【千葉ラーメン】仏教の身土不二=「地産地消」と「愛情」をコンセプトにパワーアップした「とものもと@東中山」
「中華そば とものもと」の創業は2015年3月1日。
店主の市原さんは、元「まるは」の出身。
船橋の「海老そば まるは」の店長時代に、まるはの総料理長橋本さん(現「麺魚」店主)から紹介されました。
市原さんをそれからずっと見守って来ました。
オープンして間も無く難病にかかり、臨時休業。
絶望の淵を経験した店主は、その後、2016年3月1日、復活。
店名を「とものもと」にリニューアルしての再出発。
最初に会った時と、病院を退院してマスクをした市原さん、兎に角、見る度に顔が変わって行きました。
最初は少し甘ったれな感じで、その後は地獄を見た感じで引きつった表情、そして最近の市原さんは、煩悩でラーメンの悟りを開いた僧侶の風情。
心の底からラーメンが好きで、ラーメン作りを楽しんでいる様子。
奥様も、最初はネギが嫌いで、調理が大変だったそうで、若干の人見知りな感じでしたが、今や、立派なラーメン店の女将さんに成長。
元気の良い夫婦で、本当に良いラーメン店が、東中山に誕生しました。
そんな嬉しさと感動と、感謝を込めて、塩ラーメンをセレクト。
市原さんが入院時代に知った仏教言葉、「身土不二(しんどふじ)」
地元の旬の食品や伝統食が体に良いとする意味。
いわゆる地産地消。
市原さんも、地元産、西船橋の平野農園の有名な小松菜、船橋三番瀬のり、紅孔雀たまご、ホンビノス貝を使用。
塩ラーメンには、ホタテ油、煮干し油、トリュフオイルも使用して、ほんのり大人の塩ラーメンを演出。
村上朝日製麺のパッツンパッツンの細麺がまたホンビノスの貝出汁のスープとも良く合います。
市原店主のラーメンは開店日からずっと食べて来ましたが、今が最高にファンキーなラーメンですね。
これほど回復したことにきっと天国の河田さんも喜んでいると思います。
ご馳走様でした!
一晩カツオだしに漬けた小松菜がまた秀逸。うまし!
力強いしおラーメン。
うまい!