竹圍漁港：ボートレース

　Ｋ氏は高雄方面に泊地を探しに行き、私とＭ氏はここに留まれないかを再確認することになった。特別許可があっても、結局ここには空きがないため基隆か台北に行くよう言われた。どちらも小さなヨットには適さない港湾だ。
　相談に乗ってくれた二人。黒男は職員、青男はその友人で、ここにクルーザーを置いている。

　台湾近辺で台風の発生が心配されるため、２０日まで緊急避難として滞在できるよう黒男が書類を整えてくれた。

　そうこうしているうちに潮が引いてヨットに乗り込めなくなったので、涼しいウッドデッキで潮待ち。


　昼飯はカップラーメンでごまかし、またウッドデッキで涼んでいるとマッチョマンが集まってきた。何事かと思ったらドラゴンボートレースが始まった。
　

　Ｋ氏から、良い泊地が見つかり契約も済ませたとの連絡が入った。いよいよこの航海も大詰だ。

　夕飯はＭ氏と昨日の屋台へ行き、同じものをテイクアウトして大満足の大満腹となった。


　週末でもないし祭りでもなさそうだが、陽が落ちて涼しくなると港のあちこちで野外カラオケが始まり、花火で遊ぶ人がいる。喧騒にも慣れた。

　９時半頃、Ｋ氏が帰って来た。干潮で岸壁が高すぎて降りられず、潮待ちのため疲れた足取りで闇に消えた。

　小潮でも２ｍ差