怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

仕事着はジーンズ

2014年06月03日 | 文化
応援してね!→ 人気ブログランキングへ 

運転免許取得してまだ一年に満たないYさんが「職安に行きたいので付き合って」と頼んできた。二人の子供の幼稚園や学校の送り迎えなど、家の近所でしか運転したことのない彼女の本格的な遠出の一歩だった。
 
運転歴の浅い彼女に同乗することに少し緊張したが、子連れだもの、無理なことはしないだろう。
ちゃんとGPSもあるので道に迷うことなどないはずなのにね。誰かと一緒に行きたかったのだろうな。

職安にて。職員と面談。このときも私は子守兼通訳として同席。通訳って・・・Yさんと私の会話はドイツ語、職安職員との会話ももちろんドイツ語なんだけど。二人で聞けば、職員に難しいことを言われてもどちらかが理解できるだろうって作戦。
どこの役所も女性職員ばかりだ。ここは制服がない。日本のように華美な服装になることは、まずない。

役所の人々の仕事着はジーンズが基本。
この女性は落ち着いた色だったが、ついたてで仕切られている隣のブースの担当者は真っ赤なジーンズだった。
ドイツに来た当初は、こうした元肉体労働着で役所仕事がなされることに違和感を感じたものだが、今では、何とも思わない。
この役所ジーンズを日本の日本人にとって面白いシーンかも、とそのとき思わなかったら撮影する発想に至らなかっただろうな。



応援してね!→ 人気ブログランキングへ 

日本の職場は今でもジーンズ禁止が多いのだろう。
ここにいると、どうして禁止なのだろう、という感覚になってくる。
ナディーヌ・ロスチャイルドの著書中に「息子にはジーンズを禁止している」という部分があった。あのロスチャイルド家の真似か?!私の小学校の同級生にも親にジーンズを禁止されている女性がいたが、その一族もロスチャイルド家ほど繁栄していないが事業に成功した金持ちだ。
日本全体が金持ちだからかなぁ。だから職場のジーンズはだめなのかい。そう考えたほうが私の精神衛生によろしい。

そういえば、夫の日本での労働着はジーンズだった。ぎゃー。そのときに気づけばよかったか、ビ、じゃあない経済的生活を強いられる未来を!