。
ん?BILL?見間違いかと、何度も見返しちゃいました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/49/5f79c5646870e69145b0eff17321ae78.jpg)
長浜タワービルだそうです。
見た感じ、上階はゴースト状態ですが、1階のお店は上を気にせず営業中。
これは昭和期の建築。ああ、機会があったら上に上ってみたいなあ。
B級好きのツボを突く、なかなかステキなビル(BILL)です。
● 出会いは長浜
長浜の町をぐるりと一周して、駅前に戻ってきました。
おや、この後姿の2人は、もしや・・・。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/1f/a64677e0e5e7c575ea96b32611a229ce.jpg)
秀吉・三成(当時は佐吉)の出逢いの像でした。ボーイ・ミーツ・マン。
佐吉少年が、秀吉を三杯のお茶でもてなした、あのシーンです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/43/177e1e180cb820b457b5e9506c535281.jpg)
2人はここで出会ったんですねー。
「三杯のお茶」と「三本の矢」はテストに出ますよー。(なんの?)
● 日本最古の旧長浜駅
駅の反対側にある、かつての長浜駅を改築した博物館、長浜鉄道スクエアに行ってみました。
(こちらもスクエアという名前なのね)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/5e/1182ae0bbc77b573a258e3d1ff6920a0.jpg)
ちょうど閉館時間にさしかかるところだったので、駆け込みで入ろうとはせず、外から眺めるだけにしました。
鉄子の母は、ちょっと残念そうでしたが。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/9b/0a15eadc32716e6343de52ba14de0417.jpg)
こちらは現存する日本最古の駅舎の旧長浜駅舎。
普通の邸宅のような、レンガの窓枠のオシャレできれいな洋風建物。
とてもいい保存状態です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/4d/0e648d36f9e28520706c34704489a645.jpg)
入口をのぞくと、出札口が見えました。
● 名勝の庭園
向かいにあるのは、国の名勝慶雲館。
こちらも、そろそろ閉館時間になるので、ちらっとのぞくだけにしました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/fa/afef08b2726d974061c59840d9340bb1.jpg)
立派な庭園が広がります。ここは市の迎賓館で、毎年、日本一の規模の盆梅展が開催されるそうです。
盆栽ならぬ盆梅って、初めて聞きました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/9b/90e03afbd53ebb4bc9c5613fb7c3a526.jpg)
● 琵琶湖夕景
風が冷たくなってきました。そろそろ日没です。
空がとてもきれい。琵琶湖の夕景に間に合うようにと、湖畔まで急ぎました。
湖面いっぱいに、それはそれは美しい日没が広がっていました。
龍が空を舞っているかのようなダイナミックさ。
その場にいる人々は、誰もが足を止めて、魅入られたように眺めています。
時が止まったひととき。忘れられない光景でした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/5f/4a0ea58da17c275504b72d0c449d7b46.jpg)
手前にある、透明なものが気になって、近寄ってみました。
(氷?にしてはなぜ溶けないの?)と思ったら、なにか文字が書かれています。
これは「琵琶湖周航の歌」の歌碑。
一見、それとは分からないモダンなデザイン。今年設置されたそうです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/d4/8b218f8f4966b9b04f4df28ac1391dd7.jpg)
宿に戻ってからも、湖が暗くなるまで、窓から景色を眺めていました。
● 近江牛の夕食
部屋でお茶タイム。足を投げ出して、のんびり過ごします。
夕食は近江牛のコース。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/d3/0986cc81ee45012b6b3f20c4ffe974ce.jpg)
2日間、宿坊に宿泊して精進料理を食べていたため、そろそろお肉が食べたくなってきた頃合いです。
地元の牛さんを、おいしくいただきました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/c1/2c0705d5f7b0f4a1546ea48d5f5695f7.jpg)
● 太閤温泉
食後は、宿の太閤温泉に入りました。
紅葉の季節なので宿は満室でしたが、お風呂は貸し切り状態。
広々していましたが、お湯が熱くて、あんまり長湯できませんでした。
(それでみんなすぐに上がるので、人がいなかったのかも)
この日は一日中、ほとんど船の中にいたので、そんなに歩き回りませんでしたが、大津から長浜と、移動距離が長い日でした。
母は、念願の琵琶湖一周フェリーに乗れたと、喜んでくれています。
私も、予想以上に満喫できて、大満足。
そして湖畔の城下町、長浜は、とても雰囲気のいいところです。
なにより混みすぎていないので、落ち着きます。
滋賀がすっかり好きになりました。
4日目に続きます。
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