オーバーナイトは交替で1時間ずつ眠ることにしている。眠くてもいざ横になると冴えてくるのはよくあることで、このまえ竹圍漁港のロビーで見た「楓橋夜泊」がクルグル回り始めた。
-月とか烏を並べて夕暮れ時かと思えば、霜が落ちそうな夜明け前のようで、結局夜半の鐘が鳴っているというから、訳が分からん。もっとも「白髪三千丈」のお国柄だから、今も昔も何事に付け細かく詮索する日本人が小心過ぎるのだろう。
-もう交替の時間だ
0330 高雄 興達港着
1ヶ月2万円で水・電気欲しいままのマリーナがどんなところか心配したが、よくぞ見つけたものだ!
食べずに寝てしまったので、残った握り飯で朝食を済ませ、K氏は友人の来訪をヨットで待ち、M氏と私は町に出かけることにした。
バスが来ない。猛暑の停留所で1時間以上も待ってやっとバスがきた。
路竹の町を、台湾料理の店を探してウロウロしたが目に付かず、歩き疲れて入った店でおよそ台湾感の無いドリア風の料理を食べた。味は良かった。そのあと、スーパーでマンゴーと食パン、果物屋でパパイヤを買った。
M氏はさらにドリアンも買いたかったようだが、重すぎるので明日に持ち越しとなった。
帰りも同じルート番号R71Aのバスに乗ったら、これが大回りルートで、帰りはR71Bに乗るべきだったのだ。
M氏と一緒に夕食に出た。そこここに「情人バ(石偏に馬)頭」とか「LOVERS WHARF」とか掲げてあるせいか、カップルがやたら目につく。それを横目に市場方面に歩いて、餃子の店に入った。帰る頃には多少涼しくなったが…、台湾人はくっつき合っても汗かかないのかな。
パパイヤ食って寝る。