オーストラリアでは、どちらかというと
転職は日常茶飯事で、オプションがあれば、レベルアップになるかもしれません。
ただ、転職には、前の職場の上司の推薦や、仕事内容が重要になってくるので、1,2年程度のキャリアは無と言っていいかもしれません。
転職は、スパっとですね。
新しい生活。
忙しくなりますが、わくわくします。
才能があるとかないとか、
向いてるとか向いてないとか、
あるひとつの事を習得するのによく使われる言葉ですが、
私は、まったく、関係ないと思っています。
もちろん、大人から何かを始めるとしたら、関係あると思いますが。。。
3歳、4歳などの小さいころから始めるヴァイオリンにはそれはないと断言できます。
習慣、性格、考え方、価値観、すべては環境によってはぐくまれるべきものだからです。
種がないところには花が咲かないし、
太陽が強すぎても枯れてしまう。
水も根腐れしない程度に。。。
だから、正直、親の負担はかなりのものです。
そう決心したご両親のもとに秀才が生まれるのだと私は思っております。
ヴァイオリンでも、ピアノでもそうですが、
同じ曲を弾いても、吸い込まれる表現をする人がいます。
何が違うのでしょう。
恋の駆け引きと同じような。。。
決して、すべてが感情的ではなく、
冷静に、計算された、何かも感じさせつつ、
とにかく、美しさには超がつくほど繊細で。。
え~!!こんな攻め方、こんな間の取り方ってあり~っ??というような。。
指導者として、そんな表現を教えられればいいのですが、
なかなか難しいものです。
20世紀最高ヴァイオリニストの一人
メニューインを記念したヴァイオリニストのためのコンクールが、
スイスで行われました。
世界中300人以上の応募から、選出された30人。
スイスで決戦を繰り広げました。
そして、なんと!!
ジュニア部門の優勝者。
オーストラリア国籍、メルボルン出身者。
クリスチャン・リ が優勝。
候補者、圧倒的にアメリカ人、韓国人、ちらほら日本と中国。
オーストラリアなんて、彼一人なのに、優勝。
残念ながら私の生徒ではありませんが(笑
あっぱれ!!
オーストラリアのヴァイオリン界は、
エリザベル王妃国際コンクールで優勝したレイ・チェンも産出しており、
レベルが上がってきています。
CHRISTIAN LI / Menuhin Competition 2018, Junior finals
2016年、育児をしながらの仕事復帰。
去年の今頃は不安でしたが、
いざやってみるとなんとかなりました。
お昼休みに保育園に授乳しに行ったり、
授業の合間に離乳食作ったり、洗濯したり、
保育園に預ける時は、毎回胸突き刺さる思いでしたが、
今は、ケロっとしていて家にいるほうが退屈なようです。
何よりも理解ある職場環境に恵まれ感謝です。
音楽学部のすばらしい先生達と😀
オーストラリアの学校に勤める
職員全員に御触れがでました。
アナフィラキシーショックに対応するため
講習を受ける事。
食べ物などにアレルギーのある人は
年々増えていますがここオーストラリアは
かなり多いです。
そんな子供たちをアナフィラキシーショックから
守るべく私も受けました!
オンラインで簡単に自分の好きな時間で出来ます。
講習後は実施試験を受けます。
エピペンと言われる注射器の使い方や
症状の見分け方、ショックが起きた時の対応など
多くの生徒に携わる者としてトレーニングを
受けてとてもよかったと思います。
無事、合格!
春休みも終わり、学校の授業も、レッスンも開始いたしました。
今学期は試験が多く、生徒も私もバタバタしてます。
こちらには、VCEをはじめ、AMEBやら、Trinityやら、とにかく音楽の実技試験が多いのです。
日本でいう漢字検定とか、英検のような感じのものが、音楽実技にもあるのです。
初級から上級まであって、上級以上になると教えられます~みたいな資格がもらえます。
そういった試験の結果が、音楽で奨学金をもらう時や、学生オケに入る時、
大学の音楽部に入るときの、審査目安になってきます。
生徒も試験!となるとやはりやる気にはなるようです。
ただそれだけをゴールとしてやっているとやはり土台は作れないんですよね。
いい意味でも、悪い意味でも、それ以上、それ以下にはならない感じで仕上がっていきます。
とにかく教本が、???の部分が多い(失礼)
いい教本は一歩ずつ確実に能力にさせていくように書かれているし、
いい先生は生徒に難しさを感じさせず、上達させます。
まあ、なんだかんだ言っても、
生徒の練習量と練習の質が一番上達するキーになるのは間違いありません