吹く風は未だ冷たい日だったが、見回せばそここに春が。
ふわふわな黄色のミモザが満開だった。
公園の2本の河津桜も今を盛りと咲いている。
近寄って眺める。
枝一杯の河津桜の花々。
おや、足元に福寿草が咲いている。
吹く風は未だ冷たい日だったが、見回せばそここに春が。
ふわふわな黄色のミモザが満開だった。
公園の2本の河津桜も今を盛りと咲いている。
近寄って眺める。
枝一杯の河津桜の花々。
おや、足元に福寿草が咲いている。
火曜日の夜ずっと楽しみに見ていた『東京サラダボウル』が、先週最終回を迎えて放映が終了した。
警察を舞台にしているが単なる刑事ものではなく、緑の髪の女性刑事と警察通訳人の二人を主人公として、今の日本の現状を映し、サラダボウルとしての新宿界隈を映し出しているドラマだった。
あまり面白かったので、番組の絵葉書をもらえるというSNSのお知らせを読んで早速返信用の封筒を同封して送ったところ、折り返して葉書が届いた。
原作は著者・黒丸による『東京サラダボウルー国際事件簿』(全5巻)のコミックで既に購入済み
番組が終わるまでは読まずに置いておいたので、これからゆっくり読むつもりだ。
今までバウムクーヘンというと扇形に切って食べるものだと思い込んでいたのだが、NHKの『探検ファクトリー』という番組でユーハイムの工場を探検した折り、そこでバームクーヘンをそぎ切りにして「美味しいですよ」と勧めていたのを見たのである。
へぇ、そぎ切り!
それで、早速試してみた。
扇形とは違い、最初は意外に切りにくい。
すうすうナイフが進まず、ぎこぎこゆっくり進む感じ。
お皿にのせるとこんな風。
いやしかし、言われたほどの差は感じなかったけれど、
お菓子は美味しくいただきました。
稲荷山公園を散歩していたら博物館で『収蔵品展:狭山市の人形』開催中という幟が目に入った。
もうすぐ桃の節句、ポスターのお雛様に惹かれて入ってみた。
1階は四面のお雛様飾りを吊るし雛が囲み、にぎやかに、華やかに!
たくさんの吊るし雛。
こういう吊るし雛を見ると、楽しそうに作っていた母のことを思い出す。
2階入り口にあった御殿飾り。
私のお雛様もこの形だったっけ。
こちらは縄文時代後期、宮原遺跡から出土した筒形土偶だそう。
こちらは面白い!狆引き官女に猫引き官女。
すっかり桃の節句の気分になった展覧会だった。
2018年からホームベーカリーでパンを焼き始め、今使っているものは2台目だ。記事こちら
材料をきちんと計量し、入れる順番を間違えずに釜の中に入れれば、ちゃんと出来上がるのである。
なので、今までパン焼きで失敗はしたことがない、この大雑把な私でも。
それが、先日パネトーネを焼こうとレシピを見ながらちゃちゃっと材料を放り込み、スタートボタンを押した。
このパンの場合は25分後にドライフルーツの洋酒漬けを入れるようにとブザーが鳴るのだが、この日はブザーが鳴ったので蓋を開けると「ん?!」なんかいつもと違っている。
なんか内容量が少ないのである・・・そこで、はっと気付いた
牛乳を入れ、卵を入れ、強力粉、そして砂糖、塩、スキムミルク、バタを入れたつもりが、あっ、卵🥚入れ忘れた
どうしよう!、いや、この状況、どうしようもない。
覚悟を決めて、もうホームベーカリーに丸投げ、お任せ。
4時間15分後、パンが焼きあがったので、ドキドキしながら蓋を開けて中を見る。
なんとか、パンの格好をした卵なしパネトーネが出来ていた。ほっ。
ただ、膨らみが少ないのでまるでドイツパンのようにどっしりしたパネトーネになった。味はパネトーネのそれだったが。
結局、食べ終わってから、もう一度、今度は忘れ物をしないようにと、緊張しながら同じレシピでパネトーネを焼いた。
今度はよく膨らんで美味しくできた。卵、大事
演奏会形式によるヘンデルのオペラ『リナルド』公演が2月9日、神田倶楽部によって開催された。
会場は神田倶楽部がいつも練習場として使っている千代田区スポーツセンターの8階の映写室で15:00開演。
出演:リナルド:水野百合子、アルミレーナ:松井綾子、アルミーダ他悪役連合:岩藤眞子・鈴木チヅル、ピアノ:守谷としえ
企画・演出:岩藤眞子
思い返せばコロナ禍の頃からこの作品に取りかかり、少しずつ積み上げてきた。
ヘンデルの音楽にどっぷりつかって、オペラの内容を深め合ってきたこれまでの日々。
胸いっぱいに音楽を抱えた幸せな一日となった。
お忙しい中、お出かけくださったお客様に心から感謝いたします。ありがとうございました。
青い壺(新装版)文春文庫
有吉佐和子著
この作品の紹介をしたテレビ番組を見て、読んでみたくなり本屋で探した。
1977年4月に刊行され、1980年に文庫化されたものの絶版になり本屋から姿を消したが、2011年に復刊されてからじわじわと売れ続けているという。
確かに、私が寄った本屋では平積みされていた最後の一冊だったので、思わず買えてよかったと思った。
それから、家で読み、電車の中で読み、次のページが、その次の話が待ち遠しいという感じで読み進んだ。
一話ごとに主人公となる人物はいるのだけれど、全話を通しての主人公はといえばどの話にも登場する『青い壺』なのだ。
壺は何も言わないし、積極的に出会う人物に働きかけることもしない、ただ、そこにいる。
作者はそこで何が起きたかを小説にして書きついでいく。
読者は何が起きた、これからどうなる、あっ、壺は、壺は!と心の中で探し回る。
そして、そこに描かれる人間の姿、生活に興味惹かれて読み進み、時間と場所を旅していくのである。
半世紀前に書かれた小説が、ついに累計60万部を超えました。
昭和も令和も変わらぬ人間模様、リアルな生活描写を
青い壺が絶妙に映し出す、絶対品質保証のエンタメ作。
シングルマザーの苦悩、すれ違う夫婦、
相続争いに悩む娘の言葉を聴いてドキリとする親…
人間の奥深く救うドロドロした心理を
小気味よく、鮮やかに描き出す絶品の13話の中には
あなたの知っている人が必ずいます。
「誰かと語り合いたくなる」—-
壺にハマる人、ますます増えています!~文藝春秋BOOKSより
会期:2024年11月30日(土)〜2025年2月2日(日)、10:00~18:00、月曜休館
会場:渋谷区立松濤美術館
普段、道端で見かけるような草花や雑草。実は本物と見紛うほどに精巧に彫られた木彫作品です。須田悦弘(1969~)は独学で木彫の技術を磨き、 朴 の木で様々な植物の彫刻を制作してきました。須田によって生み出される植物は全て実物大で、それらを思いがけない場所にさりげなく設置することで空間と作品が一体となり、独自の世界をつくりあげています。
本展は、東京都内の美術館では25年ぶりとなる須田悦弘の個展です。今回、須田の初期作品やドローイング、近年取り組んでいる古美術品の欠損部分を木彫で補う補作の作品等をご覧いただくとともに、本展のための新作も公開します。~松濤美術館HPより
渋谷の松濤美術館で以前から鑑賞したいと思っていた『須田悦弘展』を見に出かけた。(会期2月2日まで)
渋谷駅から歩くと結構あるというので、渋谷から井の頭線に乗り換えて一駅、神泉まで。
駅で地図を見ていたら、近くにお住いと思しき年配の女性が親切に声をかけて下さり地図には示されていないけれど、わかりやすい道順を教えてくださった。おかげですんなり到着できた。ありがたいこと!
須田悦弘氏の作品と名前は以前からTVなどで見て知っていたが、これまで実際にその作品を目にしたことがなく、いつか見たいと思っていた。
それが今回は都内で見られるというので、連れ合いと勇んで出かけたのだ。
館内に入る前の案内板の片隅からひょっこり生えているように見える草が最初に出会う作品、そしてその隣にあるガラスケースの中には一輪の桔梗が咲いている。
美しいなあ~、これが木彫~!と驚きつつも美術館の中に入る。
館内は結構な人数の鑑賞者の姿があり、人気のほどがわかるというもの。
展示図を見ながら、思いがけないところにも展示されている作品を宝探しをするように館内を巡る。
床の上にさりげなく置かれたチューリップ。
壁面から伸びた茎から咲く花のたおやかな姿。
あれっ?!ひょっとして・・・よくよく近付いて眺めると、そこにあるのはドクダミ。
美術館の中に、雑草!・・・いや、これも作品
楽しかった、須田悦弘の世界を堪能しました!
そしてまた、会場の建築家・白井晟一の設計による渋谷区立松濤美術館も素晴らしい空間で、この会場でこの展覧会を見ることができて幸せだった。
1987年/西ドイツ/108分
原題または英題:Bagdad Cafe
監督: パーシー・アドロン
脚本:パーシー&エレオノーレ・アドロン
出演:マリアンネ・ゼーゲブレヒト/ジャック・パランス/CCH・パウンダー、ほか
主題歌:「コーリング・ユー」ジェヴェッタ・スティール
ストーリー:オーナーのブレンダは家庭も仕事もうまくいかずいつも不機嫌。持ち物は全て男物、勝手に掃除を始め店を手伝おうとする得体の知れぬ訪問者ヤスミンに対して怪訝な態度をみせるが、朗らかなヤスミンは周囲の人々を巻き込み、店は活気付いていく。次第にブレンとヤスミンの心は近づいていき、かけがえのない友情で結ばれていく……カフェに集うのは、近くのトレーラーハウスに住む老画家ルディ、アンニュイなタトゥーイストのデビー、モーテルの隣にテントを張って住み着いているエリックなど個性的な面々。訪れるのも立ち去るのも自由、誰をも受け入れる場所、それが「バグダッド・カフェ」。~公式HP
川越スカラ座での『バグダッド・カフェ 4Kレストア版』を観た。これが今年最初の作品だったというのが何とも嬉しかった。
実は映画館で一度、PCで一度観ていて今回が三度目なのだが、今回我ながらびっくりするほど新鮮な気持ちで鑑賞していた。
こんなに幸せな作品だったっけ・・・!と。
バグダッド・カフェでのショータイムの時間がこんなにミュージカルで、わくわくと楽しかったんだったとは、と。
砂埃舞う広大なモハーベ砂漠、息をのむ砂漠に沈む夕日、何度も空を舞うブーメラン、そこに流れる主題歌『コーリング・ユー』の独特の哀愁を帯びた歌声に胸が熱くなる。
映画館を出てもずっと映画の色々なシーンとコーリング・ユーが響いていた。
2025年、明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
今年が穏やかで平和な一年となりますように!
モミジバフウの実。