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2012年/アメリカ・イタリア・スペイン/101分
原題:To Rome with Love
監督・脚本:ウディ・アレン
出演:ウディ・アレン、アレック・ボールドウィン、ロベルト・ベニーニ、ペネロペ・クルス、ジュディ・デイヴィス、ジェシー・アイゼンバーグ、グレタ・ガーウィグ、エレン・ペイジ、アントニオ・アルバネーゼ、ファビオ・アルミリアート、アレッサンドラ・マストロナルディ、オルネラ・ムーティ、フラヴィオ・パレンティ、アリソン・ピル、リッカルド・スカマルチョ、アレッサンドロ・ティベリ
ストーリー:ローマでイケメンと婚約した娘に会うため、アメリカから飛んできた元オペラ演出家のジェリー。フィアンセの父親が驚くべき美声の持ち主と知り、彼を担ぎ出してオペラ界への復帰を目論むが…。著名なアメリカ人建築家ジョンは、建築家の卵ジャックと知り合い、小悪魔的な恋人の親友によろめく彼に必死に警告を続けるが…。田舎から上京したばかりの新婚カップル、アントニオとミリー。妻が外出し、ひとりホテルの部屋に残るアントニオの前に、突然グラマラスなコールガール、アンナが現われ…。ごく平凡な中年男レオポルド。ある朝突然、大勢のパパラッチに取り囲まれ、あれよあれよと大スターとなってしまい…。~allcinemaより
愉快な夢を、ローマを舞台にした陽気な夢を見ているような、あるいは大人のための軽快なそしてちょっとだけ苦味がある童話が書かれた絵本を読んでいるような・・・。そして訪れたことのない私にとっても、ローマに行ってみたいなと思わせる、この街の魅力が伝わってくる作品だった。
ローマという街の魅力を背景に豪華で達者な俳優陣によって可笑しくも奇妙で奇天烈にも思われる話が繰り広げられる。それは、どこかシュールでそれでいて現実的で・・・不思議なとらえどころのないふわふわした感じを味わわされる。
そして、やっぱり可笑しかったのは現役のテノール歌手ファビオ・アルミリアートの熱演&怪演による『シャワー・オペラ』~
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