Casa de lápiz:鉛筆庵

鉛筆庵に住む鍵盤奏者が日々の生活の徒然・音楽などを綴ります。

パネトーネで卵を入れ忘れる。

2025-02-13 22:36:20 | 食・その周辺

2018年からホームベーカリーでパンを焼き始め、今使っているものは2台目だ。記事こちら

材料をきちんと計量し、入れる順番を間違えずに釜の中に入れれば、ちゃんと出来上がるのである。

なので、今までパン焼きで失敗はしたことがない、この大雑把な私でも。

それが、先日パネトーネを焼こうとレシピを見ながらちゃちゃっと材料を放り込み、スタートボタンを押した。

このパンの場合は25分後にドライフルーツの洋酒漬けを入れるようにとブザーが鳴るのだが、この日はブザーが鳴ったので蓋を開けると「ん?!」なんかいつもと違っている。

なんか内容量が少ないのである・・・そこで、はっと気付いた

牛乳を入れ、卵を入れ、強力粉、そして砂糖、塩、スキムミルク、バタを入れたつもりが、あっ、卵🥚入れ忘れた

どうしよう!、いや、この状況、どうしようもない。

覚悟を決めて、もうホームベーカリーに丸投げ、お任せ。

4時間15分後、パンが焼きあがったので、ドキドキしながら蓋を開けて中を見る。

なんとか、パンの格好をした卵なしパネトーネが出来ていた。ほっ

ただ、膨らみが少ないのでまるでドイツパンのようにどっしりしたパネトーネになった。味はパネトーネのそれだったが。

結局、食べ終わってから、もう一度、今度は忘れ物をしないようにと、緊張しながら同じレシピでパネトーネを焼いた。

今度はよく膨らんで美味しくできた。卵、大事

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演奏会形式によるオペラ『リナルド』

2025-02-09 22:01:55 | 音楽会

演奏会形式によるヘンデルのオペラ『リナルド』公演が2月9日、神田倶楽部によって開催された。

会場は神田倶楽部がいつも練習場として使っている千代田区スポーツセンターの8階の映写室で15:00開演。

出演:リナルド:水野百合子、アルミレーナ:松井綾子、アルミーダ他悪役連合:岩藤眞子・鈴木チヅル、ピアノ:守谷としえ

企画・演出:岩藤眞子

 

思い返せばコロナ禍の頃からこの作品に取りかかり、少しずつ積み上げてきた。

ヘンデルの音楽にどっぷりつかって、オペラの内容を深め合ってきたこれまでの日々。

胸いっぱいに音楽を抱えた幸せな一日となった。

お忙しい中、お出かけくださったお客様に心から感謝いたします。ありがとうございました。

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青い壺

2025-02-06 21:39:52 | 

青い壺(新装版)文春文庫

有吉佐和子著

 

この作品の紹介をしたテレビ番組を見て、読んでみたくなり本屋で探した。

1977年4月に刊行され、1980年に文庫化されたものの絶版になり本屋から姿を消したが、2011年に復刊されてからじわじわと売れ続けているという。

確かに、私が寄った本屋では平積みされていた最後の一冊だったので、思わず買えてよかったと思った。

それから、家で読み、電車の中で読み、次のページが、その次の話が待ち遠しいという感じで読み進んだ。

一話ごとに主人公となる人物はいるのだけれど、全話を通しての主人公はといえばどの話にも登場する『青い壺』なのだ。

壺は何も言わないし、積極的に出会う人物に働きかけることもしない、ただ、そこにいる。

作者はそこで何が起きたかを小説にして書きついでいく。

読者は何が起きた、これからどうなる、あっ、壺は、壺は!と心の中で探し回る。

そして、そこに描かれる人間の姿、生活に興味惹かれて読み進み、時間と場所を旅していくのである。

 

半世紀前に書かれた小説が、ついに累計60万部を超えました。
昭和も令和も変わらぬ人間模様、リアルな生活描写を
青い壺が絶妙に映し出す、絶対品質保証のエンタメ作。

シングルマザーの苦悩、すれ違う夫婦、
相続争いに悩む娘の言葉を聴いてドキリとする親…

人間の奥深く救うドロドロした心理を
小気味よく、鮮やかに描き出す絶品の13話の中には
あなたの知っている人が必ずいます。

「誰かと語り合いたくなる」—-
壺にハマる人、ますます増えています!~文藝春秋BOOKSより

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