ろろろ川のおと

ながらへば またこのごろや しのばれむ

すっぱい葡萄

2018年09月13日 20時43分56秒 | 海水魚

 水槽を立ち上げるときのアドバイスを貰おうと、古いつきあいのダイビング仲間を訪ねた。

 夫妻ともに退職している。海が目の前にある自宅は津波にひとたまりもないので、山林付きで旧民宿を購入し、昼間はそこで庭仕事に専念しているという。ハウスもあって、植物園とも言うべき規模と内容の庭だから、二人がかりでも手入れは大変だろう。津波の心配は皆無なので、人ごとながら、早く引っ越せば良いのにと思う。

 それにつけても、南海トラフに捨て身になっている己の不甲斐なさよ。

 この頃のシステムは、外部濾過槽を設けずに水槽内のライブロックで生物ろ過を行うのだそうだ。主に無脊椎動物の飼育を指向したシステムらしい。彼も珊瑚とかイソギンチャクとか無脊椎だけを飼っているのかと思っていたら、写真には一部しか撮れていないが、魚も結構な数を入れていて驚いた。

 珊瑚類を飼うには暖房はもちろんだが、今年のような夏にはクーラーが必要になる。隙間だらけのだだっ広い我が家では望むべくもない。ミニというかマイクロ水族館を建てることが必要になる。もともと淡泊人間だから、そこまでやる根性は持たない。

 イソギンチャクが無理ならクマノミだけを入れるのは可哀想だ。もっとも、その共生ペアはポピュラー過ぎてあまり好まない。「すっぱい葡萄」の類いではなく・・・。