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【祝、創業17周年】【「味処むさし野」の魅力を徹底解説】【世界に認められるべき名店】限定の生姜そばには秘めたるパワーが!
2018年3月3日、雛祭りのサタデーナイトに、松戸市の味処むさし野に到着。
午後6時から午後11までのナイト営業オンリー。
ロッキーが店頭に到着したのが午後7時24分。
店内満席で、カウンター席と小上がり席がある店内と店頭にご覧のような待ち。
ここでは待つのも楽しい。
最寄駅の上本郷からも歩いて13分ぐらいの住宅街。
もちろん専用駐車場はなし、コインパーキングもない立地。
お店の看板もなく、頑丈そうな扉をスライドさせると、隠れ家みたいなむさし野の世界が広がる。
明るくて開放的な店内。カウンターのお花は綺麗な生花。
日本人の「心」がこの店内に凝縮。
床も「侘び寂び」の世界。
午後8時16分、ワクワクしながらカウンター席へ。
セルフのプラスチックのコップのお冷やが全盛の「ラーメン店」
でもここでは一人やカップルに、ボトルの美味しいお水が提供されます。
陶器の酒飲みスタイルで、お水なのに、まるでお酒を、日本酒を飲んでいる錯覚に。
3月3日の雛祭り。
店内の装飾も、侘び寂びの世界観。
季節ごとに模様替え。
来店した子供達には17年前の創業時からずっと、駄菓子をプレゼント。
私たちに日本の伝統文化を継承する類い稀なる姿勢。
この日は雛祭り、子供達だけでなくて、来店した女性客にも、「ひなあられ」がプレゼント。
ひなあられの色は、白、赤(桃色)、緑、黄。
3色の場合は、
白は雪の大地(大地のエネルギー)、
緑は木々の芽吹き(木々のエネルギー)、
赤は血、命(生命のエネルギー)、
ひなあられを食べることで、「自然のエネルギーを得られ、1年間を健康に過ごせる」
そんな深い意味が込められているそうです。
4色の場合は、日本の四季を表しているそうです。
白は冬、緑は春、赤は夏、黄は秋。
1年を通じて幸せを祈っている、そんな深い意味があるそうです。
だからむさし野が「ひなあられ」を子供や女性に配るというのは、とっても深いんですね。
レギュラーメニューも魅力的ですが、この2種類の限定も外せません。
さらに季節のご飯もむさし野では外せません。
外せないものばかり。
ダブル完食も考えましたが、人間欲張ってはいけません。
ほこほこ、ぬくぬく、生姜そばに季節のご飯を注文。
午後8時43分、ロッキーのラーメンが着どん。
もうドンブリから、生姜のパワーが半端なく出ています。
香りも生姜。
この日の季節のご飯(300円)は、
ローストビーフ、ホタテの酒蒸し、真鯛の松皮造り、金平牛蒡、炙りたらこ、豪華5点盛り。
これだけ仕事が施されていて、この値段はアンビリーバブル!
平打ちの手揉み縮れ麺と、生姜スープの相性が抜群です。
「生姜が立っている」
そんなワイルド感のある美味いスープ、身体の芯から温まります。
このまた豚バラロールチャーシューがまた肉厚で美味しいです。
これって、幻の豚、TOKYO Xだそうです。
確か、市川のあけどやの限定で一度登場した豚肉で、ロッキーも低温レアチャーチューを作りましたが、
脂がとっても美味しいお肉ですね。
普通の豚肉の3倍ぐらいします。
そのお肉がこの厚さ。貴重です。
生姜がビンビン効いています。
もちろん汁完。
さすが和の職人さん、食材にこだわっていますね。利尻昆布もあります。
これが東京Xの証明書。
午後8時59分。
お会計を終えて、帰ろうとすると、いつもの定員さんから、ロッキーにもおまけのプレゼント。
「侘び寂び」
日本人が失いつつある「心」を、むさし野は思い起こさせてくれているように感じます。
「名店とはそういうものである」
それがロッキーの結論です。
ご馳走様でした。
PS。店主さんがぽろっとこぼしていらっしゃいました、最近、市場に行っても良い食材が手に入らない、日本屈指の和の職人だからこその嘆きだと思います。