今月NHKEテレの日曜美術館で見た『かこさとし 最期のメッセージ 未来を生きる子どもたち大人たちへ』、彼の絵本を懐かしく思い出しながら・・・などと最初のうちこそ思ったりしたのだが、彼が歩んできた道、そして何故絵本を描き続けてきたのかという彼の思いが番組の中で紹介され、思わず居住まいを正して聞き入っていた。
番組HPにはこのロングインタビューについて
「戦争で生き残った自分を恥じ、未来を生きる子供たちへ何かを残したいと、戦後、必死に絵本を描き続けた。その想いを記録した人生最期のロングインタビューがある。」とある。
そしてこの番組中に紹介されたたくさんの絵本の中で、読んでみたいと思ったのが
「絵巻じたて ひろがるえほん かわ」だった。
これは福音館書店発行の「こどものとも」創刊60周年を記念してロングセラー「かわ」を絵巻仕立てにしたという。
番組の中では、この「かわ」の絵本を2冊買ってそれをつなげて川がずっと流れていく様子を作った愛読者がいたという話をしていたが、そのアイデアをヒントに作ったということだった。
その本がこちら↓
広げると7メートル!
(画像は絵本ナビ、クレヨンハウスからお借りしました)
最後の海のページがえほん「かわ」より2頁分描き加えられていて、川が広い海に着いた感じがより広々と感じられる。
これはかこさとしさんによる壮大な生々流転の物語だと圧倒されつつ、楽しんで読んだ。
いつでもさっと取り出して読めるように、近くに置いてある。
福音館書店によるこの本の紹介