Casa de lápiz:鉛筆庵

鉛筆庵に住む鍵盤奏者が日々の生活の徒然・音楽などを綴ります。

お散歩、さんぽでサンツ/Sants駅辺り

2014-08-05 23:41:56 | 旅:バルセロナ紀行(2)
今回泊まった宿の最寄り駅は地下鉄(赤1)のオスタフランクス駅でした。
ここは便利な場所で(緑3)タラゴナ駅も使えるし、(青5)サンツ・エスタシオン、プラサ・ダ・サンツ駅までも難なく歩けてしまうというロケーション。
木の向こうにサンツ駅が見えます。

近寄って行くと段々人が増えていく。
サンツ駅は鉄道RENFEの駅です。
折りしもバカンス・シーズンで窓口も自動券売機も乗ろうと思っている列車に乗れるのだろうか、と心配になるくらいの長蛇の列でした。

はるか向こうにティビダボの丘が見えます。

サンツ駅のまわりにある公園。

朝の光の中・・・。
  
色々な思いと思い出を胸に、この日の午後バルセロナをあとにしました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ホアキン・ソローリャ展@カイシャ・フォーラム/Caixa Forum

2014-08-04 23:55:50 | 旅:バルセロナ紀行(2)
恥ずかしながらそれまで私はルミニスモ(光彩主義)の画家と呼ばれるホアキン・ソローリャ/Joaquín SOROLLAを知りませんでした。
今回、スペイン広場のすぐ近くの美術館カイシャ・フォーラムで”SOROLLA:海の色”という彼の展覧会が開催されているので見に行きませんか、と誘われて出かけました。
会場の賑わいから彼の作品がどれほど支持されているか、人気があるかが伝わってきました。
パンフレットと記念に買った栞。
  
日本では長崎県美術館が彼の作品を収蔵していることを検索していて知りました。
ホアキン・ソローリャ(ソローリャ・イ・バスティーダ ):Joaquín SOROLLA Y BASTIDA(1863~1923年)
とにかく海の風景、その波の色、特に光の美しさ!!移ろいゆく光の表情が時間とともにカンバスに閉じ込められているような・・・。
大作から小品まで、何室にもわたって繰り広げられる波と光の世界。
展示室の中の一室ではかれの作品の紹介・解説映像をマドリッドにある彼のアトリエとともに映し出していましたが、部屋は満員でみな熱心に映像と説明に聞き入っていました。
長崎県美術館コレクション⇒ホアキン・ソローリャ・イ・バスティーダ

ところで会場となったカイシャ・フォーラム/Caixa Forumは
「この美術館では入れかわりで有名な画家やデザイナー、写真家の展覧会が行われています。この建物はかつて繊維工場だったモデルニスモ風の建物を改築し、新しく建てられた入り口部分は日本の建築家、磯崎新氏によるものです。」(「とっておきバルセロナ」より)だそうです。
 
この建物自体を眺めているだけでも楽しいです。同行のカタルーニャの方が色々細かな説明をして下さったので余計興味深く見ることができました。
余談ですが、この美術館を運営しているLa caixaラカイシャはスペインのカタルーニャから興った大きな銀行で、ここの銀行カードを持っている人は入場料が無料です。いいなあ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

コロニア・グエル教会/地下聖堂(クリプタ)②

2014-08-04 00:00:22 | 旅:バルセロナ紀行(2)
地下聖堂(クリプタ)の中。
ここは「沈黙」が支配する別世界だった。
  
窓が蝶の羽のように開くステンドグラス。
下の部分が開けられて外の白い光が差し込んでいた。
 
入口にある聖水盤として置かれている大きな貝、オオシャコガイ。
(海から揚げられた後、一つがここに置かれ、もう一つはサグラダ・ファミリアに置かれていると聞きました)
           
地下聖堂(クリプタ)に置かれていたガウディ作の椅子の画像は上手く撮れなかったのだが、代わりにカタルーニャ美術館に展示されていた同じ椅子。
これが聖堂内に並んでおりました。
              
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

コロニア・グエル教会/地下聖堂(クリプタ)①

2014-08-03 21:27:23 | 旅:バルセロナ紀行(2)
こちらがアントニ・ガウディ設計のコロニア・グエル教会。
                   
1908年着工、6年後に建設はサグラダ・ファミリアの仕事が入ったため中断され、半地下の部分のみ完成、この地下聖堂(クリプト)は礼拝堂として使用されています。
実際、訪れた日も昼にミサがあり、その間は見学は中止されました。
しかしこの美しさ!!
自然と一体となってそこに溶け込んでいるような・・・。
 
しかも、ガウディはこの建物の素材に割れたタイルや使えない煉瓦、織機の廃品などを使用して建てているのです。
この当時に彼は既に今でいう「エコ」を実践していたんですね~!!
                       
建造物と言うより、地面から自然に生えてきたんじゃないかと思えるような・・・。
 
ガウディはこの建築物の設計にあたって、フニクラという逆さ吊り実験を十年以上の歳月を費やして行ったのですが、左は下に置かれた鏡が写した逆さ吊り模型でこのように教会は完成される予定でした。
           
左の画像、窓の上に刻まれている文字はギリシア文字の「Α:アルファ」と「Ω:オメガ」。
これはギリシア文字の順番で言うと、最初と最後を示し、それは全てを意味すると聞き、神社の狛犬さんの「あ」と「うん」のようだなぁ、とすごく素直に納得しました。
              
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

コロニア・グエル

2014-08-02 22:22:36 | 旅:バルセロナ紀行(2)
「コロニア・グエルに行きませんか」というお誘いを受けてバルセロナの近郊、サンタ・コロマ・ダ・サルバリョ市/Santa Coloma de Cwrvellóに出かけました。
コロニア・グエルは実業家エウゼビ・グエルが1890年に設立し、繊維工場を中心に従業員の生活向上のためのコロニア(生活共同体)でした。ですからここには文化施設(学校・住居・劇場など)と宗教施設がありそれらはすべて繊維工場で働く従業員のためのものとして造られたのでした。
新しい建築物には当時第一線で活躍していた建築家たち(フランセスク・ベレンゲーとジュアン・ルビオ)にモデルニスモ様式を取り入れた施設を発注し、アントニ・ガウディに教会建築を依頼しました。グエルはガウディの「メセナ」として彼を援助していました。(チラシ参照)

ねむの花が満開で私たちを迎えてくれました。
 
コロニア・グエルはゆっくり散歩を楽しめるところでした。
1973年に起こった経済危機のためこの繊維工業は閉鎖されたのですが、現在でも残された建物には多くの人々が暮らしています。
 
コロニア・グエル遠景。
                       
角を曲がる毎に新たな風景に出会えます。
1900年築のオルダル邸、現在は私有住宅だそうです。
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

花と木と・・・

2014-07-31 23:25:04 | 旅:バルセロナ紀行(2)
きらきらする白い光の中に濃く涼しげな緑陰を見かけるとほっとします。
夏なのでその木に花が咲き、また実をつけているものもありました。
街路樹でよく見かけたこの黄色の花。白い花をつけている木もよく見かけました。
華やかな夾竹桃、この木もよく見かけました。
       
何という木なのか、近づいてみると黄色の小さな実が、しゃらんしゃらんと鳴るんじゃないか、と思われるほどどっさり実をつけてました。
         
こちらはバルセロナ郊外『コロニア・グエル』で出会った多肉植物の一角。
            
つんつんと天に向かって背伸びしているような・・・みんなが勢揃いしたような・・・
ふと宮沢賢治の『虔十公園林』を思い出してにんまりしてしまうような・・・。                
                
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

MNAC/カタルーニャ美術館②

2014-07-30 23:59:00 | 旅:バルセロナ紀行(2)
カタルーニャ美術館は土曜日の午後3時を過ぎると入場料が無料(第一日曜も無料)になります。
ロマネスクからゴシック美術の部屋に入ったらどこからかヴァイオリンとピアノの音色が聞こえてきました。
音をたどって行くと・・・展示室の一つに100席ほどの椅子が用意されてコンサート会場になっていました。

プログラムを見ると、7/1、2、3、4、5、9、10、11各日2~3回のミニ・コンサートが開催されることになっていて、楽器の種類はピアノ・ヴァイオリン・ヴィオラ・トランペット・ハープ・マリンバ・クラリネット・パーカッション・veu(カタルーニャ語でveuって何の楽器なのでしょう?)と色々賑やかです。
とにかくプログラムがカタルーニャ語で書かれているのでこの音楽会の趣旨の部分は勘だけで読んでるのですが、この一連の催しはカタルーニャ美術館とカタルーニャ高等音楽院/Esmuc:l'Escola Superior de Música de Catalunyaが共同で開催している音楽会だそうです。出演はカタルーニャ高等音楽院のクラシックと現代音楽の学生となっています。
プログラムを読んでいて面白いなぁ、と思ったのは演奏者の名前とともに、彼/彼女の指導教官の氏名が併記されていたこと。
例えばこの日聴いたヴァイオリニストのプログラムには・・・
<Especialitat en violí de Marta León sota la direcció de la professora Eva Graubin>(教官Eva Graubinが指導するヴァイオリン奏者Marta León)
一連の音楽会は色々な人が聴きにくるので、この教官のお弟子さんの演奏はこんな風ですよ~、と世間に知らしめる絶好の機会の一つになっているのでしょうね。
前半は後ろで聴いていたのですが、後半は前から2列目に座って聴きました。私の前の最前列にはこのヴァイオリニストの先生と思しき女性が座っていて、演奏の間中、熱心に演奏に合わせて身体揺すって聴いておりました。う~む。
また、他の日ですが、プログラムには演奏者として日本人の名前も4人掲載されてました。
あ~、ここで使われていたピアノはヤマハでした。

ミニ・コンサートの後、モダンの部屋に行く途中見かけた建物内にある広~い広間の様子。
舞台には小編成の楽団がいて、彼らの奏でる音楽に乗って多くの人々が楽しそうに踊ってました。
踊る人と、それを見る人で全体が楽しい雰囲気に包まれていて私もしばらく愉快に見ておりました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

MNAC/カタルーニャ美術館①

2014-07-27 23:12:46 | 旅:バルセロナ紀行(2)
モンジュイックの丘にある『カタルーニャ美術館』:スペイン、バルセロナにある国立の美術館。略称はMNAC。中世から20世紀までのカタルーニャ美術を中心としたコレクションで知られている。~Wikipediaより
バルセロナに行った時にはここはどうしても訪れたい美術館の一つ。特にロマネスク美術は圧巻!!
コレクションが膨大なのとロマネスク美術がその地にあったもとの聖堂の状態を再現した展示が特徴でそれがまた魅力的~
時代別にロマネスク美術、ゴシック美術、テイッセン・ボルネミッサ・コレクション、そしてモダン美術のコレクションに分かれて展示されているのだが、過去2回どうしてもモダンまで到達できず・・・。
ロマネスクに引っかかって、もとい、魅了され過ぎて、なんですが。
      
今回ロマネスク美術の展示で気付いたのは、なんと聖堂の右横の壁に掛かっている2作品がモダンもモダン、アントニ・タピエスの作品だったこと!!
え~!!そうだったんだぁ
この展示を違和感なし、と見るか、違和感ありと見るかは個人の見解にお任せしますよ~、と言われている感じ
  
続くゴシックの部屋にも傑作がどっさり。もうなんというかどこに入っても、どこを見ても宝の山!!(次回)
そしてそして、ようやくたどり着きましたモダンの部屋。
ピカソ、そしてガウディの椅子。
 
同じくガウディの椅子とラモン・カサスの「タンデム自転車に乗るラモン・カザスとベラ・ロメウ」。(ピカソが通い詰めていたカフェとして有名な「アルス・クアトラ・ガッツ」に掲げられているのはこの絵の模写)
    

HP⇒Museu Nacional d'Art de Catalunya
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

街角にて

2014-07-22 23:35:40 | 旅:バルセロナ紀行(2)
街歩きは愉快だ。
ハモン屋のショーウィンドウにぶら下がるハモン~
たくさんの種類のパンを並べたパン屋さん。
 
ど~んと季節感一杯の果物屋さんの店先。
気になったのは右の画像にある平べったい桃。
聞いてみたら、美味しいんですって!!味は桃よ。
 
スペイン広場のフィラ・デ・バルセロナでは「バルセロナ・ハーレー祭り」開催中でした。
これはハーレーダビッドソン愛好者たちが集うヨーロッパ最大級のイベントです。(とにかく見渡す限りオートバイの”ハーレー・ダビットソン”がここに集結した、という感じ)一口にハーレーといっても実に色々な種類があるのですねぇ~。
ところが、その見渡す限りのハーレーの画像が一枚もないという・・・。右の画像にちょこっと写ってますが
人が集まるところ、屋台あり。
飲み物、食べ物、踊る屋台・・・etc.etc.
中でも魅力的(?!)だったのは吊り下げられてこんがり焼かれている子豚の屋台。
 
オートバイの数も凄けりゃ、そこに集う人々の人数も凄いです!!
大人も子どもも!!
で、オートバイに退屈しちゃったお子ちゃまのために遊園地も出現してました
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夏は日が長い

2014-07-21 23:51:40 | 旅:バルセロナ紀行(2)
午後9時30分頃の空。
お日様はちょっと前に沈んだばかり・・・でも空はこの通り。

かつてはラス・アレナス闘牛場、今は1834年に造られたままの外観を残したショッピングモールの屋上からスペイン広場周辺を見回しました。
(2012年1月1日から、バルセロナのあるカタルーニャ州では闘牛は禁止されました)

照明が見えますし、車のヘッドライトも見えますがまだまだ明るい。
でも時刻は既に午後9時30分過ぎです

昼間です、と言われたら、そうですね(えっ!)、と思ってしまう?!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

展示品の多さに驚く@フレデリク・マレー美術館

2014-07-20 00:02:29 | 旅:バルセロナ紀行(2)
レイアール・マジョール宮殿の一部にあるカタルーニャの彫刻家フレデリク・マレーのコレクションを展示する『フレデリク・マレー美術館』
 
コレクションすべてはマレー自身がスペイン・ヨーロッパで集めてきたものだということだが、宗教美術、彫刻、そして生活用具(?!)などがそれぞれの名前を持つ部屋に分類されて展示されている。

 
収蔵品を惜しげもなく全て展示してます、感のあるこの美術館、とにかくその数の多さに驚かされる!!
その上、収蔵品の展示されている部屋の多さ!!部屋数総数はパンフレットで確認したところ28部屋ある。
宗教美術は紀元前5世紀くらいから17の部屋に分類され展示されている。磔刑の彫刻がずううっと続く部屋があり、また大小大きさの違う聖母子像が続く棚もあり・・・。
なんだか、こんな風にずらっと並べられて(しかも大きさ順に)いるのを見ると
こ、これは•••中世のマトリョーシカ!!と思ってしまうではないですか。                

全く違う時代の彫刻ですが、こういうのもいくつも、いくつも・・・。
   
扇子がずら~、髪飾りがずら~、装身具がずら~と所狭しと並ぶ「女性の部屋」、喫煙に関するものが集められた「喫煙者の部屋」、カメラばかりが並ぶ部屋、貝殻で作られた花が並ぶ部屋とか・・・それまで見てきた美術品とは趣を異にするマニアックな品々が並ぶ部屋部屋は、う~ん骨董品屋のようでもあり。ほんと不思議世界に迷い込んだ気分だった。
          
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カサ・アマトリェールで一休み

2014-07-18 00:27:49 | 旅:バルセロナ紀行(2)
空は青く、太陽は白く・・・暑い日でした。
どこか日陰で休めるところはないかと思いつつ歩いていて見つけたのがカサ・バトリョの横にあるカサ・アマトリェール/Casa Amatller
カサ・バトリョは人気スポットとあって入場券と入場を待つ観光客の長蛇の列が出来ていましたが、その隣のカサ・アマトリェール(下の画像、向かって左の建物)は無料で自由に入場でき、しかも室内は日陰で涼しくベンチが置いてありました。

カサ・アマトリェール/Casa Amatllerはカサ・バトリョの横に位置しています。隣の偉大な存在感のため印象は薄れますが、カタルーニャを代表するジュセップ・プッチ・イ・カダファルク(Josep Puig i Cadafalch)の建築です。~「スペイン・バロセロナ観光情報クール・バルセロナ」より

入口の柱にある彫刻がへへっという感じで面白い
 
木の扉の幾何学模様の細工の精巧さ、室内の見上げた天井の繊細な美しさ。
     
外は白い光がまぶしいけれど、一歩室内に入ると照明がないと暗いのです。
やわらかな光にほっとします。
               
奥の装飾ガラスの壁。
   
そして天井のガラスの装飾。

入場できるのは1階のみです。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アントニ・タピエス美術館

2014-07-17 00:26:07 | 旅:バルセロナ紀行(2)
パセジ・ダ・グラシア駅から徒歩3分の所にある屋根の上の針金の渦というか雲のようでもあり、のオブジェが印象的な『タピエス美術館(Fundació Antoni Tàpies)』を訪れました。渦の中から椅子が出現~真っ青な空を背景に美しい!!
地下鉄を下りて地上に上がると華やかなグラシア通り、すぐ近くにはカサ・バトリョもありここは暑さの中、長蛇の列ができていました。

アントニ・タピエス(Antoni Tàpies、1923年12月23日 - 2012年2月6日)はスペインの現代芸術家。スペイン・バルセロナ生まれ。20世紀の現代美術の巨匠の一人と言われている。~Wikipediaより
この建物は建築家ドメネク(リュイス・ドメネク・イ・ムンタネー/Lluís Domènech i Montaner)のもとは出版社の建物を、1984年に美術館に改装したモデルニスモ建築です。
  
ここでは常設展と特別展が開催されており、常設展ではタピエスの様々な作品が広い空間を使って展示されています。
特別展ではその時々の現代美術の作品展を見ることができます。この時はKerry James Marshall展が開催中でした。
館内は広々として静か、そして涼しく、ゆったり作品を鑑賞することができました。
これだけまとまってタピエスの作品を見られるなんて!!
  
テラス(屋上)に上がるとCarsetín de Tàpiesという立体作品が展示されていました。(Carsetínはカタルーニャ語、これはスペイン語ではcalcetín、靴下です)
そしてこの作品の制作過程を追ったビデオが流されており、これがまたなかなか面白かったです。
        
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

バルセロナ大学にて

2014-07-15 23:48:27 | 旅:バルセロナ紀行(2)
今回の旅ではバルセロナ大学の構内に思いがけず入ることができました。
この日、2年間の社会人講座とでもいうコースの修了式(といった感じの式)が大学内のホールで行われ、それに出席するスペイン人のご夫婦に誘われたのです。式の後、晴れやかな表情の多くの修了生とその家族でにぎわう構内をぶらぶら見学しました。
    
1450年、アルフォンソ5世によって創立されたというバルセロナ大学はその歴史を感じさせる重厚で威厳のあるたたずまいでした。
濃い緑に縁取られた中庭の風景。
  
広い石の階段を上がったところにあるホールの入口。
右は回廊。
             
ホール内は高い天井で、その天井のすぐ下のあたりにぐるりとステンドグラスがあり光を室内に取り込んでいました。
ホール内の壁に飾られた何枚もの絵画。
  
ここでは全ての音、人の声も含めて、がきれいに響きます。
真ん中は階段の壁に対照的に飾られた大きな2枚のタピスリのうちの一枚。
     
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

食の話

2014-07-14 00:44:55 | 旅:バルセロナ紀行(2)
滞在中は毎朝、とことこホテルを出て近くのバル/barを適当に探して入店して簡単な朝食を摂ってました。コーヒーにクロワッサンとか軽い甘いパンとか。
コーヒーはカフェオレ/café con lecheかブラック/café soloを注文していました。ミルクの少し入ったコーヒー/cortadoなんていうのもあり。(注文したことはないけれど、あとはアメリカンとかエスプレッソとかカフェイン抜きのものなど色々あります)
 
昼食はかなり遅く2:00頃から、夕食は21:00頃からでした。

ある日、昼食を摂ろうと表に定食があるのを確認して小さな「バル&レストラン/bar&restaurante」に入りました。
渡された手書きのメニューから1皿目はグリーンサラダ、2皿目は鶏のグリルと注文して待っていましたら、大ぶりの白いお皿にサラダが山盛りに出てきてその量に吃驚。更に続く鶏のグリルは、付け合わせのお皿半分ぐらいのフライドポテトの横にこんがり焼かれた鶏がごろ~んと出てきたのにたまげました。頑張って食べたのですが、結局泣く泣く残しました。美味しかったのですけれど、とにかくすごい量だったんですもん。

しかし、いつでもどこでも、家庭でいただいた食事、バルやレストランでいただいたもの、どれもこれも美味しくてたっぷりの量があり、幸せなひと時を過ごすことができました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする