いつも通っている公園にある一本の樹に花が咲いているのに突然気付いた。
大きくて背が高いこの大木に乳白色の大ぶりの花が咲いている。
こ、これは・・・タイサンボク(泰山木)!!
何故これまで気付かなかったのだろう?
こんなに大きな木なのに花が咲いているのを見るまで知らずに横を通っていたとは。
この木の存在を知ってからこの公園の上を通っている道路からも花をつけたこの木の姿が見えることにも気付かされた。
タイサンボクという木を知ったのは学生時代、学生寮の入り口奥に植わっていた。
寮の食堂は2階にあってその窓際に立つとその木が見え、友人がその木の名前をΓタイサンボク」と教えてくれた。
そして季節が進むとその木にその大きさに似合いの大きな白い花が咲くのを見て、その美しさに魅了されたのだった。
梅雨のじめじめした季節を一時忘れさせてくれる花。