Casa de lápiz:鉛筆庵

鉛筆庵に住む鍵盤奏者が日々の生活の徒然・音楽などを綴ります。

ヴィルヘルム・ハンマースホイ展

2008-10-31 23:27:06 | 展覧会・建築・器
秋深まったある日、デンマークを代表する作家「ヴィルヘルム・ハンマースホイ 静かなる詩情」展を国立西洋美術館で鑑賞した。
会期:2008年9月30日(火)~12月7日(日)
休館日:月曜日(ただし10月13日、11月3日・24日は開館、10月14日(火)、11月4日(火)・25日(火)は休館)

西洋美術館は久しぶり~!実はこのチケット新聞屋さんの抽選でめでたく当選したもの。勇躍出かけ、荷物をロッカーに入れ身軽になって展覧会場へ。予想よりもずっと混んでいたので、ロッカーを利用したのはほんとによかった、集中して展覧会を堪能できた~!! 

一瞬、陶器のつるりとした冷たい肌を思わせるその絵に向かい合っていると、静かにひっそりと灰色に彩られ、その中に踊る淡い光と影がじわじわと心に満ちてくる。快い緊張感と深い悦楽とを同時に味わっていた。風景画、後姿の女性の姿、ストランゲーゼ30番地室内という作家の住居を描いたそれらの作品群が不思議な空間の展開と静謐な印象で心に残る。
             
楽器が描かれているとつい反応、しかもそれが鍵盤楽器でピアノとくれば尚のこと。ピアノを描いた作品が何枚もあって、たいそう興味を引かれた。
             
そして、絵に描かれ実際に作家が所有していたロイヤルコペンハーゲン社のパンチボウルも会場内に展示されていて思わず「これが~!」と見比べて楽しんでしまった。
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石段にて

2008-10-30 00:23:38 | 自然
神社の石段に舞い散るイチョウの葉を見て思い出す、中学の国語で習った与謝野晶子の『金色の 小さき鳥のかたちして いちょう散るなり 夕日の丘に』の一首。
こうして地上に舞い落ちると小さな扇のようなこの葉っぱ。秋が進んで空の高みからいっぱいのひらひらくるくる舞い落ちてくるイチョウの様を想像すると・・・あぁ~!!
           
しかし、ちょっと待て!ここは秋になると落葉だけでなく、そう その実、ギンナンも落ちてきて・・・そりゃもう・・・あの匂いで辺りが満たされるのだった!と足下を見ると・・・
           
おっ!!手つかずのまん丸でぶよぶよなギンナン。
そっとつまんでしばし、しげしげ眺めた。
           
何段か上るとそこには誰かに踏まれてべったりへばりつき種が飛び出たギンナンの実だ。
           
踏まなくてよかった
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ジェイン・オースティンの読書会

2008-10-29 00:19:32 | 映画 さ行
            
2007年/アメリカ/105分
原題:THE JANE AUSTEN BOOK CLUB
監督:ロビン・スウィコード
出演:キャシー・ベイカー、マリア・ベロ、エミリー・ブラント、エイミー・ブレネマン、ヒュー・ダンシー、マギー・グレイス、リン・レッドグレーヴ、ジミー・スミッツ、マーク・ブルカス、ケヴィン・ゼガーズetc.

春に新所沢パルコ・Let'sシネパークで開催された『スペシャルセレクション』のVol.2が9月27日~11月21日の期間限定で上映中。上映作品は観客の投票で選ばれた「ノーカントリー」「マンデラの名もなき看守」「JUNO」「ジェイン・オースティンの読書会」「アフター・スクール」「ぐるりのこと」「山桜」「歩いても歩いても」の8作品。投票で選ばれたこれらの作品のうち半分が邦画というのも、興味深い。今回もVol.3に向けてだろう、ロビーで観たい作品の候補と投票箱が設置されていた。これはまた楽しみ~。

ところで、この映画にはジェイン・オースティン((Jane Austen、1775年12月16日 - 1817年7月18日)の作品が次から次へと(とにかく月1回読書会が開かれ、話が展開していくという構成)6冊登場するのだが、悲しいことに私は『高慢と偏見』1作しか知らない。きっと受け取る面白さは、ここに出てきた作品を複数冊読んだことのある観客に比べたら半分いや1/3以下だったろうなぁ。
多分、肩の力を抜いて気楽に楽しめる映画なのだろうとは思う。けれど登場人物は多いのにその誰にも共感を抱けなかったことで距離を感じてしまい、妙な居心地の悪さを味わってしまっていた。
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試飲缶:ベジッシュ紫

2008-10-26 23:44:49 | 食・その周辺
富士見集会所での文化祭、満場のお客様にいらしていただき盛会のうちに終了いたしました。ありがとうございました。

さて、その夜スーパーを歩いていたら
「ワイン、ビールよりアルコール度が低くとても飲みやすいカクテルです、どうぞ~
と差し出された一缶のカクテル。
             
へ~、こんな飲み物があるのかぁ!
野菜と果実のスパークリングカクテル『ベジッシュ紫』・・カクテル?飲まないなあ、と思いつつ缶の裏側を見ると「アサヒビール(株)とカゴメ(株)が自信を持ってお届けする、今までに無いカシステイストのスパークリングカクテル」とある。
もらった缶を籠に入れると、そこにあった野菜ジュースの絵柄と・・・あらら、そっくり!!もっとも、カゴメではなく農協のジュースだったんだけれど。
                   
帰宅して寝る前に飲んでみたら・・・まさに味は野菜・フルーツジュース、でもやっぱりアルコール分はしっかりありました!飲みやすいけれど、これはアルコール飲料なのよね~。

最近、スーパー、コンビニの商品の棚にまるでジュースのようにこうしたカクテル、缶チュウハイがたくさん並んでいることを、この缶を眺めていて思い出した。以前に比べると随分、身近にアルコールが溢れているんだと気付く。そういえば、この間JR中央線の車内で扉にもたれて若い女性が缶チュウハイを美味しそうに飲んでいるのを見かけたっけなぁ。
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優勝セールのポスター

2008-10-25 00:03:04 | 日々の雑感・近況
       
パ・リーグのクライマックス・シリーズを制した『埼玉西武ライオンズ
優勝を決めた翌日にはこんな優勝謝恩セール、優勝セールのポスターを見かけた。
2004年以来の日本シリーズ進出になるのね~!とやはり所沢に本拠地を置く球団なだけに、これはめでたい!!

所沢駅、西武デパート、西友では松崎しげるの歌う「ライオンズ、オーオーオー、ライオンズ~♪」がずぅっと景気よく流されている。ふと気付けば、覚える気がなくてもしっかり記憶されてしまっている。
ところで右のポスターは八王子のそごうの前に貼られていたのだけれど、八王子駅降りた途端に西武線沿線でお馴染みの「ライオンズ、オーオーオー、ライオンズ~♪」を耳にするとは思わなかった!そごうも優勝感謝セールに突入していたんだ。
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柘榴

2008-10-22 00:19:17 | 自然
  
散歩の途中でその木にたわわに実をつけている柘榴に出会った。様々な文学、美術・工芸に登場する柘榴、透き通る赤い色がいかにも綺麗~

私は相当に柘榴、特にその外見が好きだ~この時期、いつもこの実が生っているのを楽しみに上を向いて歩いている。
過日TVで伊万里焼色絵(美の壺)で紹介された三果文の皿を見かけて、柘榴は洋の東西を問わず、めでたいものとして大切にされてきたのだと感激した。
そこに描かれていた三果文(おめでたいもの尽くしの三つの果物)・・先ずは桃(古くから邪気を払う魔よけの意味をもつ果物)そして仏手柑(その形が仏の手を連想させることから多福の願いが込められる)そして柘榴(たくさん種があることから子孫繁栄の願いが込められる)~NHKの番組案内より~
そっかぁ~、めでたいんだ!!などと思いながら見上げると、なんやしらんありがた~い気分に・・・なる、か?!
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秋晴れの日

2008-10-18 00:07:29 | 自然
空気がからりと乾いて涼しく、それでいて日中はちょっと歩くと汗ばむくらいの陽気の秋の日。
未だ夕焼けには間があるけれど、でもそろそろ夕方を予感させる日の傾き、雲の輝き。

山を背にして空を眺めると、その空の高さとそこに引かれた筋雲の線ののびやかさにうっとりする。
   
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パコと魔法の絵本

2008-10-17 23:13:00 | 映画 は行
           *公式サイト
2008年/日本/105分
監督・脚本:中島哲也
原作:後藤ひろひと
出演:役所広司、アヤカ・ウィルソン、妻夫木聡、土屋アンナ、 阿部サダヲ、加瀬亮、小池栄子、劇団ひとり、山内圭哉

『下妻物語』『嫌われ松子の一生』の中島哲也監督の作品だというので期待一杯で観に行った『パコと魔法の絵本』・・・

どこか、舞台を見ているようでもあり、徹底的に不思議ワールドに絡み取られ、徹頭徹尾、怒涛のハイ・テンションにもみくちゃになっているというか。溢れる色はやっぱり『嫌われ松子の一生』を彷彿とさせるヴィヴィッドな色彩、色の洪水、そこに多用されるCGはその夢のような世界をより深める役を果たしているように思われる。
そして登場人物すべてがとにかく・・・うぅぅ~、すっごく、何というか・・・濃い。そして怪演!?が繰り広げられる。その中にあって、いやその中だからこそ余計にパコの可憐さが際立って胸に残るのだ。

劇中で木村カエラが、一曲歌うのだけれど素敵だったなぁ~
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美味しい海のもの~☆

2008-10-16 00:05:15 | 食・その周辺
魚介のパエリャに続いて、日本の魚介の美味しいものを晩夏のある日に東京の某所でいただいたのでした。

ところで・・・さて、この貝は何でしょう?
わかりますか?
           
これは・・・「フジツボ」なんです!そう、フジツボ!!
でも、これは特別に大きいもので、中をずるずるっと引き出すと真っ白な身が出てきます。それは、ふわふわにやわらかく、ほんのり磯の香りがしてこれがあのフジツボ?!と思うほどの味、美味です!!

次は・・・
             
関西では梅肉でいただくのが主流という「はも」ですが、ここは関東・東京。で、こんな風に焼いて出されました。あっさりしたその白身の味が際立って感じられました。
そして、晩夏の秋刀魚というのもとっても珍しかったのですが、これはその秋刀魚の群れの中でもリーダーなんですって。何でわかるかと言うと一回りその体が大きいからだそうです。
ついでに写っているグラスには色々な日本酒が・・・
           
海のものって何でこんなに美味しいのだろう~、と思いつつ皿の上に乗っているのはクエのお造り。いかにも上品な味でした。
           
何だって口に入るものは美味しいけれど、海のものって洋の東西を問わず美味しい!!とつくづく思わされた日でした。
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♪音楽会のお知らせ♪

2008-10-15 23:59:58 | 音楽会
秋は文化祭、合唱祭のシーズンです~♪。
ということで・・・ご案内です。

★人の輪 心の和 ところざわ ★
第54回所沢市文化祭 ♪2008年所沢市合唱祭♪ が開催されます。
日時:2007年10月18日(土)
開演:10:20
場所:所沢市民文化センター ミューズ・アークホール(大ホール)

所沢市合唱連盟に加盟する35団体が参加しての合唱祭です。
私が伴奏しております所沢「ねむの会」は18番目(午前の部の最後、12:50頃)の登場です。
プログラムは・・・
♪おお ひばり(高野辰之:作詞/メンデルスゾーン:作曲)
♪わが心の思い(内田伊佐治:作詞/メンデルスゾーン:作曲)
♪ホフマンの舟歌(緒園涼子:訳詩/オッフェンバック:作曲)
合唱:所沢「ねむの会」
指揮:奥村さゆり
ピアノ:守谷としえ

★富士見集会所文化祭★
日時:10月27日(土)
   13:20開演
場所:狭山市立富士見集会所
出演:女声コーラスふじみ
指揮:三村卓也
ピアノ:守谷としえ
曲目:から松/はるかな友に/ハナミズキ/卒業・・・その他

★H.I.T.S. 第9回 歌の祭典★
日時:2007年11月22日(土)
開演:12:40
場所:ティアラ江東(東京メトロ「住吉」駅:A4出口下車 徒歩4分)
   入場無料

★第31回 狭山市合唱祭★
日時:11月23日(日)
開演:11:30
場所:狭山市市民会館大ホール
   入場無料
私が伴奏しております「女声コーラスふじみ」は4番目に登場します。
曲目:ホームソング・メドレー(ローレライ、野ばら、ウィーンわが夢の街)
指揮:三村卓也
ピアノ:守谷としえ

爽やかな秋の一日、ホールに響く合唱の響きに身を委ねてみるのはいかがでしょう~。皆様のお越しを心よりお待ち申し上げます。
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本格的&本場パエリャ

2008-10-13 22:51:54 | 食・その周辺
相変わらず我が家にパエリャ鍋はないのだけれど、それでも本格的&本場のパエリャをいただく機会に恵まれたある日の食卓(結局、鍋はティファールを使用)
今回のパエリャは、我が家に滞在中だったスペインからの客人が材料の調達から料理まで全てに腕を奮って作ってくれました。結構、色々食材が豊富なカルフールで材料を調達したのだけれど、唯一つ「コウイカ」はなかったとのこと。これはスペインではsepiaと呼ばれる、どこにでもあるポピュラーな烏賊だそうなのだけれど・・・。でも、そんなの全然気にしない、全然OK!
とにかく、魚貝類がどっさりでその旨味がお米にしっかりしみ込んで美味しいのなんのって!
             
材料が全部鍋に入ったら、しゃもじで中身を決してかき混ぜてはいけないとのことで、その代わりには取っ手を揺らすのでした。ふ~む!!
感心して眺めていたのだけれど、この日のパエリャにはサフランは使ってませんでした。でも、こんなきれいな色になるんですね~。   
             
好みで、レモンを絞っていただきます。
ごちそうさまでした!!
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ファンファーレ・チョカリーアがやってきた~♪

2008-10-12 00:43:56 | 音楽
炎のジプシー・ブラス』、『ファンファーレ・チョカリーア』そして『ジプシー・キャラバン』でお馴染みで、待ちに待っていた『♪ファンファーレ・チョカリーア♪』がやってきた~!!
で、うきうき武蔵野市公会堂に行ってきた~!!
             
今回の来日公演ではダンサーのオウレリアの他にもう一人のゲスト・ダンサーが登場・・・それが『ジプシー・キャラバン』でくるくる旋回する妖艶なダンスが強く印象に残ったクイーン・ハリシュ(インド・ラジャフスタン)
彼の美しさ・・そのダンスは言うに及ばず、表情、ちょっとした仕草・・とにかく魅力に溢れて輝いていた。スクリーンの何倍も何十倍も素敵だった!!ああ~、ただただ溜息

ファンファーレ・チョカリーアのおっさんたちの演奏の爽快なこと、エネルギッシュなこと、それでいてふっと哀感が漂って・・・音楽に圧倒され、そこに身を委ねて音楽のただ中で音楽と共に呼吸すると言う感じ。
アンコールの後、ロビーでまたまた演奏してくれたサービス精神に溢れた彼らの姿。
         
世界最速のジプシー・ブラス・サウンドが炸裂する。
         
素敵だ!!
         
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コスモス

2008-10-10 22:38:57 | 自然
秋の花というと、色々思い浮かぶけれどコスモスもその一つ。たおやかで、それでいてどこか儚げで・・・。
           
気付けば、入間川の川原にもこんなにコスモスがどっさり咲く季節になってたんですね。
コスモスとススキとその向こうを流れる川・・・秋ですなぁ~♪
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マイバッグキャンペーン@ヤオコー

2008-10-08 00:09:10 | 日々の雑感・近況
以前から生協のお店に行く時は袋が必要だったので、昨今の買い物時のエコバッグ、マイバッグ利用は全く抵抗がない。
スーパーだとスタンプカードにスタンプを貯めて、それが金券になったり、貯まった枚数によって何かと交換してくれたり、また西友のように合計金額から¥2引いてくれるところもある。

先日、ヤオコーに寄ったらその店頭に『マイバッグキャンペーン』なる文字が・・・。
普段なら、スタンプカード3枚(1枚につき20スタンプ)で一つのオリジナルマイバッグと交換のところが、このキャンペーン中は1枚で一つもらえるという!!
実のとこ、マイバッグが欲しくてこつこつスタンプを貯めているので、これはまさにチャンス到来~あと10個のスタンプでようやく一つもらえるなぁ、と思っていたところに何と嬉しい!で、手元のカード2枚を早速交換
               
左の「折りたたみバッグ」は横34cm×高さ34cm×マチ16cm、右の「和風花柄」は横30cm×高さ40cm×マチ16cmとどちらもたっぷりの大きさで大満足~
    
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グーグーだって猫である

2008-10-07 00:12:59 | 映画 か行
         *公式サイト
2008年/日本/116分
監督・脚本:犬童一心
原作:大島弓子
出演:小泉今日子、上野樹里、加瀬亮、林直次郎、伊阪達也、大島美幸、村上知子、黒沢かずこ、マーティ・フリードマン

ストーリー:麻子は吉祥寺に住む天才漫画家。愛猫サバを亡くした悲しみで漫画が描けなくなってしまう。そんなある日、麻子はちっちゃな子猫と出会う。麻子のつけた名前はグーグー。一緒にご飯食べて、散歩して、寝るという、幸せな毎日。(チラシより)

チラシがあまりにも可愛かったので表裏両方の画像をアップしてしまった。だってこれだとグーグーの体の模様がよくわかるでしょ?
鑑賞前には原作である「グーグーだって猫である」がどんな風に映画化されているのかということに興味津々だった。この作品、何度読んだことやら・・・!!

これはねえ、原作そのものとはちょっと違うけれど、原作者である漫画家・大島弓子さんに焦点を当て丁寧に描いた、すばらしい作品だった
吉祥寺を舞台に漫画家・小島麻子とアシスタント、友人そして猫たちの日常がのびやかにスクリーンの上に展開する。原作者の大島弓子の大写しになる絵、描き加えられていくペン・・・うっ、感激~!!そして、彼女の作品の中ではお馴染みのセーラー服を着て立っている井の頭公園の象の「はなこさん」にも会えたしね。
しみじみとした情感に満ち、この地球上に生きとし生けるもの全てがいとおしくなる、そんな心持ちになっている・・・。

この作品を観た翌日に入った本屋でまったく「折りしもそのときチャイコフスキーが」みたいな感じで目に飛び込んできた「グーグーだって猫である」の第4巻、嬉しくなって即お買い上げ~!
               
帯にはばっちり(?!)この映画の宣伝が~♪(3巻までの記事⇒こちら
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