ろろろ川のおと

ながらへば またこのごろや しのばれむ

生垣、雨宿り

2018年06月26日 20時16分14秒 | 日記
 
 いつもより少し早めに生垣を刈り込みました。


 電動バリカンで刈ると木が傷むので、今年からは鋏でやろうと思い先日鋏を研いだのですが、10分もしないうちに断念しました。いつものように電動バリカンの登場です。

 中1のときに父が亡くなり、その後は盆と正月の前に刈り込むのは私の役目になりました。その頃は高さ2mほどあったので、重い木の梯子を掛けては刈り、掛けては刈り、尺取り虫の様に数日かかって刈っていました。いつの間にこんな柔になってしまったのか。
 ご近所はブロックあるいはコンクリートの塀ばかりです。手間がかかること以外でも生垣のデメリットばかり思いつきます。空き缶やペットボトルを塀越しに投げ込むのは気が引けても、枝の間に差し込むのは案外平気なようです。舗装の上のペットの糞は片付けても、生垣の下、土の上の糞は放置されます。ペットの糞は肥料にならない。
 それでも切り倒せないのは、子供の頃に、100年以上も前からある生垣だと聞いたからです。

 夕立の気配がいっぱいなのに自転車で買い物に出ました。案の定、帰る時にはキッチリ降り出しました。小雨だったので構わず走り出したら、約束したようにだんだん強くなったのでバス停で雨宿り。女子小学生が二人、入ろうとして怪しいジジイを発見し、素通りしました。淋しい現実です。次に来た男子二人は雑談などして、雨脚が弱まってから出て行きました。
 おとなの余裕を試す意味から、止むまで待とうと心していたのですが、買ったアイスクリームが溶けそうだからと理由を見つけて、小学生につられて飛び出しました。そして5分後、家に着いた時には上がっていました。
 -本降りになって出て行く雨宿り- 人生そのものです。