
庭の、エゴの木陰にこの季節になると細々と咲いてくれます。
私が通っていた 小学校の近くの休耕田にも咲いていたっけな・・・。
それから、昔住んでいた地域でのお盆の行事にもミソハギの思い出は必ず出てきます。
そうそう、もうじきお盆ですよね。
そこでは、お彼岸の入りの日になると、迎え火と言って、民家の角々に数軒の人々が集まってご先祖さまをお迎えします。
集まった人の中にもしも家に、田んぼがある人は、藁を持ってきてくれます。
藁を四方八方から寄せて積んで、火を点けます。
子供からお年寄りまでさまざまな人が和をつくり、手にはお盆を持っています。
片方の手で持つお盆の上には 生米と 小鉢にはいったお水が載っています。
そして、もう片方の手にこのミソハギの枝を握っているのです。
やがて辺りが薄暗くなってきた頃
お米を藁の焚き火の中に少しずつパラパラと撒き、ミソハギで小鉢の中のお水をすくってやはり火の中に振り落とします。
その掛け声が様子を表しています。
「焼き米食い食い 水飲み飲み、この火をたよりに 来やっしぇ~」
始めのうちは、煙の中で時々しみる目をこすりながら・・・。
火が勢いよく燃えてくると、やがてパチパチとお米のはぜる音が聞こえてきます。
そうして 無事にご先祖さまはお盆になると生前の家に帰ってくることができるのです。
風流な話ですよね。
今でも続いているのでしょうかね~^^
迎え火の日は 夕方早めに集まりますが、
送り火の日は なるべくぎりぎり暗くなってから ゆっくり集まってこの行事をします。
(なお、コメントの公開とお返事はできなくて申し訳ありません。)