怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

障がい者作業所見学

2014年06月29日 | 何カテゴリーにしようかぁ
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「夏祭り」と書かれたポスターに誘われて行ってきた。近所に障がい者の作業施設があって、私はその脇をときどき通っていた。どんな仕事をしているのか興味があったのだ。
施設内のガイド付き見学で1時間ほど見て回った。

この街の大企業A社の製品の一部を製造している。

雰囲気は普通の工場とほぼ変わらないような様子。

火災などの非常事態訓練もするそう。車椅子の従業員(日本語だと入所者、という言葉が相応しそうだが、彼らは普通に「従業員」と言っていた)も含め、全員が集合場所に約7分で集まることができるとか。

火災時はエレベーターが止まるので特別な車椅子を使う。仕事の途中で休むことができるベット。

この辺りの雰囲気はそうした施設らしい感じがしてほっとする。自分たちの食事の準備などもあるのだそう。

ろうそくを作って一般に販売する部屋もあった。

数十ユーロで売られていた絵画作品。かなり売れていた。結構上手い!

 
トイレには排泄の仕方の説明が・・・。
複雑そうな部品の製造と、トイレのやり方の解説の存在の共存にちょっと驚く。





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ガイドツアーには入所者とその家族らしき人たちもいた。どのような環境にいるのかを知るためかな。いとおしそうに30歳くらいの息子の腰の辺りをときどき抱いていた初老の男性の様子が印象的だった。
自分のハンディを持つ子供たちが世界的に知られているメーカーの製品に携わっていることは、彼らにとっても心の支えと自信に繋がるだろう。

「夏祭り」というテーマに相応しく、食堂とそこに接する庭にはビールとソーセージでくつろぐ人々がたくさんいた。
私はコーヒー(1ユーロ)と手作りケーキ(1.50ユーロ)で、一人ぽつねんと座って生演奏を楽しんだ。
こうした施設にもビールと音楽を楽しむ機会があるのは凄いよなぁ。