1987年/西ドイツ/108分
原題または英題:Bagdad Cafe
監督: パーシー・アドロン
脚本:パーシー&エレオノーレ・アドロン
出演:マリアンネ・ゼーゲブレヒト/ジャック・パランス/CCH・パウンダー、ほか
主題歌:「コーリング・ユー」ジェヴェッタ・スティール
ストーリー:オーナーのブレンダは家庭も仕事もうまくいかずいつも不機嫌。持ち物は全て男物、勝手に掃除を始め店を手伝おうとする得体の知れぬ訪問者ヤスミンに対して怪訝な態度をみせるが、朗らかなヤスミンは周囲の人々を巻き込み、店は活気付いていく。次第にブレンとヤスミンの心は近づいていき、かけがえのない友情で結ばれていく……カフェに集うのは、近くのトレーラーハウスに住む老画家ルディ、アンニュイなタトゥーイストのデビー、モーテルの隣にテントを張って住み着いているエリックなど個性的な面々。訪れるのも立ち去るのも自由、誰をも受け入れる場所、それが「バグダッド・カフェ」。~公式HP
川越スカラ座での『バグダッド・カフェ 4Kレストア版』を観た。これが今年最初の作品だったというのが何とも嬉しかった。
実は映画館で一度、PCで一度観ていて今回が三度目なのだが、今回我ながらびっくりするほど新鮮な気持ちで鑑賞していた。
こんなに幸せな作品だったっけ・・・!と。
バグダッド・カフェでのショータイムの時間がこんなにミュージカルで、わくわくと楽しかったんだったとは、と。
砂埃舞う広大なモハーベ砂漠、息をのむ砂漠に沈む夕日、何度も空を舞うブーメラン、そこに流れる主題歌『コーリング・ユー』の独特の哀愁を帯びた歌声に胸が熱くなる。
映画館を出てもずっと映画の色々なシーンとコーリング・ユーが響いていた。