その1からの続きです。
涼しい川崎マリエン内を満喫して、外へ出ました。
相変わらず外は暑いーー。日差しがジリジリとアスファルトに反射して、焼け付くようです。
そんな中、日光を全身に浴びながら、楽しそうにビーチバレーに興じる人たち。
はつらつとして元気だわ~。
へばっている私たちとは、体の構造が違うのかしら?
○ マリエン スキップ・ウォーク
こんな心引かれる道があったので、通っていきます。
「マリエン スキップ・ウォーク」と書かれています。
せっかくだから渡りながらスキップしなくちゃ、と思いますが、暑さで身体が重く、歩くのでせいいっぱい。
道なりに行けばいいのかと思いきや、途中で分かれ道になり、(まあいっか)と適当に進みます。
もうマリエンはあんなに遠く。
適当さが災いして、どうやら道を間違えたらしく、大回りをしてしまいました。
トンネルはいったいどこにあるのでしょう?
車通りはありますが、歩いている人がいないため、道を聞けません。
歩道には夏草が生い茂って、かき分けながら進まないと歩けません。
と、そこにガソリンスタンドを見つけたので、ようやく人に聞くことができました。
教えてもらった公園の中に、トンネルの入り口はありました。
なんだか秘密基地のようで、ワクワクします。
階段を下りていくと、そこはトンネルの入り口でした!
○ 海底トンネルその2
ノープランの日、と言いましたが、この川崎港海底トンネルはチェックしていました。
人間用の海底トンネルなんて、今まで通ったことがありません。
どんな感じなのか、いっぺん歩いてみたかったのです。
ここに至るまでも階段で、「自転車は降りてください」との表示があります。
本当に、歩行者専用通路として作られています。
ゆるやかな階段が、さらにずっと下まで続いていきます。
カンカンと音を立てて、下りて行く私たち。
ほかに人はいません。
階段を降りきると、こんな道がずっと先まで伸びていました。
全長2,180メートル。果てが見えません。
さあ、まっすぐ歩き始めます。
冷房などはありませんが、海の底だし、どこからか風が吹いてきて、中は割とひんやりした空間。
壁一枚隔てた隣は自動車用のトンネルらしく、通り過ぎる車の音が漏れ聞こえてきます。
非常用のドアが頻繁についており、そこに「あと○m」と距離が書かれていました。
物音を感じたので振り返ると、自転車がやってきて、サーッと私たちを越していきました。
あれ、トンネル内は自転車禁止では?平坦道はいいの?(本当はよくないみたい)
見渡す限りに続く長い一本道で、ほかの生命体に会えたことにちょっとほっとしました。
その後も、何台かの自転車に越されていきました。
利用者はいるようです。
埋立地に車以外で行きたい人は、ここを通るわけですね。
慣れてしまえばとても快適な一本道。
道に迷う心配もありません。涼しいし、これはいいわ~。
川崎駅まで続いていないかしら~と思いましたが、物事には終わりがあるもの。
対岸に着いたようで、今度は上り階段が延々と続いていました。
○ トンネルの反対側
せっせと上って、地表へと戻ってきました。
ふー、またもや暑さ復活。
こちら側もやっぱり工場地域です。
東電の火力発電所がありました。
トンネル内ならいくらでも歩けそうでしたが、地表の暑さにすぐに参ってしまった私たちは、最寄のバス停からバスに乗って、川崎駅へと向かいました。
夕方になりつつありますが、まだ日は高く、ここで解散するのはなんだかもったいない気分。
(どうしようか)と考えて、今度は海ほたるへ行くことにしました。
○ アクアラインバスを待つ
海ほたるには、何年も前に一度マザー牧場へ行く途中で寄ったことがあります。
今年の冬、房総ドライブの帰りにもアクアラインを通りましたが、混んでいたので寄らずに通り過ぎました。
車がないと行けない場所ですが、川崎からバスが出ていることを思い出したのです。
時間に合わせてバスを待ちましたが、なかなか来ません。
待てど暮らせど、来ません。
おかしいです。
でも、気がつくとバス待ちの行列が長くできており、誰もその場を離れようとしなかったので、私たちもそのまま待っていました。
バス停から見える京急川崎駅に発着する京浜急行をひたすら眺めています。
最近登場したハッピーイエローという車両が話題ですが、さんざん見ていたのに、通ったのは赤ときどき青で、黄色は一度も通りませんでした。
遅れること45分、ようやくバスがやってきました。
どうやら、アクアラインで事故渋滞が発生したようです。
ゆったりとした、高さのある観光バスに乗り、ようやく涼しくなりましたが、二人とも待っている間にのぼせてしまって、バスに乗ってからもしばらくはぐったりしていました。
バスは、産業道路駅の横を通り、大師橋のすぐそばまで行って、ふたたび海の方へと向かいます。
大師橋を越えると、東京に入ってしまいますからね。
じきに、出光石油のスタンドが見えてきました。
「かながわ最後のガソリンスタンド」と書いてありました。
さあ、ここから海底トンネルです。いよいよです。
今日は、海底に入るのは、これで3回目です!
ワクワクだわ~。
○ 海底トンネルその3
海底トンネルが、少し地表に出たところが、うみほたるでした。
ここで降りたのは、私たち二人。
あれ?
バスはけっこう乗客でいっぱいなのに、ほかの人たちは降りないの?
そういえばこのバスは、木更津行き。みんな、木更津へ帰る人たちだったんでしょう。
○ うみほたるサンセット
そうか、それで、バスが激しく遅れても、みんなあきらめずにずっと待っていたんですね。
エスカレーターに乗って、展望台へと向かいました。
おりしも、ちょうど日没時。
あたりは夕焼け色に染まっています。
「きれー!」「キレー!」
思わず歓声とともに、声を挙げる私たち。
本当に心打たれると、ろくな言葉が出ないものですね~。
まあ、もともと語彙がないんですけど!
海の上の、ゆったりとした時間。
人々がめいめいに夕暮れを楽しんでいる、豊かなひとときでした。
このタイミングを見られたなんて、なんてラッキーなんでしょう。
バスが遅れたのも、災い転じて福となる、です。
マジックタイムが過ぎると、静かに闇が近づいてきます。
反対側の、千葉方面は、もう夜の光景になっていました。
○ あさりまん
二人でハガキを書き、投函してから、カフェテリアに入りました。
めざすは、あさりまん!
前に食べて、気に入っていたのです。
なかなか大きくて、二つに割ると、中には千葉沖で取れたアサリが入っています。
ヘルシー!
ミユも完食。食欲が戻ったようです。
海の幸を食べ終えた頃には、海ほたるはもう夜の中。
終バスを待って、乗り込みました。
ほかに乗客は、カップル一組とインド人家族だけでした。
○ 海底トンネルその4
ふたたび海底トンネルをくぐって、川崎に到着ー。
結局この日は、4回海底に潜りました。
まあ、夏といったら海ですしね!
海水浴や潮干狩りとは違う、新しい海の楽しみ方でしょうか?
○ スーパームーン
駅で、ミユと解散しました。
帰宅途中、(そういえば今日はスーパームーンじゃない)とふと思い出します。
一日それほど歩いていないので、足は疲れていないし、夜になって気温も下がり、風も吹いています。
これなら家まで歩けるかも・・・?
川崎から家まで歩いてみたいと前から思っていたので、実行に移してみました。
華やかなミューザの横を歩いていきます。
車道ぞいを歩くのに飽きて、尻手駅に着いたあたりで(ここから南武線に乗っちゃおうかな)と思いましたが、もう少しこらえて歩き続けていくと、鶴見川に行き当たりました。
そこからは、川沿いに歩いていくだけ。
川風を受けながら、快適に進みます。
スーパームーンを見ながら帰りました。
○ epilogue
日中暑くて、どうしようかと思いましたが、終わってみれば、あちこちの場所を訪れた、たのしい一日でした。
気がつけば、海底トンネル巡りのようになったこの日の行程。
海底トンネルといったら、今まで青函トンネルくらいしか連想しませんでしたが、こんな身近にあったなんて。
中は、自然のクーラーといった感じで涼しかったです。
そしてうみほたるから見た夕焼けは、忘れられない美しさでした。
暑い中でどうやってすごそうかと、決められないまま動き出した、出だしの鈍い日でしたが、最終的には気持ちよくリフレッシュできました。
涼しい川崎マリエン内を満喫して、外へ出ました。
相変わらず外は暑いーー。日差しがジリジリとアスファルトに反射して、焼け付くようです。
そんな中、日光を全身に浴びながら、楽しそうにビーチバレーに興じる人たち。
はつらつとして元気だわ~。
へばっている私たちとは、体の構造が違うのかしら?
○ マリエン スキップ・ウォーク
こんな心引かれる道があったので、通っていきます。
「マリエン スキップ・ウォーク」と書かれています。
せっかくだから渡りながらスキップしなくちゃ、と思いますが、暑さで身体が重く、歩くのでせいいっぱい。
道なりに行けばいいのかと思いきや、途中で分かれ道になり、(まあいっか)と適当に進みます。
もうマリエンはあんなに遠く。
適当さが災いして、どうやら道を間違えたらしく、大回りをしてしまいました。
トンネルはいったいどこにあるのでしょう?
車通りはありますが、歩いている人がいないため、道を聞けません。
歩道には夏草が生い茂って、かき分けながら進まないと歩けません。
と、そこにガソリンスタンドを見つけたので、ようやく人に聞くことができました。
教えてもらった公園の中に、トンネルの入り口はありました。
なんだか秘密基地のようで、ワクワクします。
階段を下りていくと、そこはトンネルの入り口でした!
○ 海底トンネルその2
ノープランの日、と言いましたが、この川崎港海底トンネルはチェックしていました。
人間用の海底トンネルなんて、今まで通ったことがありません。
どんな感じなのか、いっぺん歩いてみたかったのです。
ここに至るまでも階段で、「自転車は降りてください」との表示があります。
本当に、歩行者専用通路として作られています。
ゆるやかな階段が、さらにずっと下まで続いていきます。
カンカンと音を立てて、下りて行く私たち。
ほかに人はいません。
階段を降りきると、こんな道がずっと先まで伸びていました。
全長2,180メートル。果てが見えません。
さあ、まっすぐ歩き始めます。
冷房などはありませんが、海の底だし、どこからか風が吹いてきて、中は割とひんやりした空間。
壁一枚隔てた隣は自動車用のトンネルらしく、通り過ぎる車の音が漏れ聞こえてきます。
非常用のドアが頻繁についており、そこに「あと○m」と距離が書かれていました。
物音を感じたので振り返ると、自転車がやってきて、サーッと私たちを越していきました。
あれ、トンネル内は自転車禁止では?平坦道はいいの?(本当はよくないみたい)
見渡す限りに続く長い一本道で、ほかの生命体に会えたことにちょっとほっとしました。
その後も、何台かの自転車に越されていきました。
利用者はいるようです。
埋立地に車以外で行きたい人は、ここを通るわけですね。
慣れてしまえばとても快適な一本道。
道に迷う心配もありません。涼しいし、これはいいわ~。
川崎駅まで続いていないかしら~と思いましたが、物事には終わりがあるもの。
対岸に着いたようで、今度は上り階段が延々と続いていました。
○ トンネルの反対側
せっせと上って、地表へと戻ってきました。
ふー、またもや暑さ復活。
こちら側もやっぱり工場地域です。
東電の火力発電所がありました。
トンネル内ならいくらでも歩けそうでしたが、地表の暑さにすぐに参ってしまった私たちは、最寄のバス停からバスに乗って、川崎駅へと向かいました。
夕方になりつつありますが、まだ日は高く、ここで解散するのはなんだかもったいない気分。
(どうしようか)と考えて、今度は海ほたるへ行くことにしました。
○ アクアラインバスを待つ
海ほたるには、何年も前に一度マザー牧場へ行く途中で寄ったことがあります。
今年の冬、房総ドライブの帰りにもアクアラインを通りましたが、混んでいたので寄らずに通り過ぎました。
車がないと行けない場所ですが、川崎からバスが出ていることを思い出したのです。
時間に合わせてバスを待ちましたが、なかなか来ません。
待てど暮らせど、来ません。
おかしいです。
でも、気がつくとバス待ちの行列が長くできており、誰もその場を離れようとしなかったので、私たちもそのまま待っていました。
バス停から見える京急川崎駅に発着する京浜急行をひたすら眺めています。
最近登場したハッピーイエローという車両が話題ですが、さんざん見ていたのに、通ったのは赤ときどき青で、黄色は一度も通りませんでした。
遅れること45分、ようやくバスがやってきました。
どうやら、アクアラインで事故渋滞が発生したようです。
ゆったりとした、高さのある観光バスに乗り、ようやく涼しくなりましたが、二人とも待っている間にのぼせてしまって、バスに乗ってからもしばらくはぐったりしていました。
バスは、産業道路駅の横を通り、大師橋のすぐそばまで行って、ふたたび海の方へと向かいます。
大師橋を越えると、東京に入ってしまいますからね。
じきに、出光石油のスタンドが見えてきました。
「かながわ最後のガソリンスタンド」と書いてありました。
さあ、ここから海底トンネルです。いよいよです。
今日は、海底に入るのは、これで3回目です!
ワクワクだわ~。
○ 海底トンネルその3
海底トンネルが、少し地表に出たところが、うみほたるでした。
ここで降りたのは、私たち二人。
あれ?
バスはけっこう乗客でいっぱいなのに、ほかの人たちは降りないの?
そういえばこのバスは、木更津行き。みんな、木更津へ帰る人たちだったんでしょう。
○ うみほたるサンセット
そうか、それで、バスが激しく遅れても、みんなあきらめずにずっと待っていたんですね。
エスカレーターに乗って、展望台へと向かいました。
おりしも、ちょうど日没時。
あたりは夕焼け色に染まっています。
「きれー!」「キレー!」
思わず歓声とともに、声を挙げる私たち。
本当に心打たれると、ろくな言葉が出ないものですね~。
まあ、もともと語彙がないんですけど!
海の上の、ゆったりとした時間。
人々がめいめいに夕暮れを楽しんでいる、豊かなひとときでした。
このタイミングを見られたなんて、なんてラッキーなんでしょう。
バスが遅れたのも、災い転じて福となる、です。
マジックタイムが過ぎると、静かに闇が近づいてきます。
反対側の、千葉方面は、もう夜の光景になっていました。
○ あさりまん
二人でハガキを書き、投函してから、カフェテリアに入りました。
めざすは、あさりまん!
前に食べて、気に入っていたのです。
なかなか大きくて、二つに割ると、中には千葉沖で取れたアサリが入っています。
ヘルシー!
ミユも完食。食欲が戻ったようです。
海の幸を食べ終えた頃には、海ほたるはもう夜の中。
終バスを待って、乗り込みました。
ほかに乗客は、カップル一組とインド人家族だけでした。
○ 海底トンネルその4
ふたたび海底トンネルをくぐって、川崎に到着ー。
結局この日は、4回海底に潜りました。
まあ、夏といったら海ですしね!
海水浴や潮干狩りとは違う、新しい海の楽しみ方でしょうか?
○ スーパームーン
駅で、ミユと解散しました。
帰宅途中、(そういえば今日はスーパームーンじゃない)とふと思い出します。
一日それほど歩いていないので、足は疲れていないし、夜になって気温も下がり、風も吹いています。
これなら家まで歩けるかも・・・?
川崎から家まで歩いてみたいと前から思っていたので、実行に移してみました。
華やかなミューザの横を歩いていきます。
車道ぞいを歩くのに飽きて、尻手駅に着いたあたりで(ここから南武線に乗っちゃおうかな)と思いましたが、もう少しこらえて歩き続けていくと、鶴見川に行き当たりました。
そこからは、川沿いに歩いていくだけ。
川風を受けながら、快適に進みます。
スーパームーンを見ながら帰りました。
○ epilogue
日中暑くて、どうしようかと思いましたが、終わってみれば、あちこちの場所を訪れた、たのしい一日でした。
気がつけば、海底トンネル巡りのようになったこの日の行程。
海底トンネルといったら、今まで青函トンネルくらいしか連想しませんでしたが、こんな身近にあったなんて。
中は、自然のクーラーといった感じで涼しかったです。
そしてうみほたるから見た夕焼けは、忘れられない美しさでした。
暑い中でどうやってすごそうかと、決められないまま動き出した、出だしの鈍い日でしたが、最終的には気持ちよくリフレッシュできました。
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