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市川市内で私立保育園2園を運営する社会福祉法人「福治会」が時間外保育に対する補助金を過大に請求していた問題で、市川市は15日、同法人に対し3323万円を返還請求することを決めた。また市は、大久保博市長を含む職員計17人の処分方針を明らかにした。
同日開かれた臨時議会で、大久保市長が報告した。同市監査委員が今月上旬に公表した監査では、昨年度までの過去5年間で同法人に対し過大に支出された補助金は7218万円に上った。
返還請求対象となった大部分は、「非常勤職員設置補助金」として本来支出されるべき日中保育にもかかわらず、「時間外保育」として不適切に支出された補助金。一方、監査で過大支出とされたもののうち、市の基準で有資格者を対象としているのに、無資格の補助職員にも支払われた分については、「市職員も無資格者が対象外との認識はなかった」ことなどを理由に、返還請求しないことを決めた。